アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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Essra Mohawk Essra Mohawk

女性アーティスト月間の最後は、エスラモホークを紹介します。誰だそれは?という感じだと思いますが、僕も昨年までは全く知らない人でした。アサイラムレコードの特集の本に載っているのを見つけ、そのジャケの不思議さに目がとまり、いったいどんな声の人なんだろう?一度聞いてみたいと思っていました。


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この鮮やかな色彩、裸で膝を抱えている絵の人がエスラさんです。アサイラム本の紹介文で、「フランクザッパが作ったビザールレーベルから1967年にデビューした謎の美女」と書いてあります。フランクザッパ聞かないし、それだけではそんなに買う気もなかったのですが、別の本に「グレイトフルデッドのツアーに参加しその後ガルシアのソロツアーにも参加した」と書いてある文献を発見したのです。

ザッパでは動かない僕ですが、デッドなら「なぁにー」という感じで眉毛がピクッと動きます。



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さらにいろいろHPを調べると、ローラニーロ、キャロルキングに似たソウルフィーリングもあり、ジョニミッチェル、ジュディシルなんか好きな人にはぴったり、というレビューも発見していて、これは僕の好みにハマるというしかないな。



という事で何とかして探さなければ、ひとまず通販では売っていましたので見つからない場合は利用も考えてましたが。



と思ってた矢先に市内郊外の謎のレコ屋で売っていることを発見、実はこの時初めてこの謎のレコ屋さんを訪れたのです。



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ジャケ裏も同じ色彩で曲目が並んでいます、早速帰って聞いてみたところ。

ジャニスで有名なスタンダードなサマータイムもやってるし、ラリーカールトン、ジョーサンプル、ウェルトンフェルダー、なんかが参加していてこれは行けるぞーと思い針を降ろしました。

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しかし、まさか、こんか声の持ち主とは思わなかった。 一言でいえば「変な声」としか形容しようがない。僕が思っていたのと全然違う。判り易く言えばシンディーローパーの声をさらにに濁したような、とでも言おうか。


しかも音楽がかなりエキゾチック、よく70年初頭にこんな音楽やっていたと思います、逆に今でも十分に通用する感性です。バンド系のアンサンブル重視の楽曲は僕の耳ではNG、気が狂いそうになりますが、モホーク一人の弾き語りならなんとか聞けます。結構味がありなかなかいいです。非常に判断が難しいアルバムでした。

楽曲です
A面
-1. New Skins For Old
-2. Openin’ My Love Doors
-3. Full Fledged Woman
-4. You’re Finally Here
-5. Summertime
-6. Back In The Spirit
B面
-1. You Make Me Come To Pieces
-2. I Cannot Forget
-3. Song To An Unborn Soul
-4. If I’m Gonna Go Crazy With Someone It Might As Well Be You
-5. Magic Pen

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レーベルはUSアサイラムのオリジナル、プロモ盤なんでファーストプレスでしょう、どうもアサイラムのマトの読み方がよくわからないのですが。



今回はジャケ買いですので、いくら失敗であってもこのアルバムを売ることはないでしょう。でも100回くらい聞くと良さが分かってきたりして。

なんといってもこの人の前作はローリングストーン紙が選ぶ「ロックアルバム史上の25枚」の中の一つに選ばれているのですから。



来月から当分、スワンプロック特集です。理由は僕がハマっているからです(笑)



購入レコ屋   ナカシマレコード

購入金額    2.500円


参考文献    アサイラムとその時代






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by naruru-kato | 2016-02-28 11:14 | Essra Mohawk | Comments(0)

Cass Elliot(mama cass) その1 Dream A Little Dream

キャスエリオット(通称ママキャス)のファーストソロアルバム、Dream A Little Dream (邦題 私の小さな夢)です。ママキャスとはもちろんあの有名な1966年にデビューしたママス&パパスの女性の一人。「夢のカリフォルニア」を歌っていたグループですね。当初ジョンフィリップス、その妻のミッシェルフィリップス、デニーダハーティの3人でグループをつくりそこにママキャスが入り男2人、女2人のコーラスグループになったわけです。


ちなみに当初ママキャスが加入するのはジョンが反対したらしいのですがその理由が「あまりにもママキャスが太りすぎていたため」というのが笑えます。でも最終的にはママキャスが一番人気があったそうです。



66年から2年間は全米ヒットチャートに何曲もヒットを送り込みザバーズと並んでフォークロックのビックバンドであったと思います。




そのママス&パパスも1968年頃にはグループが崩壊してしまい、その中で一番の人気であったママキャスが最初に作成したのがこのアルバム。


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ジャケットにはノートンのバイクにまたがったママキャスと子供が、もしかしたらこの子は娘のオーエン・ヴァネッサ・エリオットかもしれません、ジャケ裏にはわざわざこのバイクのメーカー「NORTON 750cc COMMANDO 及び NORTON VILLIERS CORP」とモデル名まで表記してありますが、子供は誰か書いてありませんでした。


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プロデュースはジョンサイモン、のちにザバンドのプロデュースもします。

このアルバムは少し実験的な遊び感覚があり少し難解なところもあるのですが、そこをママキャスの穏やかで伸びのある声でカバーしていて非常に落ち着いて聞けるサウンドになってます。


参加ミュージシャンはママキャスの人柄か、有名どころばかり、ステーブンスティルス、ジョンセバスチャン、グラハムナッシュ、ジェームスバートン、ジムゴードン他 。そして彼女が選んだ曲がどれも素晴らしい。


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しかし、本当にこの人は歌が上手いですね、母性本能をくすぐるような聖母のような声とでもいいましょうか。発音も凄くわかりやすく本当に歌手という表現がピタリとはまる声の持ち主です、フランクシナトラ、ナットキングコールと同じレベルです。


曲順です
A面
-1. Dream a Little Dream of Me
-2. California Earthquake
-3. The Room Nobody Lives In
-4. Talkin’ to Your Toothbrush
-5. Blues For Breakfast
-6. You Know Who I Am
B面
-1. Rubber Band
-2. Long Time Loving You
-3. Jane, The Insane Dog Lady
-4. What Was I Thinking of
-5. Burn Your Hatred
-6. Sweet Believer


レーベルはルーアドラーが作った、USオリジナルのダンヒルですがマトはよくわからないです、が、初期盤であることは間違いないでしょう。盤の厚みが凄く厚い重量盤ですから。


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1974年、人気絶頂の時に突然心臓発作で亡くなってしまいわずか32歳の人生であったママキャスです。


この後ソロアルバムを6枚(内一枚は入手済み)デイブメイスンとのデュエットアルバムが1枚(入手済み)しか残されていませんが、ママス&パパスを含めて長い巡礼の旅が始まってます。なにせなかなか中古レコ屋でお目にかかることはないアーティストの一人ですからねー


通販でもなかかな探すのが大変なんですが、ママキャスのアルバムはすべて揃えたいと思ってます。一生飽きずに聞ける声の持ち主ですから。


購入レコ屋  サンオブスリーサウンズ
購入金額   英世 2枚くらい

参考文献   WEST COAST ROCK
参考HP    Wiki






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by naruru-kato | 2016-02-20 22:45 | Cass Elliot | Comments(0)

Laura Nyro その2 Eli and the Thirteenth Confession

ローラニーロの1968年のセカンドアルバム「Eli and the Thirteenth Confession」です。邦盤の名前は「イーライと13番目の懺悔」となってます、まあそのままですね。

ファーストアルバムでは比較的聞きやすい楽曲が並んでたと思うのですが、このセカンドと次のサードアルバム「New York Tendaberry」は双方ともにニューヨークを舞台とした最高傑作であると一般に言われてます、2枚ともまさに魂の歌声とでもいいましょうか、まさにこれがローラニーロなんだ、と思う出来です。



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この人、スタジオでミュージシャン達に楽譜とかコードとかではなく色で曲の感じを伝えるらしい・・・・(汗) たとえば「次のサビの部分はブラウンにしてちょーだい」こんな感じだとセッションしたベースプレーヤーのインタビューを読んだ事がある。ブラウンってどんなコード? たぶんマイナー系の9thとかかな(笑)

しかも、清楚なイメージがありそうな人だけどスタジオはマリファナ炊きまくりだったそうな。
でもこのアルバムと次のアルバム聞くとなんとなくわかります、自分の思うままに楽譜無視してピアノ弾きながら歌うんだろうな、しかも転調とかでなくテンポがいきなり変わったり1番と2番がガラッと変わったり、AメロからB、C、Dメロくらいまであってサビは一体どこ?的な歌もある。これはミュージシャンは大変ですよ。



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とにかく聞いていて、まったく落ち着いて聞けない、曲が頭に入ってこない、こんな感じですが10回くらい聞くとすこし落ち着いて聞けるようになりました。


でもやはりキンキン声が凄すぎて頭が割れそうになります、夜聞くのにはふさわしくないかもね。

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ところでこの盤はコロンビア360°レーベルのマトは両面とも1です、ファーストプレスです、市内のレコ屋はほとんど制覇したのですが、1軒だけぽつんと郊外にあるレコ屋だけ行ってなくて初めて訪れ,そこでこのアルバム探しているのです。と店主に話したところ、ここでも隠し棚から「あるよ」と普通に出してくれました。


余談ですがここはマンションの地下にあるのですが、だれもここにレコ屋があるとは思わないでしょう、たぶん住んでいる人も存在を知らないでしょうね。



でもこのお店は頼むとたいていの物は探してくれます、この前も欲しかった盤を探してくれました、このEli and the Thirteenth Confessionは傷もあるしという事で破格の安さで売ってくれました。




話がそれましたが、USオリジナルは薄ピンクの歌詞カードがついてます。


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左の黒い部分はCDとかJPプレス、UKプレスではジャケットに印刷されてしまってます、こんな感じです。



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曲順です。
A面
-1 Luckie
-2 Lu
-3 Sweet Blindness
-4 Poverty Train
-5 Lonely Women
-6 Eli's Comin'

B面
-1 Timer
-2 Stoned Soul Picnic
-3 Emmie
-4 Woman's Blues
-5 Once It Was Alright Now (Farmer Joe)
-6 December's Boudoir
-7 The Confession


一生歌われた Emmieはやはり素晴らしい曲です、この曲がローラのすべての曲の中で今のところ一番好きです。



最後のThe Confessionもこの後のライブのオープニングで歌われていてカッコいいです。



他の曲はもっともっと聞きこまなければならないかな、難しすぎる。



ファーストアルバムを出した後、アサイラムの創立者のデビットゲフィンと知り合いマネージャーになり、レーベルもコロンビアに変わったわけですが、あまり売れたわけではなく全米チャートの181位が最高だったようです。が、このアルバムの楽曲をスリードックナイト、他のアーティストが沢山取り上げ大ヒットしたのです。

そういう意味でもこの人は自分で歌ってヒットしなくても、楽曲の良さで他人が歌いヒットするパターンで印税で儲けたという感じですかね?

ただしわざわざ他人のために曲を作ったという事はあまりなく、すでに出来てるローラニーロの曲を、誰かが歌ってヒットしたという事が多かったと、本に書いてありました。キャロルキングとは違ったようです。


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カンパニースリーブです、1968年頃のアルバムですね。



ちなみにこの美しいジャケなんですが、色を少しいじくり白黒っぽくするとメチャ怖いジャケに変身します。全然関係ない話ですが。




ところで先ほどのレコ屋で、今月もなかなか見つからないレコをリクエストしてしまいました。僕的には謎のレコ屋と呼んでいますが、またまた凄いお店を発見しましたので、これから月に1回は訪れて貴重盤をゲットしたいと思います。



購入レコ屋  ナカシマレコード
購入金額   1200円


参考文献   レコードコレクターズ2008年2月号


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by naruru-kato | 2016-02-13 22:43 | Laura Nyro | Comments(0)

Carly Simon その1    1St  &  Anticipation 

今月は女性アーティスト特集です、なぜかというと「ただ、なんとなく」それだけの理由ですが、昔は女性ボーカルなんて聞く耳持たんわ、とへんな思い込みがあり全く無視していたのですが、キャロルキングを聞くようになり女性特有の深みにはまってきたのです。


今回は女性ポップボーカルのベスト5人に選ばれている(僕が選んでるんですけど)一人のカーリーサイモンです、他の4人はキャロル、ジョニミッチェル、リンダロンシュタット、そして最近はローラニーロですね。そして、まったく別のところで一人君臨しているのがジャニスです。


まずカーリーのファーストアルバムです。もともと裕福な家庭に育った人ですのでハングリー精神は無いはず、たぶん持って生まれた歌の才能だけで歌手になったと思われます。

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グレヒのバーゲンで発見、かなりシミがついたボロジャケですが、今まで一度もこの盤を見たことがなかったので歌詞カード無し、のダメ盤ですが激安で購入しました。プチプチノイズがかなり出て聞きづらいところも沢山ありますが渾身のクリーニングメンテで半減することができました。



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この裏表紙の顔、先ほど持って生まれた。と書きましたが、この大きな口はそのことを意味しています。ボーカリストは口が大きくなければならないのです。ミックジャガーしかり、スティ-ブンタイラーしかり。

しかしこの写真はミックとスティ-ブンをたして2で割ったような・・・似てるなー

曲目です
A面

-1 That's The Way I've Always Heard It Should Be

-2 Alone

-3 One More Time

-4 The Best Thing

-5Just A Sinner
B面

-1 Dan, My Fling

-2 Another Door

-3 Reunions

-4 Rolling Down The Hills

-5 The Love's Still Growing


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JPプレスの見本盤、日本ビクターはものすごくカッティングが上手らしく3作目の出世作であるノーシークレットなんかはUSオリジナル1stプレスよりも音がいいそうです。

歌の方は、まだロックボーカリストの域ではなく、かなりフォーキーな出来です、1曲目は邦題「幸せのノクターン」という題名でかなりヒットした曲です。この曲は飛びぬけて完成度が高いですねー。歌のうまさはデビューからずば抜けてます(この前に姉妹でサイモンシスターズという名でデビューしていますが)。

購入レコ屋  グレイテストヒッツ
購入金額   288円 



続いてセカンドアルバムも紹介します。


Anticipation(アンテシペイション)と名付けられたこのアルバム。訳すると「予想、予感、または先手を打つ」という意味ですが、ここでは大物の予感、そんな感じでしょうかね?

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なんか、そんな感じのジャケですが、スカートが透けているところがミソです、ここから次回からの怒涛のエロジャケシリーズにに向かっていくのです(爆)


しかしこのジャケの色合いは無いよなー  この色彩、海賊盤かと思いましたよ(笑)


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今回のセカンドはかなり手を抜いたジャケとしか言いようがないです、音のほうもファーストと同じく1曲目の表題曲は白眉ですがあとはかなりフォーキーな作品が並びます、ただしところどころにジャズ的な音づくりがされたりで少し楽しめます。

プロデュースは元ヤードバーズのポールサュエルスミス、それがどうしたんだ、というような人選ですが。


曲目です
A面

-1 Anticipation

-2 Legend In Your Own Time

-3 Our First Day Together

-4 The Girl You Think You See

-5 Summer's Coming Around Again
B面

-1 Share The End

-2 The Garden

-3 Three Days

-4 Julie Through The Glass

-5 I've Got To Have You

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今回は解説歌詞カード付き、彼女のプロになるまでの経歴が面白おかしく書いてあります。


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US盤と同じバタフライマークのエレクトラレーベルです。この盤もバーゲンでしたのでパイパチノイズがひどいのですが、日本盤は割かしきれいな盤面でもノイズが多いような気がするのです。材質の問題でしょうか?


両方とも1971年の作品、そして1973年に世界中の男を虜にする例のジャケでNo1をとるのです。次回はそのアルバムの予定(いつになりかわかりませんが)です。

お楽しみに!


購入レコ屋    忘れました

購入金額     たぶん1コイン






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by naruru-kato | 2016-02-07 08:40 | Carly Simon | Comments(0)

大好きな1970年代のアメリカンロック、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。レコードジャケットもいろいろと楽しいので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシングが大好きです。


by naruru-kato
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