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アナログレコード巡礼の旅

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The Beatles その 7      Help

突然ですが、先週ようやく「ラバーソウル」のイエローのmonoが、数年越しで自分の予算内の一葉1枚程で落札でき(ただしマト4のセカンドプレス)あとはSGPのイエローmonoのみ(たぶん自分の予算ではこれは無理っぽい)となり喜んでるnaruruです。

ということで、例年通り秋はUKもの、今回はビートルズの「Help」になるのです。

しかし自分的にこのアルバムはビートルズのオリジナルの中でも一番印象が薄い。その原因はわかってます。

つまり、半分サントラであるこのアルバムの肝心の映画の方が全く記憶にないからです(爆)今まで僅かに1~2回くらいしか見る機会がなく、思い出すシーンは4人が雪の上にバターンと倒れるシーン、海辺でなんか大きな女神がいたようなシーン。これくらいでしかないのです。


ちなみに「ヤァヤァヤァ」の方はもう腐るほどみてますので、レコードのA面サントラ部分の曲と映画の場面は全て一致するのですが。



映画「四人はアイドル・・・笑」も再度しっかりみた見たいのです。しかし、わざわざお金出して見る作品でも無いし(もの凄く、くだらん映画だった記憶だけある)しかも、レンタル屋行くとかが、なんか面倒くさいし(結局そこかー)

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もう有名な事ですのでサラッと、手旗信号のHelpではなくNUJVの文字。これのが視覚的によさげだったらしい。

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オリジナルは4人の写真とクレジット。US、日本盤では確か海辺の4人の写真でしたね。一応インナーも純正です。

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実は初めてこの「Help」を聴いたのはカーペンターズのバージョンでして、初めてビートルズのバージョン聴いたときは「えっこんな曲だったんだ」。僕らの世代の洋楽好きではよくあるパターンですね(知らんけど)

さらに言うとビートルズの方はUS盤のバージョンを最初に聴いていたのでイントロはジェームスボンドのテーマ。当然かなりぶったまげました(爆)
さらに、さらに「涙の乗車券」もしかり、「えっこんなにヘビーな曲だったんだ」でした。

Impression
今更ながらじっくり聴くと、かなりフォークロックっぽい曲も多く、「Help」もアコ主体だし、僕が一番最初に自分の意思で聴いた「夢の人」も入ってるし、勿論世紀の名曲「Yesterday」もあるわけだし、ビートルズ風フォークロックの到達点という感じがします。
それと、非常に気になる事が一つ。「Help」のイントロの「Help I Need Somebody ~」のところですが、ここはサビなのか?Aメロなのか?どういう扱いなのかがよくわかんない。ビートルズはサビから始まる曲も多いですが、サビならもう一回は出てくるはずなのに、Helpの場合この部分はイントロだけで終わってしまいます。
ジョンの曲って変なの多いですね。

全体を今回じっくり聞きましたが「このアルバム、結構よいではないか」という感想です(オイッ 怒られるぞ)

My Favorite Songs
ベタな曲は避けていきます(笑)

You've Got To Hide Your Love
もろディランの影響を受けてますね。邦題の「悲しみをぶっ飛ばせ」もステキです。Hey You've Got~のコード感が好きです(クリシェというコード展開だと思う)

I Need You
ジョージの公式2曲目。ボリュームペダル使ってますが、慣れてないのでかなり下手です。もちろんパティの事を歌ってます。後半のハモがアーハモの上にウーハモがかぶってて見事です。

You’re Going To Lose That Girl
ほぼジョン作。邦題「恋のアドバイス」これはナイス題名。ビートルズ大得意のボーカルからいきなり始まる曲。コーラスもほぼ完ぺき。この手の曲の最終形ではないだろうか?

Its Only Love
ジョンは歌詞が気に入らず「最悪だ」と語ってましたが、メロディは最高にジョンっぽくてすごく素敵な曲だと思う。

I've Just Seen A Face
もうこの曲は自分にとって思い入れ強すぎて・・・笑。 詳しくはRubber Soulで書いてます。

Label
イエローパーラフォンのmono、カタログNoはPMC-1255。マトはA-2 B-2でファーストプレスです。

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実はこの個体。ヤフオクで¥3.000円で落としました。盤もジャケも結構きれいですのでラッキーでした。


今回、自分のビートルズの記事すべて読み返しましたが、最初は「日本盤で十分」そのうち「せめてUKのシルバーパーラフォンくらいは欲しい」今では「イエローのモノが欲しい」となってて、物欲というのは恐ろしいなー。と実感してます、が、リボルバー以降のビートルズはそれほど聞かないので次回のリボルバーでビートルズの旅は終わりにしたいと思ってます。


リボルバーも、もうすぐ凄いBOXセットが出るようなので、僕の記事も近々にアップするかも(わからんけど)。



# by naruru-kato | 2022-09-10 14:06 | The Beatles  | Comments(10)

George Harrison その3   Living In The Material Worid

いよいよ、8年目に突入しました。昨年の9月の一発目は何だったかな?と確認したらジョージだった。これにはかなりビックリした。1年前と考えてることが全く同じ、進歩のないnaruruです。さて前置きはこれくらいにして。

唐突ですが、レコードの神様って間違い無くいますよね。僕の場合、年1回は現れてくれますが、お店によっては3年周期で現れることも。今回はそんな話。

普段はほとんどスルーするハー〇オフですが、このチェーン店の場合は3年に1回くらい神様がお出ましになります。

ここはフランチャイズ制もとっているので、オーディオ屋さんが経営してる店舗はかなりオーディオ強かったり、レコードがまぁまぁイイのあったりします。

前回の降臨はジュディシルでした。この時のレポートは追記でここに載せてます。

さて、仕事の移動中のことでしたが、ちょうど車が渋滞で止まった真横にブッ〇オフ蟹江店があったので、「時間もあるのでオーディオ関係の古本でも見るか」と車を駐車場に。しかし何も収穫はなかったのですが、ここは2階がハー〇オフになっていて、フラフラと階段を登りました。

オーディオ関係もろくなモノがないし、レコはジャンクっぽいのばかりで「どーしよーもない店だな」と思いつつ壁レコから後光が光るレコが。

大滝詠一と横浜銀蝿の間にジョージのこれが、プライス¥2.500円。

「日本盤の帯なしで強気な値段やな」と思いつつも何故かジャケがピカピカしてるのが気になり、ジャケ裏を見ると「Made in England」の文字。


「うっ」となり店員に了解も得ずその場で中のレコを(カビだらけ)取り出しレーベル、マトを確認。マトはA-4U。B-2U。4というのが引っかかるが間違い無くオリジナル。スリーブも茶色のやつ、歌詞カードもある。

このレコが僕を呼んでいたのです。速攻でレジに、店員は「これはジャンク扱いなので返品できませんがいいですか?」と「返品なんてするか、このボケがー」と心の中で勝ち誇った雄叫びをあげ連れてきました。


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このように陳列、凄い違和感あった。ちなみに大滝さんのは一葉くらいしてた。


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帰って先輩ブロガーさん達の記事を何本か読んでみると、このマトがファーストでした。ちなみにこの「Living~」UKファーストプレス。他のお店での相場は7~9千円くらいでした。

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オリジナルの茶色いスリーブと歌詞カードです。


ゲイトフォールド、パキパキ言うのでそんなに何回も広げたくないですが、一応こんな感じ。左はフライヤーパークでの野外晩餐会風

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ジョージの右の人(ニッキーホプキンスであろう)の胴体と首が繋がっていないような写真がキモい (汗



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Impression
このアルバムはジョージの優しさが溢れてる感じがします。穏やかな声、ジョージしか出せない優しいスライドギター。スライドギターというのは攻撃的な手法だと思ってますが、ジョージのスライドは「やっぱジョージだよなー」的な感じで音色が優しいのです。他の人のアルバムで聴いても直ぐに分ります。
最高傑作は「All Things Must Pass」というのがやはり一般的ですが、あれはフィルスペクター色が強すぎて楽曲は素晴らしいですが、2枚組一通り聴くと(3枚目のジャムは聴かない)もう当分聴かなくていい。と思うのですが、この「Living~」は何回でも聴けます。

本当のジョージハリスンはコレじゃね?

My Favorite Songs
Give Me Love
愛を下さい。と神様にお祈りしてる曲ですが、ここでのスライドギターは本当にジョージの最高演奏では?

Sue Me, Sue You Blues
ジェシディビスにバングラのお礼にあげた曲(笑)。ジェシのアレンジはドロドロのスワンプ全開でしたが、ジョージのアレンジも気持ちいいです。

The Light That Has Lighted The World
前作の隠れた名曲「Isn't It A Pity」の続編のような非常に美しいバラード。オープニングからここまでの3曲でノックアウトです。


Label
アップルのスペシャルレーベル、カタログNoPAS-10006は マトは書いた通りです。

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予想通りパチパチ音が凄かったので、劇落ちスプレー散布し歯ブラシでゴシゴシ、その後オヤッグ塗ってカビを落としたらかなり雑音は消えました。

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以前から家にあった日本初回盤。定価2000円(向かって右)と比べてみましたが、日本盤も悪くないです。ジョージの年表がついた(読むだけで2時間はかかる)ブックレットが素晴らしく売るのはよそうと思ってます、が、もうレコ棚に入らないので床置き第一号に(爆) ブックレット抜いて売るのも大人げないし(笑)



前回、いろいろ愚痴を吐露しましたが、多くの方々よりアドバイス頂き、こんな感じの緩~いブログで今後も行きたいと思ってます。




# by naruru-kato | 2022-09-03 10:00 | George Harrison | Comments(20)

Jackson Browne 最終回  Downhill From Everywhere / Standing In The Breach

8月最終は毎年ジャクソンブラウン(以下JB)なのですが、もうそろそろ終わりにしたいと思って、昨年出た最新作の「Downhill From Everywhere」とその前の2014年に出てる「Standing In The Breach」の二枚同時投稿にします。

まぁこの時期(ほぼ現在)のJBはやってる音楽そんなに変わらないし、勿論安定の素晴らしい作品です。


それよりも、自身の事を少し。

このブログ、来月から8年目に入ります。なんとか毎週末記事をUPし続けてはいますが、最近少し疲れてきました(すでに毎年自分の文に飽きてきてるとか書いてますけど)なんとか年内くらいは毎週書ける気はしてますが、この後いつ終われるのか?どーいう風に幕引きするのか?多少考えてます。そのうち毎週が隔週になり月一くらいに、さらに気が向いた時になってそのうち消滅する。そんなふうに思ってます。
(実際に、もう一つの釣り、マラソン、アウトドア、家族などの事を書いてるブログはそのようになり5年前から放置)

一応記事のネタはあと10年分くらいは余裕でレコありますが、自分のボキャブラリーの無さもあり、過去投稿を見返すと、結局同じような文章、文体、ばかりで「つまらんブログだな」と思ってしまったから。

一応、文章は十分気を付けて書いて、UPするまでに何度も読み返していますが、文字の打ち間違い、変換間違いも多いし、同じ接続詞の連発もあり、下手な文だな。と思ってます。こんなショーもないブログに付き合っていただいてるコメンテーターの方々には深く感謝しています。

以上、今思ってることです。

さてJBですが、まず昨年出た最新作です。 2007年の「Time The Conqueror」までは自分の顔をアップ写真の画像をジャケにしていますが、だんだんアップに耐えられない老人の顔になってきたのが分かったのか(爆)その後からはジャケの趣向が変わりました。

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なにやら意味深いジャケ、

歌の内容はこのところ取り上げてるハイチでの政治、環境問題。アメリカの民族的な問題などらしいですが、日本盤CDは買ってないので本当の歌詞の内容は知りません(汗)

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内ジャケです。ただのチョイ悪風老人のようですが、カッコいいです。この場所、海に突き出た桟橋の下だと思うのですが、ブライアンウィルソンの2015年のソロ「No Pier Pressure」も同じ場所で撮られてるような気もする。なにかリンクしているのだろか?


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JBは相変わらずツアーも続けていて、つい先日もインスタでニュージーランド、オーストラリア回るツアーも発表されてました。そのうちまた日本にも来てくれるかも。

アルバムは1曲目から最後までJB節全開です、この中から1曲だけ選びます。

自分的ハイライトは「A Human Touch」です。エイズ治療の看護婦、医師らのドキュメンタリー映画のために書き下ろされたレスリーメンデルソンと共作、共演したこの曲が素晴らしすぎる。

ちなみにレスリーメンデルソンという人はNYのSSWで、今回初めて知りました。JBは共作といってもほとんど曲はできていて自分は少しだけサビの部分を手伝っただけ。と語ってます。

ファーストヴァースはレスリーの唄、セカンドヴァースがJB、この時JBの歌いだしの歌詞「Everebady~」が、うわぁージャクソンの「Everebady~」だ。という感じで素晴らしいのです(わかる人にはわかってもらえると思う)


一応貼りつけときます。




続いて2014年に発表された「Standing In The Breach」です、このジャケは2010年のハイチでの大地震の写真。
タイトル曲でもあるこの曲は地震でできた地面の裂け目のことを表しています。

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JBの新譜が出る。という情報を得て日本盤のCDを速攻で買いました。しかし初めてこのアルバムのジャケを見たときは(意味が分からなくても)図らずショックでした。JBのアルバムジャケで、このような写真が使われたのは初めてでしたから。きっとこのアルバムは何か凄い意味があるのだろうと思ったのです。

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その後3年前にレコードで買いなおしたのがこれなのです。ゲイトフォールド広げるとこんな感じのショッキングな写真。


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内ジャケです、最新作と比べると現在はかなり老人化が進んでる(笑)

1曲目の「The Birds Of St mark」はかなりビックリです。まるでザバーズの「ターンターンターン」かっ(笑) というような12弦ギターのイントロ。そしてサビのソロ。ほとんどバーズ、この曲はデビュー前に作られた曲です。これも張っておきます。


そしてもう1曲はタイトルの「Standing In The Breach」6分超えるJBとしては長尺曲。

「JBの長尺曲に駄作なし」と僕は思ってますが歴代の「For Everyman」「The Pretender」「Hold On Hold Out」などの名曲に引けを取りません。素晴らしいです。

この時JBは日本ツアーに来てくれました。名古屋は愛知県芸術劇場という2.5千人超えの大ホール、しかし1階しか埋まらず、多少寂しさもあったものの、大満足の公演でした。


まだまだ元気そうなJBですので今後も新譜出ると思います。出れば勿論買いますが、ニールヤング、ディランのようにやたらめったら未発表などは今後とも出してほしくないですね、お金続きませんから(爆)









# by naruru-kato | 2022-08-27 07:57 | Jackson Browne | Comments(23)

Creedence Clearwater Revival 最終回    Mardi Gras

先週、予告したシェルターのあの人、つまりJJケイルなんですが、セカンドのリアリーを書こうと思い実際3行くらい書いたのですが、それ以降全く筆が進まず((^_^;

大体、例の全くやる気無いボソボソしたボーカル、しかもこの後盛り上がるのか?と思わせといて歌いながらフェイドアウトしていく曲の多さで、書くことが全く出来ず完敗しました。

と言うことで、前回の5月の投稿でも「筆が進まないときはCCRです」的な言い訳投稿になりましたが、今回も同じようにCCRに助けてもらいました。

しかし、遂に最後のアルバムになってしまい、これでCCRはおしまいになります。

前作でトムが脱退し、3人体制になったこのアルバム。はっきり言って全てのCCRファンの間では「完全なる失敗作」と言われてます(キッパリ)

このアルバムの価値は「CCR=ジョンフォガティであった」事を再認識するためのアルバム。と言う以外存在価値はないのです。

つまり、ダグクリフォード(コスモ)とスチェも「俺にも歌わせろ」と言い民主的に1/3でリードボーカルを分け合い、さらにプロデュースもしているのです。この二人の曲はCCRの楽曲としては酷すぎる(コスモは多少聴ける)のです。

ジョンもインタビューでこう言ってます「だから言わないこっちゃない」

でも一つだけ自分が思うに、このアルバムのジャケは大変素晴らしい、CCRでも1番の素晴らしさ、と思うのです。


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ヌメヌメした質感にインディアン風な少女のレトロっぽい写真、その周りのCCRの文字は凸凹加工してあります(再発、日本盤などは同じ加工かどうかは調査不足)


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裏ジャケも感じいいのです、一応仲良く三人で撮ってますが、ジョンの内心は「余計な出しゃばりしおって、この二人め」と穏やかではないはず(爆)

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ここでもタイトルの「Mardi Gras」のみ浮き出てます。



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ちなみにタイトルの「Mardi Gras マルディグラ」とはリオのカーニバルとおなじくらい有名な謝肉祭の一つ。詳しいことはWikiで見て下さい。


しかし、タイトルとは裏腹に、ジョンも今回はスランプなのか、全盛期のCCRの楽曲のような素晴らしい曲は出来ていません。ただしギターはかなりイイ録音がなされていて結構見事なアドリブ効かせてくれてます。

あとの二人ですが、コスモはこの後ソロアルバムも出ます、と言うことでわりかし聴かせる声ではありますが、ジョンに言わせると「歌いたいならソロでやりな」という感じでCCRのレベルではないです(っーか何度も言いますがCCRの声はジョンですから)

スチェの方は、もーどーしよーもないレベル。ジョン風に言えば「歌いたかったら家で歌いな」レベル。とてもプロのアルバムに入れれるボーカルではないですね。

しかも二人とも3曲ずつくらいやってるので、せめて1曲だけなら我慢出来るが。これでこのアルバムは台無しになってる。

いろいろ、二人についてめちゃくちゃ書きましたが、「CCRはコスモ、とスチェのリズム隊がいいのじゃ」という人には申し訳ありません。


My Favorite Songs

Need Someone To Hold
オープニング2曲はどーもイマイチで、いきなり散々コケにした二人のうちコスモの曲を取り上げました。でもこれまぁまぁイイです、味わい深いです。

Train Up The Country
これもコスモの歌ですが、ここではジョンがジエームスバートンのような見事なカントリーリックのギターを聴かせてます。

Someday Never Cames
ジョンの歌です、厳しい言い方をすると、ジョンの楽曲のレベルまで到達していない感もありますが、このアルバムの流れで聞くとA面最後のこの曲がけっこう染みます。CCR最後のシングル曲になります。

Hello Mary Lou
カントリーの怒定番のリッキーネルソンのカバー。コレやりたがる人多いですね。 ここでもネルソンのバンドのギタリストであるバートンのリフと同じように弾いています。

Sweet Hitch Hiker
最後にジョンのいかにも彼らしい曲。これはイイ出来です。ボトム刻むギターがズンズンきます。これぞCCR、これぞジョンフォガティ。

レーベルです。ファンタジーのブラウンのオリジナル、カタログNoは9404、 マトはA面B面とも記名無し、11という機会打ちの数字が見えますが、これがマトかどうかも不明です。

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これが、また薄い薄い。ペランペランのレコードですが、ファンタジーはこの厚み多いです、しかしけっこうな爆音です。


一応このアルバムは全米12位まであがりますので、ヒットはしましたが、どの本読んでも「イマイチなアルバム」という評価しかなく、リアルタイムでのミュージックライフの評価も「バラエティにとんだアルバム」とお茶を濁しています(笑)

最後にレココレのCCR特集での小尾さんの文章が気になるので引用します。

「カントリー/ロカビリー的な側面からCCRの音楽性を振り返ってみたが、喉元つかえて離れない気持ちがある、初期の熱情に溢れ返った骨太のR&Bグルーブ、スワンプ感覚を後期の彼らはなぜ奥に引っ込めてしまったのだろう?」

こんなことが書いてあります。確かにライブでは最後までオープニンは「Born On The Bayou」ラストは「Keep On Chooglin」と徹底していたのにスタジオではこーいった曲はなくなりましたからね。

まぁカントリー系のロッカバラードの方がアメリカ人には受けがよかったのでしょうね。












# by naruru-kato | 2022-08-21 20:45 | CCR | Comments(16)

Tom Petty その2   Tom Petty & The Heartbreakers

暑苦しいシリーズ第二弾、は同じくシェルターのトムペティアンドハートブレイカーズのデビュー盤です。発売は1977年11月。ただし、トムの場合は暑苦しいよりも「熱い男」という感じですね。

実はトムはこの作品以前にマッドクラッチと言うバンドでシェルターからシングル盤が出ていて、リオンとの共同作品も録音しているのですが、リオンはシェルターを離れてしまい、お蔵入りに。

シェルター社長のデニーコーデルは落ち込むトムを励まし、ハートブレイカーズの結成をトムに持ちかけ、遂にこのバンドでアルバムデビューします。





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まず、この写真がカッコイイ。新人のくせに実に堂々として、さらに不敵な笑み、見事な写真の上にこれまたカッコイイ、バンドのロゴ。

ハート印を引き裂くようにギブソンのフライングVが。しかし、なんでフライングVなんだろう?昔はトムがコレを使っていたのか?。トムと言えばリッケンバッカーが一番似合ってるような感じですけど。


裏ジャケではトムの回りにバンドメンバーが、スタンランチ、ベルモントテンチ、マイクキャンベルのこの後も主要なメンバーはすでにいます。

裏ジャケとしてもかなりの格好良さ。

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プロモーション用のバンド紹介シートがつきます。

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その裏は表ジャケのトムの他の写真のネガ。

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別段、どう、と言うことはないですが、オリジナルという意味でこのシートは無くてはいけませんね。

この盤はかなり苦労しました。本当になかなか見つけられず、オークションでも見かける事なく。DUで見つけたときは「ひっやっほー」でしたが値段がけっこうしてて(確か英世4枚投入した記憶が)、SORC店長も「トムって結構な値段するんだわ」と行ってましたけど、ちなみに今DUでセカンドのプロモが出てますが16.800円という信じられない値段で、勿論買えません。

思わず例のバイトの娘のMさんに「高くて買えんわー」と愚痴こぼしたら「ですよねー」と相づち打ってくれました(笑)

Impression
ここにデビュー盤、セカンドアルバムのミュージックライフのアルバム評があるのですが、両方ともローリングストーンズに凄く近い存在、第二のストーンズ、トムの声はミックそっくり。などという内容です。
まぁロックンロールやってるからそれもありかも、と思いますけど。トムにはブリティシュロックバンドのようなブルース的な要素は全くなくて、あくまでフォークロックをフォロワーしてるバンドだと思ってます。ザバーズの影響がもっとも強いのは明白ですからね。

しかし皮肉な事にアメリカでは当初パッとせず、最初はイギリスで火がつき、その後全米でも44位の中ヒットまでは行きます。

但し、この頃のシェルターは終焉に近く、この程度のヒットではレーベルは救えなかったのです。70年台の終わりと共にレーベルは消滅しトムはMCAのバックストリートレーベルに移籍するのです。

My Favorite Songs

Rockin' Around(With You)
デビュー盤の1曲目としては、かなり異質。テンポの速いカントリー&ウェスタン的なロックンロール。すぐに終わってしまいますがインパクト大。

Breakdown
最初のシングルヒット曲。ここでの声がミックジャガー的、とML誌では書かれてますが、確かにそんな感じはする。

The Wild One,Forever
アコでのイントロが凄く気持ちいい、後のソロアルバムでのフルムーンフィーバーの原型のような感じでイイです。

Anything That's Rocknroll
いかにも3分間ロックンロールの典型的な曲。斉藤和義の「ずっと好きだった」の原曲、これじゃね?(笑)(ちなみに斉藤さんのこの曲のプロモビデオは最高ですね)

American Girl
泣く子も黙る(笑)トムの代表的なロックンロール、何も言うことないです。黙って聞いて下さいレベル。

Label
シェルターのオリジナルのイエロー(またはオレンジ)カタログNoはSRL-52006。マトはA-1、B-2でした。


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来週もシェルターの人の予定。まぁほとんど誰だか分ると思いますけど  (^_^; 。


昨日から6日間の夏休みです、初日はランニングづくし、昨日は渓流釣り(濁流で釣り出来ず・・・泣)。あと4日間は特に何も予定無し。しかしレコ屋に行くことは絶対無いし、毎日レコード聞いてても飽きてくるし。


困ったな(爆)






# by naruru-kato | 2022-08-13 15:20 | Tom Petty | Comments(32)

大好きな1963~76年くらいのUS、UKロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分が所有しているレコードについて思うままに書いてます、但し評論家ではありませんので難しい事は書きません。ジャケットについても同じように思ったことを書いているだけの自分本位のブログです。


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