アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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カテゴリ:Vashti Bunyan( 1 )

Vashti Bunyan       Just Another Diamond Day

幻の女性フォークシンガー、ヴァシュティバニアンの再発のレコが手に入りましたので紹介します。
なぜ幻か簡単に説明しますと(いろいろPCで調べてみました)この人は当初ストーンズのマネージメントのアンドリューオールダムに見出され、ジャガー&リチャーズの楽曲で1965年にシングルデビューしたのですが、その後音楽業界に嫌気がさし彼氏(旦那?)と荷馬車に乗って放浪の旅に出たのです。その時の事を歌にしていてその後あのフェアポートなどのプロデューサーのジョーボイドと出会いこのアルバムを作ったそうです。1970年の事です。その後また放浪の旅に出て行方不明となりますが2000年頃このアルバムが評判になっていることを知って再度CDで再発を出し、セカンドアルバム発表、ついには奇跡の来日公演を行い自身でもう最後と呼ぶサードアルバムを出したのです。


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このアルバムのオリジナルはわずか100枚程しか出ていないそうな。

SORCさんで再発を2500円で手に入れた事を話し「オリジは25万はするんでしょうかね?」とO店長に話したところ、「いやぁーオリジは出てこないでしょう」との事でした。CDで出ているのは知っていましたが、レコで再発があることは知りませんでしたのでラッキーでした。


バニアンさんの写真と絵で合成されたこのジャケ。実はこの人はどーせ買えないのだから音楽も聴くのを辞めよう、とYouTubeで検索していなかったので、針を降ろすまでどんな音楽か全く知らなかったのですが、ジャケの通りの音楽でした。

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ゲイトフォールドの全体画像。ほのぼのしたジャケが素敵ですねー



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内ジャケです、たぶんこの馬車が旅に出た時の物なんでしょう。

このアルバムはジョーボイドが有名なミュージシャンを集めて作りましたからフェアポートからはデイブスォブリック、サイモンニコルなんかも参加していますが、非常に音数の少ないシンプルな曲が並びます。


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ところでブニアンさんの声はというと、まさに線香花火が消えていくような声、蚊の鳴くような声、とでもいいましょうか。
サンディーなんかも声帯が弱そう何ですが1本筋が通っている凛とした声だと思うのですが、本当にブニアンさんは心細くなるような声です

でもそれが凄くイイのです。正直に申し上げると1曲目で「あぁーあかんもうダメ」というくらいにノックアウトされました(笑)

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毎回、登場するレココレのUKトラッド&フォーク特集号、これのフェーメルシンガーのTopに紹介されています。

この本によると本人は「とても私的なアルバムだあるから成功は難しい」と語っていたようですが、2000年頃CDで再発され評判になったのですから、印税が沢山入って良かったと思います。何と言ってもほとんどの曲が本人作ですからねー。

ひとつ、この再発レコで大きな謎があります。
実は歌詞カードが入っていたのですがこれがなんとCDサイズなのです。

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これは一体どーいう事なのだろう?レコード再発の時面倒くさいのでCDの歌詞カードで御茶を濁したのか?


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それが証拠に、中の挿絵はオリジ発売以降の物も使われているのです。


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これがバニアンさんです。結構カワイイ(笑)。
この歌詞カードの最後には本人のサンクスクレジットがありそこには2000年と書いてあるのでこの歌詞カードは間違いなく再発時の物です。
オリジは一体どんな歌詞カードだったのだろう、どーしても知りたい。


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もしかしたらこのアルバムを手放した人が、誤ってCDの歌詞カードをこのアルバムに入れてしまった。という事も考えられますねー




荷馬車の写真と本人の再発のお礼のような文章です。



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これが35年ぶりにセカンドアルバムを出した時のレココレのインタビュー記事です。興味深い内容です。知りたい人はバックナンバー探してください、ちなみにメイン記事はジョージハリソンのバングラ特集です(爆)


曲順です
A面
-1 Diamond Day
-2 Glow Worms
-3 Lily Pond
-4 Timothy Grub
-5 Where I Like to Stand
-6 Swallow Song
-7 Window Over the Bay
B面
-1 Rose Hip November
-2 Come Wind Come Rain
-3 Hebridean Sun
-4 Rainbow River
-5 Trawlerman's Song
-6 Jog Along Bess
-7 Iris's Song for Us

今回は曲ごとの感想は割愛します、すべての楽曲が凄く懐かしい気分にさせられる不思議なアルバムです。1曲日本の童謡「きらきら星」そっくりなのも有り笑えます。

なんか日本のフォークしかも四畳半ファークと呼ばれる音楽も思い出してしまいます。

レーベルです


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アメリカ産の再発盤ですが、音はイイのではないでしょうか?



この人のレコはこのアルバムだけですので今回限りで終わりです。



イギリスの片田舎を荷馬車に乗ってるような感じにさせてくれるこの盤は幻の名盤にふさわしい最高のフォークソングでした。


購入レコ屋  バナナレコード冬のレコード市       
イエローポップ川口店

購入金額   2500円

参考文献   レコードコレクターズ  2005年12号
                    2004年 9号

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by naruru-kato | 2016-12-11 19:30 | Vashti Bunyan | Comments(2)

大好きな1965~76年くらいのアメリカンロック、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。レコードジャケットもいろいろと楽しいので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシングが大好きです。


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