アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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2016年 今年の収穫     会心レコその 他

今年も昨年同様、レコ屋を1年回って収穫したレコの紹介、およびショップの紹介をします。

昨年はやたらめったらレコ屋を廻り、かたっぱしからゲットしたわけですが、今年の初頭からなるべくオリジナルを買おうと思い、そーいうのがなかなか巡り合えない某有名チェーン店は行かなくなりました。そして僕の趣味がロック王道からいささか外れかなりマイナーな(それでもマニアから言わせれば有名盤じゃんってなことになりますが)盤を集めだしたのでますますレコ屋が限られてきました。

今年はほぼ下記の4件に絞ってみて回ったのです。


まず、名古屋市内は中古レコ屋のメッカ大須に構えるグレイテストヒッツさん。

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ここは日本初盤帯付きがとんでもない値段でおいてありますが、USオリジなどは信じられないくらい安いのをたまに発見します。さらにバーゲンコーナーは300円ほどですので、オリジが高くて買えないレコの帯無し日本盤などはずいぶんゲットしてきました。


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このJDサウザー(本当はサウサーというらしい)のファースト、アサイラム白レーベルのオリジは500円でした、オーナーのTさんに「なんでこんなのがバーゲンなんですか?」と聞いたところ、「こんなの誰も買わんでしょ」と言われました(笑)
いらなくなったCD、レコもここで買い取ってもらってますのでありがたいお店ですねー。

もう大須ではここ以外のレコ屋は行かなくなりました。




次は栄、住吉にあるサンオブスリーサウンズさん。アナログ専門店です。
店内在庫は2万枚くらい、それに隠し棚もあります。

たまに貴重盤を見せてもらいますが、値札が貼ってあるにも関わらずオーナーのMさんは「これは売る気ないです」ときっぱりと言ったりしてズッコケます(笑)

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頻繁に栄町ビルのセールにも出店しています。


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これは秋の祭事、その時見つけたダンペンのアルバム、リプロ盤でしたから2500円ほど。


いつも顔を合わせると「これ、お勧めですよー」という僕が全然知らないレコを教えてくれるのですが、僕的にハズレが多いのが笑えます。

駐車場の代金とか余分な失費がかかるので最近は以前ほど行かなくなりましたが、
年2回あるバーゲンは顔を出してます。



千種区の覚王山プラザビル2Fに構えるSORC(ソーク)さんです、正式名はSpace Of Rock Classicsです。

ここは大好きなお店。UK盤が得意で多少値が張りますが、女性オーナーのOさんも「うちは高いからーねー」なんて言ってます(笑)


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でも、ここはお店で大変おいしい珈琲を出していただき、さらにお菓子もつけてくれるのです。
(お菓子はたいていの場合常連さんの差し入れなのです)
カウンターで知らない常連さん達と音楽話に華を咲かせることができ大変楽しいひと時を過ごせます。
名古屋の有名珈琲チェーン店であるコ〇ダでお茶を飲むと400円ですので、ここのレコは売価-400円と僕は考えてます(爆)








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見ての通りおしゃれな外観、たまに好奇心で女子高生もやってくるそうです。




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ジェフリーコマナーのセカンドアルバム、これはいいですよー
値段はそこそこしましたけど。



天白区にある謎のレコ屋(と僕は呼んでいる)ナカシマレコードさんです。

ここは以前はマンションのB1Fにあったのですが(ここもわかりずらかった)引っ越しをして現在は通販専門でやっていますが僕は月一回事務所にお邪魔してレコを受け取ってます。


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どういうことかというと、僕が欲しいレコのリストを渡してあり、そのレコの僕が出せる予算、毎月の購入予算を提示しているので、その中からオーナーのNさんがいろいろ物色して海外から入荷してもらうのです。僕は毎回訪れるまで「今月は何かなー」という感じでお店に行き「はい。今月はこの3枚ねー」という感じで受け取るのです。

こんな買い方しているのは僕だけかどうかわかりませんが、ひとまず欲しいリストから支給されるので当然はずれはない訳です。


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今年の一月、初めて訪れ物色してるとき「何か探してる?」と聞かれ、とっさに「ローラニーロのセカンド、マークベノの雑魚が欲しいんですよ」と言ったら両方ともあるよ。といわれ奥から持ってきてくれました。しかも1500円と800円くらい。


なんなんだこの店は。かなり驚きました。それから月一で必ず行ってます。


ちなみに僕はジャケはボロでもいい、と言ってますので、たいていの場合予算よりも安いのです。


場所は秘密です、どうしても行きたい人はお店のHP探して電話してみることです(笑)





次は今年かなり利用したオークション。

ヤフオクで毎回入札が僕だけ(または1人くらい)の絶対に落とせる出店者さんを発見。

その人から買ったこれです。


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ずーと探していたジェシデイビスのファーストアトコオリジ。これも僕一人の入札でしたので最低金額で落とせました、普通の相場の半値くらいでした。





最後に今まで紹介したレコのオリジを買いなおしたものを紹介します。

まずザバンドのファースト、日本初盤しか持っていませんでしたがオリジをゲット。



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左が日本初盤(スリーブ)右がオリジ(ゲイトフォールド)

ただしBD表記があるのでセカンドプレスくらいかな。
音の方は日本初盤頑張ってました。双方とも同じくらいの素晴らしい音でした。




ジャクソンブラウンのファーストです。


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左、エレクトラアサイラムのUS再発盤、右がオリジナル。質感が全く違います。オリジはザラザラのテクスチュアー加工です。

これはファーストプレスは上からレコを出すのですがこの盤は横からです、セカンドプレスくらいでしょうか?音の方は文句なくオリジが素晴らしいですね。




またもジェシデイビスのセカンドのウルル。


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左が日本見本盤、右がオリジ。音は全く同じです。ジャケの写真が日本盤はピンボケです。

それくらいの違いしか判りません。  まぁこれは2枚持っていてもいいかな。


以上で今年の収穫(会心レコード)は終わりです。


今年は秋から急激に閲覧数が伸びてこのブログもモチベーションが上がってきました。


来年も週1回UPを目標に頑張りますのでよろしくお願いいたします。






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by naruru-kato | 2016-12-29 18:13 | ●今年の収穫 | Comments(0)

Sandy Denny その3     Rendevous

英国フォーク&トラッド特集も最後を迎えました、最後はやはりペンタングルで行こうと思い、再度所有の3枚を聞きこみましたが・・・ やはり断念 このバンドは現状の僕の知識では難しすぎたので諦めました(涙)

という事でまたもやサンディデニーです。計8回の記事でサンディ関連が4回です。どんだけ好きなんですか?
っーか、もともとこの人の声を知ってこの世界に入ってきたのでしょうがないのです。

今回は遺作となってしまった4枚目のランデブーです。


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テムズ河(かな?勝手に決めるな)の畔の電話ボックスにもたれ何を思う?

本来はセカンドのSandy 、サードのLike An Old Fashioned Waltz の順番で話を進めなければならないのですが、実は僕はこのランデブーが一番良く聴いているのです。

最高傑作はセカンド、最高ジャケはファースト、というのが一般的な評価でしょうか?それが証拠に有名コレクターの,せみまーる氏が書いている本のUKフォーク&トラッド紹介ページにはサンディ参加時のフェアポート、フォザリンゲイ、ソロの1~3作目までの紹介はあるのですが、このランデブーは載っていませんでした(笑)

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しかし、僕的にはこのアルバムが一番聴きやすいのです。なぜかというとこのアルバム初期の頃のようなトラッド&フォークの影が薄れ、女性POPアルバムという感じで、かつてのような凛とした崇高さは無くなり、その分解りやすいという感じです。アメリカ市場を意識したのでしょうか?


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裏ジャケです、ただ単に表の写真を弩アップにしただけ(笑) ジャケに関してはかなりの手抜きです。当然ピンボケです。

クレジットを見ると今回も凄いゲストが。



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トレバールーカス、ジェリードナヒュー、トンプソンのギター。デイブマタックスのドラムなどのフェアポート組、スティーブウィンウッドもオルガン弾いてます。
僕がこのアルバムが好きな理由はギターの音色、フレーズが素晴らしい(僕好み)ので良く聴くのです。今回はトンプソンは1曲のみの参加ですが、ジェリーは4曲も弾いています。特にロングトーンの伸びがあり艶やかなギターソロはたまりません。

ところで、アルバムの下にマスタリングBY Sterling スタジオという文字を見つけました。これは、音が劇的にイイSterling社がカッティングを行った、という事です。良く中古レコ屋のアルバム紹介にSTERLING文字あり と書いてあるやつです。

もしや、と思い。サンディの残り3枚の盤も見ましたがすべて、この刻印が入ってました。音がいいはずです。


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実はこのアルバムは当初かなり適当に考えていて、中古レコ屋の店長から「実はこのランデブーが一番入りにくい」と聞かされ、それならばどーしても仕入れてくださいという事になりUK盤で取ってもらったのです。


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曲順です
A面
-1 I Wish I Was a Fool For You
-2 Gold Dust
-3 Candle in the Wind (Elton John, Bernie Taupin)
-4 Take Me Away
-5 One Way Donkey Ride
B面
-1 I'm a Dreamer
-2 All Our Days
-3 Silver Threads and Golden Needles" (Jack Rhodes, Dick Reynolds) 3:40
-4 No More Sad Refrains

A面-1のイントロ一発目で今回のアルバムは今までと違う感が凄いです。-2は自作のジャズっぽい意欲的な作品。-3は勿論エルトンジョンのマリリンモンローの事を歌ったキャンドルインザウインド。ダイアナ貴の追悼歌にもなりましたあの曲です。ここでトンプソンのギターが炸裂。
-4も素晴らしい曲。ここではジェリーのギターが爆発。

B面の-1もジェリーのギター、天に昇天しそうです。-2はなんか映画のサントラのような曲なのですが残りの2曲も素晴らしいです。


レーベルです。

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オリジナルだと思うのですが、アイランドはあまり良く知らないので(汗)
Hannibalというレーベルがオリジナルという記事も見つけたので、さらに良くわかりません(汗)

このアルバム発売後の1年後に痛ましい事故でこの世を去ってしまうサンディです。このアルバムから女性シンガーというのを意識してアメリカ市場を狙ったのであれば残念でなりません。ずーと活動していたら、例えばリタクーリッジのような国民的な歌手になっていたかもですね。(例えがすこし悪いですが)


今回でUKフォーク&トラッド特集はおしまいです。ただし機会があるごと取り上げていきます、特に秋~冬は夜聴くのにはちょうど良い音楽ですから、ちなみに今後はリチャードトンプソン関連を買って行こうかなーと思ってます。


今年最後の記事を大晦日に書くつもりです、今までで一番閲覧数が多かった記事、「今年の会心レコ」今年収穫した中でも値段、やっと探せた、などの一枚をショップごとに分けて紹介します。




購入レコ屋   ナカシマレコード

購入金額    4500円















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by naruru-kato | 2016-12-25 12:40 | Sandy Denny | Comments(2)

Ian Matthews その1   Tigers Will Surviver

UKトラッド&フォークということで特集しているのですが、はたしてイアンマシューズは該当するのか?という疑問を抱きながら今回は取り上げました。
(ネタがつきそうなんですよねー)
ひとまずはフェアポートコンベンションのオリジナルメンバーという事でフェアポート周辺のSSWというのが一番この人らしいジャンルでしょうか(アメリカに渡ってからはイメージ変わりますが)

この人はファアポート脱退後にサザンコンフォートというソロともバンドとも取れるアルバムを3枚ほど発表していますが、そちらはカントリーロックという感じでした。
実際のソロファーストはIf You Saw Thro’ My Eyesというアルバムだと思うのですが
(これはそのうち取り上げます)セカンドの今回のアルバムが一番である。という文献を見かけましたのでセカンドから始めます。


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よくわからないジャケなんですが、結構有名ですよねーこれ。僕も誰のアルバムか知らなかった頃からこのジャケは知ってました(笑)

僕の感想は、この人はトラッド&フォークには向いていない甘い声、やはりアメリカのSSWっぽい感じが凄くします。サンディーとのハーモニーは最高でしたがフェアポートがエレクトリックトラッドに移行していく中でアメリカのSSW、フォークっぽいのをやりたくなったんで辞めたのでしょうね。


実際アメリカに渡ってからの選曲のセンスは素晴らしく、トムウェイツ、ジャクソンブラウン、ダニーウィットン、ランディーニッーマン、スティーブヤングなどのヒットしたナンバーを取り上げています。

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ゲイトフォールドの全開写真。縦型になってます(1STも同じ仕様)ネイティブインディアンの女性の写真でしょうか。



内ジャケです。


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全体にテクスチャード加工された渋い色合いのジャケですね。


ところでこの盤は当初安いUSオリジを購入したのですが聴いてみるとミスプレスがあり針が途中で止まってしまう怪奇現象が起き、お店で交渉し少し追金を出してUKオリジと交換してもらいました。その時凄い事実が判明。

なんとUK盤とUS盤ではA面B面が逆になっていたのです、これはお店のオーナーも知らなくて「こんなこともあるのですねー」という事になったのです。



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つまり、UK盤の1曲目 Never AgainがUS盤ではB面1曲目なのです。
どーいう意図だったのか解りませんが、例えばビートルズのSGPがA、B面逆だったなんて考えられませんからねー(笑)


アルバムの印象は、全体に霧のかかったSSWという感じで、まだイギリスの情緒有る風景を思わせるような傑曲がそろってます、ただし、これはという印象を残す曲が少ないかなー あくまで私的意見ですけど。


この人は声質はなよなよしてるところが凄くイイのですが、ヒット曲作る才能には恵まれなかったのかなー。



曲順です
A面
-1 Never Again
-2 Close The Door Lightly
-3 House of Unamerican Blues Activity Dream
-4 Morning Song
-5 The Only Dancer
B面
-1 Tigers Will Survive
-2 Midnight on the Water
-3 Right Before My Eyes
-4 Da Doo Ron Ron
-5 Hope You Know
-6 Please be My Friend


白眉はやはりA-1、B-1かなー。その他はというと。
A-2 フェアポートでも取り上げたエリックアンダーソンの曲です。よっぽアンダーソンが好きなのか?
B-6のアメリカを凄く意識した曲が好きですねー


レーベルです。

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レーベルのブランド品といわれる「バァーティゴ」の小渦のオリジナルです(笑)


このレーベルは表と裏が違っていて



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こちらがA面です、これをターンテーブルで回すとどーいう事になるかと言うと



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こんな感じになります。まさに洗濯機をずーと見ているのと同じ感覚になります(爆)

この人の作品はUKソロ&USソロの2枚づつ持っていますが、PLAINSONGというブラックホーク99選に選ばれているレコだけはほしいと思ってます。



イアンマシューズはUSに渡ってさらにアメリカナイズされアメリカン西海岸のような音楽を発表していきますが、イギリスにいた頃のアメリカを思って作ったアルバムのほうが、断然僕は好きですねー、どことなくイギリスの香りがしているからね。




AOR全盛時にはStialin HomeというアルバムからShake Itなんかのヒットを飛ばしますが、あまりにもこの人の声はAORにピッタリ過ぎて(例えばボビーコールド、クリストファークロスなんかと同じ感覚)今の僕にはNGでした。


さーて次回で2カ月に渡ったUKフォーク&トラッド特集も次回で終わりにします。

最後はやっぱあの人のアルバムかな(笑)



購入レコ屋  サンオブスリーサウンズ

購入金額   4500円くらい












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by naruru-kato | 2016-12-18 11:27 | Ian Matthews | Comments(2)

Vashti Bunyan       Just Another Diamond Day

幻の女性フォークシンガー、ヴァシュティバニアンの再発のレコが手に入りましたので紹介します。
なぜ幻か簡単に説明しますと(いろいろPCで調べてみました)この人は当初ストーンズのマネージメントのアンドリューオールダムに見出され、ジャガー&リチャーズの楽曲で1965年にシングルデビューしたのですが、その後音楽業界に嫌気がさし彼氏(旦那?)と荷馬車に乗って放浪の旅に出たのです。その時の事を歌にしていてその後あのフェアポートなどのプロデューサーのジョーボイドと出会いこのアルバムを作ったそうです。1970年の事です。その後また放浪の旅に出て行方不明となりますが2000年頃このアルバムが評判になっていることを知って再度CDで再発を出し、セカンドアルバム発表、ついには奇跡の来日公演を行い自身でもう最後と呼ぶサードアルバムを出したのです。


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このアルバムのオリジナルはわずか100枚程しか出ていないそうな。

SORCさんで再発を2500円で手に入れた事を話し「オリジは25万はするんでしょうかね?」とO店長に話したところ、「いやぁーオリジは出てこないでしょう」との事でした。CDで出ているのは知っていましたが、レコで再発があることは知りませんでしたのでラッキーでした。


バニアンさんの写真と絵で合成されたこのジャケ。実はこの人はどーせ買えないのだから音楽も聴くのを辞めよう、とYouTubeで検索していなかったので、針を降ろすまでどんな音楽か全く知らなかったのですが、ジャケの通りの音楽でした。

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ゲイトフォールドの全体画像。ほのぼのしたジャケが素敵ですねー



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内ジャケです、たぶんこの馬車が旅に出た時の物なんでしょう。

このアルバムはジョーボイドが有名なミュージシャンを集めて作りましたからフェアポートからはデイブスォブリック、サイモンニコルなんかも参加していますが、非常に音数の少ないシンプルな曲が並びます。


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ところでブニアンさんの声はというと、まさに線香花火が消えていくような声、蚊の鳴くような声、とでもいいましょうか。
サンディーなんかも声帯が弱そう何ですが1本筋が通っている凛とした声だと思うのですが、本当にブニアンさんは心細くなるような声です

でもそれが凄くイイのです。正直に申し上げると1曲目で「あぁーあかんもうダメ」というくらいにノックアウトされました(笑)

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毎回、登場するレココレのUKトラッド&フォーク特集号、これのフェーメルシンガーのTopに紹介されています。

この本によると本人は「とても私的なアルバムだあるから成功は難しい」と語っていたようですが、2000年頃CDで再発され評判になったのですから、印税が沢山入って良かったと思います。何と言ってもほとんどの曲が本人作ですからねー。

ひとつ、この再発レコで大きな謎があります。
実は歌詞カードが入っていたのですがこれがなんとCDサイズなのです。

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これは一体どーいう事なのだろう?レコード再発の時面倒くさいのでCDの歌詞カードで御茶を濁したのか?


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それが証拠に、中の挿絵はオリジ発売以降の物も使われているのです。


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これがバニアンさんです。結構カワイイ(笑)。
この歌詞カードの最後には本人のサンクスクレジットがありそこには2000年と書いてあるのでこの歌詞カードは間違いなく再発時の物です。
オリジは一体どんな歌詞カードだったのだろう、どーしても知りたい。


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もしかしたらこのアルバムを手放した人が、誤ってCDの歌詞カードをこのアルバムに入れてしまった。という事も考えられますねー




荷馬車の写真と本人の再発のお礼のような文章です。



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これが35年ぶりにセカンドアルバムを出した時のレココレのインタビュー記事です。興味深い内容です。知りたい人はバックナンバー探してください、ちなみにメイン記事はジョージハリソンのバングラ特集です(爆)


曲順です
A面
-1 Diamond Day
-2 Glow Worms
-3 Lily Pond
-4 Timothy Grub
-5 Where I Like to Stand
-6 Swallow Song
-7 Window Over the Bay
B面
-1 Rose Hip November
-2 Come Wind Come Rain
-3 Hebridean Sun
-4 Rainbow River
-5 Trawlerman's Song
-6 Jog Along Bess
-7 Iris's Song for Us

今回は曲ごとの感想は割愛します、すべての楽曲が凄く懐かしい気分にさせられる不思議なアルバムです。1曲日本の童謡「きらきら星」そっくりなのも有り笑えます。

なんか日本のフォークしかも四畳半ファークと呼ばれる音楽も思い出してしまいます。

レーベルです


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アメリカ産の再発盤ですが、音はイイのではないでしょうか?



この人のレコはこのアルバムだけですので今回限りで終わりです。



イギリスの片田舎を荷馬車に乗ってるような感じにさせてくれるこの盤は幻の名盤にふさわしい最高のフォークソングでした。


購入レコ屋  バナナレコード冬のレコード市       
イエローポップ川口店

購入金額   2500円

参考文献   レコードコレクターズ  2005年12号
                    2004年 9号

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by naruru-kato | 2016-12-11 19:30 | Vashti Bunyan | Comments(2)

Sandy Denny その2 Fotheringay

とうとう12月に入りました、11~12月の二カ月はUKトラッド&フォークの特集をします。と宣言しましたのであと「4回ほど頑張ります」、という自分と「早くアメリカンロックに戻りたいよー」という自分がいます(笑)
今回はフェアポートのライバルとされていたペンタングルのアルバムのつもりでしたが、2枚ほど聴きこんだところ、「いったいペンタングルについて何を述べればいいのだろう?」という疑問がわいてきてしまったのです。
フォーク&トラッドの枠組みの中だけでは決して語れないこのバンド、ジャズや無伴奏などもあり、僕のようにこの世界の初心者では下手な事書けないなー。

前置きが長くなりましたが、今回も、サンディーデニー系にします(こちらはまだ解りやすいもんで)。

フォザリンゲイはサンディーの作ったバンドなんで、本当は「ファザリンゲイその1」にしなければならないのですが、なにぶん自分はサンディありき、なんでソロ扱いにしてしまいました。どちらにせよフォザリンゲイは1枚を発表して解散、その後サンディーはソロになるので同じ分類で良いかな。

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メンバーはサンディーの他に、恋人(その後結婚)のトレバールーカス G Vo
ジェリードナヒュー G  パットドナルドソン B  ジェリーコンウェイ Dです。

このジャケはルーカスの姉が描いたそうですが、サンディー小さすぎるやん(汗)写真で確認するとルーカスの顎の下くらいの背丈のはずなんだが、これでは小学生のようだ(爆)

しかも、アメリカ人独特のジャケサインが蛍光ペンで書かれさらに

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サンディーの上、ルーカスの目線の位置にもサインしてある。良く見ると「RonnieCroom」と書かれリングウェアもついてるダメジャケ盤です、しかしそのおかげで破格の安さでゲット出来たのですけど。ただしレコード盤はEX+くらいでノイズはありません。


このアルバムの印象はサンディーの神々しい作品と、ルーカス他が歌う作品のギャップが凄すぎて凄く中途半端なアルバムに聞こえます。昔やったことがあるのですがジョンとヨーコのダブフファンタジーをジョンだけカセットに落として聴いてましたが同じ感覚で聴きたいですね。

フェアポートを脱退して最初の作品なので、まだサンディーもアメリカナイズされていないようだ。サンディ作品単体はUKフォークの深い森の中にいる感が強いのですが、ルーカスの作る曲があまりにザバンド、バーズっぽいので違和感が凄いんです(ただしルーカスの楽曲も単体で聴くと僕のようなアメリカンロック好きにはGoodなんですけど)


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裏ジャケ、これは王家の紋章か?
所でフォザリンゲイとはレココレによると。フェアポート時代の2作目の最初の曲のタイトルで、16世紀末にスコットランド王女のメアリー1世が処刑された場所であるノーサンプトンシャー州の古城の名前だそうな。サンディーはこの語呂が気にいっていたという事です。


前回のリンディスファーンといい、なんかこーいう名前が多いですな(笑)


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ゲイトフォールドの内ジャケです。この場所はフォザリンゲイの古城で撮影されたそうな。なんか幽霊が出そうですね。なんといってもUKはゴーストのメッカだし。

デビュー盤は全英18位が最高で、これに失望したサンディーはバンドを解散させて完全なソロになる決意をしたのですが、全英18位でなんでいかんの?大成功と違うの?  と素朴に僕は思うのですけどねー(笑)


それはさておき、この写真で見るサンディーの12弦ギターのヘッドのデカイ事。




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これは凄く肩が凝るとおもいますねー 。



曲順です
A面
-1 Nothing More (Sandy Denny)
-2 The Sea (Denny)
-3 The Ballad of Ned Kelly(Trevor Lucas)
-4 Winter Winds (Denny)
-5 Peace in the End (Denny, Lucas)
[B]
-1 The Way I Feel (Gordon Lightfoot)
-2 The Pond and the Stream (Denny)
-3 Too Much of Nothing (Bob Dylan)
-4 Banks of the Nile (Traditional)


A-1、イントロのピアノがこれから始まる歌物語のイメージを象徴しているようです。神々しい楽曲だと思います。間奏のドナヒューのギターはリチャードトンプソンとかなりそっくりで、このバンドにふさわしいギタリストであると思います。

A-2イントロのアコのマイナーコードのクリシェがたまらん。マイナーとメジャーコードを組み合わせた複雑なコード感。サンディーの曲作りの能力の高さは本当にすごいとおもうのです。アウトロのコード感も素晴らしすぎる。

-3ここでルーカスの作品、凄くアメリカンなんです。サビのバースはほとんどバーズのゴーイングノーウェアそのもの、まぁ僕的には好きな歌です。

-4ここでまたもサンディ節全開。ゆらゆらと揺れる蝋燭の炎のようなか細いが凛とした芯が1本通った感がある曲。アルペジオが泣けてきます。

-5今度はルーカス節全開(笑)  サンディーとハモりながら歌っています。サンデイーもディラン、ジョニミッチェルに影響されていますのでこーいう曲もいいのですが、いかんせん、このアルバムの他の作品のサンディーの凛とした完成度が凄すぎて。こーいう曲と同じアルバムで聴くとリスナーとして非常に難しい。

B-1 これまたイントロのギターがトンプソンっぽくていいです。Voはルーカスか誰か解りません。リッジ&リーフの頃のフェアポートに似た、緊迫感みなぎるチューン。サンディ以外の曲ではこれが一番かな。

-2サンディーの弾き語りっぽい曲。これもイイです。

-3お約束のディランの作品も取り上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=S46KvLCBc2Y&index=8&list=PL8a8cutYP7foer031Aw1YGGs0YQd6w6Qz
動画を発見しました、楽しそうなサンディーが逆に泣けます。

-4、伝承歌もお約束。サンディーの全録音の中でも最高に凛とした楽曲。8分にも及ぶ内容ですが見事に歌い上げてます。アルバムの最後を締めるのには最高の歌です。



レーベルです。


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アメ盤なんでA&M。プロモ盤、ここにもサインが(汗)
Ronnin Croomさんよ  そんなにこのアルバムが大事なら売るなッて。


一般的にはサンディーの全作品の中では最高傑作である、という文献も目にしましたが、僕的にもそう思います。この作品をサンディーのボーカルの曲だけ抜粋して聴くと、たぶん身動き取れないような緊張感の連続で失神してしまうのではないでしょうか。そこを中和するのがルーカスのボーカルだったのなら凄い計算で造られたアルバムといえるでしょう。


このバンドはすぐに解散してしまうのですが30年後の2008年に未発表曲を集めた奇跡のセカンドが発表されたのです。機会があればCDで買ってみたいと思います。


購入レコ屋   ナカシマレコード

購入金額    2000円

参考文献    レコードコレクターズ2015年15号


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by naruru-kato | 2016-12-03 21:33 | Sandy Denny | Comments(2)

大好きな1970年代のアメリカンロック、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。レコードジャケットもいろいろと楽しいので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシングが大好きです。


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