アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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カテゴリ:Fairport Convention( 2 )

Fairport Convention その2  Fairport Convention(2nd)  

月に1回は英国物(トラッド、フォーク、ロック)取り上げる事にしましたので、今回はフェアポートコンベンションです。
非常にややこしいのですが、これはUS盤のファースト盤でありますが、本国UKではセカンドにあたります。(アメリカではセカンドがデビューという記事を読んだのですが、最近UKファーストもアメリカで出ていることが判明)

ちなみにUKファーストの題名は「Fairport Convention」、US盤の再発ファーストCotillion の盤も「Fairport Convention」(たぶん1970年頃の再発だと思う)、US、A&Mからのこの盤も「Fairport Convention」、ややこやしや。

日本盤でもファーストが出ていますが、これはリアルタイムだったんだろうか?題名は「Fairport Convention登場」(笑)。とかだったのだろうか、未確認ですけどね。


このセカンドは、UK、US盤ともやっている曲、曲順は同じです。
デビュー盤も探してもらっていますがなかなか見つからなくて(汗)先日ヤフオクで出ましたが軽るーく、1万超えでしたので断念。

ところで、このセカンドのUK盤の題名は「What We Did on Our Holidays」。ジャケも全く別物なのですが、オリジナルは僕の予算ではとても買えないのでUS盤でいいです。ということで取り寄せてもらいました。なんかビートルズのUSキャピトル盤のようなややこしさですが、US独自の選曲ではないので雰囲気は味わえますね。


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しかしジャケは断然US盤のほうがいいのです(あくまで僕個人の意見)なんといってもサンディーの笑顔がイイ、そして横のサイモンのギブソン175を弾く表情、鳥の籠状態の(笑)イアンマシューズ、この後に亡くなるマーティン・ランブル。哲学者のようなアシュリー・ハッチング、そして・・・ 幽霊っぽくて非常に怖いリチャードトンプソン(爆)。 まぁ一部怖い人もいますが全体に初々しい(というかサンディーの表情がすべて)ジャケがものすごくいいんです。しかし、この次のアルバム「Unhalfbricking」のUS盤はとんでもない訳のわからんジャケで思いっきり裏切られますが。


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サンディーのアップ写真、いいですねー。


ちなみにこれがUKオリジナルのジャケ。

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まぁこれはこれでありかもしれませんが、いまいち、かなぁー。この絵はイアンマシューズ(サンディーという説もあり)が黒板に書いたものだそうです。

US盤UK盤ともリチャードはお化けっぽいです(笑)。


ある評論家がいうには「ブリティシュトラッドの電化はサードアルバム「Unhalfbricking」のセイラーズライフから始まった」と語っていましたが、このセカンドのB面もそんな感じがします、ただしA面はアメリカのフォークロックの匂いがかなりするし、サイケデリックっぽい所もあるし、まだまだフェアポートの音楽性が確立されていないと思います。


裏ジャケです、こちらはUKオリジナルのほうがいいんですけどねー。

US盤

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UKデビューアルバムではジュディ・ダイブルのボーカルでしたが、このセカンドからサンディーにバトンタッチ。ここではサンディーのすでに凛としたボーカルと、イアンマシューズの甘い声が微妙にマッチしてなかなかのツインボーカルなのですが、この後イアンは辞めてしまうのでこのアルバムだけで二人のハーモニーが聴けるのです。
メンバークレジットでサンディーは本名のAlexandra Elene MacLean Dennyと表記されています。なぜサンディーなのかは知りませんが、たぶんあだ名なのかな?


UK盤,リハーサルの写真かな?

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曲順です
A面
-1 Fotheringay
-2 Mr Lacey
-3 Book Song
-4 The Lord Is in This Place
-5 No Man's Land
-6 I'll Keep It With Mine
B面
-1 Eastern Rain
-2 Nottamun Town
-3 Tale in Hard Time
-4 She Moves Through
-5 Meet on the Ledge
-6 End of a Holiday


A-1、サンディーがのちに作るグループ名となります。この語感が気に入っているそうです。曲の感じはまさに古城の雰囲気満載のサンディー節全開のキラーチューン。ちなみにこの曲はアマチュア時代から歌っていたそうです。

-2 続くこの曲はアシュレイの曲で、サンディーとイアンのデュエット。まぁブルースなんですが、リチャードのギターが変態っぽい。電動ノコギリが録音に使用されているらしいけど、どの音かわからんねー

-3 サンディーとイアンのデュエット、二人のハモは最高です。間奏のギターソロも雰囲気抜群、

-4 よくわからんインスト、娘が「へんてこりん歌だなー」といってました(笑) サンディーのハミングとリチャードのスライドのみの曲です。

-5 いかにもフォークロック、なんかバーズのようだ。メインVoはイアン。この曲は好きだなー

-6 ディランの曲です。この曲がA面では最高! ディランは自分では通常版では発表していなくて、ジュディーコリンズの為に書いたそうです、バイオグラフで自分で歌っています。サンディーは完璧にこの歌をものにしている。

B面
-1 ジョニミッチェルの曲ですが、サンディーが歌ってもしっかりジョニの曲だ。と判る所がジョニの凄いところです。

-2 珍しくアメリカのトラッドです。アコをシタールのように弾いているリチャードの変態ギターが炸裂。イアンとサンディーのツインボーカルがカッコいい!
しかし、この曲なんかに似ているなぁー。と思ったいたらボブディランのマスターオブザウォーの原曲だったとか。

-3 イントロのギターがこれもまた変態っぽいリチャードの曲。フォークロックっぽいかな。

-4 アイルランドのトラッド、僕的にサンディー在籍時のフェアポートのトラッドではこの曲がベストです。ここでもサンディー節全開です。

-5 リチャードの曲でイアン、サンディーと交互にボーカルをとり、サビでハモるという曲です。イイ曲です。

-6 なぜかサイモンニコルのアコだけのインスト。これで終わりになります。


レーベルです。もちろんアイランドではなくA&Mです。


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安く集めるならUS盤が断然お勧めですよー。



フェアポートに関しては僕が詳しい事をあまり知らないので、この辺の記述にしておきますが、なかには異常に詳しいブログが山のように存在しますのでもっと調べたい人は探してください。どんだけでも出てきますから。


ブリティシュトラッド&フォークに関して間違った記述があれば、遠慮なくお知らせください。自分はこの世界は初心者なんで(汗)



購入レコ屋   ナカシマレコード

購入金額    2200円


参考文献    レコードコレクターズ1991 5号













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by naruru-kato | 2017-04-04 18:31 | Fairport Convention | Comments(3)

Fairport Convention その1   Liege & Leaf

UKトラッド&フォークの代表的なバンドである、フェアポートコンベンション(以下FC)のサンディーデニーが参加した2枚目、トラッド史上最高傑作と言われるLiege & Leaf です。
その前にトラッドとは何か?というと、レココレUKトラッド&フォーク特集から抜粋すると「民衆の間で口承で伝えられた伝統音楽で、人から人へと口伝えで歌い継がれ広まっていくうちに少しづつ変化が加えられ作者不詳となったもの」歌の種類はバラッド、船乗りの歌、労働歌、宗教歌、などがある。という事です。

そしてそのトラッドをエレクトリック化して成功したのがこのFCなのです。


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ジャケの状態が悪く、かなり安く手に入れたこのアルバム、全8曲中5曲までがトラッドを電化した作品です。アルバムカバーを飾るこの最高傑作のメンバーはというと。Voサンディーデニー、Gitarsリチャードトンプソン&サイモンニコル、Bassアシェリーハッチングス、Drデイブマタックス、Vioデイブスワブリック。
です。1年前の僕では誰も知らんがな(汗)
だいたいブリティシュロックの紹介本なんか読んでも、この辺は全く無視されているから無理もないと思います。ハード&ブルースロック、ビート系、プログレ系、グラム系、パンク。リパブール系。これらでUKは語られていますので、今ままでフォーク系で僕が知っている人はドノバンくらいでした(笑)。

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これはUK風ハニワか? なにやら意味深な裏ジャケであります。

音のほうは、サンディーの凛としたボーカル、リチャードトンプソンの悶絶ギターが全開、それにデイブのバイオリンが絡み鬼気迫り狂う感じ、正座して聴かなくてはならないようです。



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ゲイトフォールドの内側、これはトラッドの様子、研究者等を説明してある文だそうで。相変わらず英語解らないんで何が書いてあるかは不明。


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ところで、このFCと同じ事をやっていたバンドが日本にもあると思うのです。

それは「赤い鳥」です、大ヒットした「竹田の子守唄」は伝承歌であり1971年に発表されています。FCの影響を受けたのではないかなーと思うのです。

日本ではこれ以外にフォーク&ロックグループがトラッドをやった事は無いのでしょうか?民謡とか、盆踊りの歌とかロックでやればおもろいと思うのですがねー


話がそれました。
このアルバムを買ってからレコードコレクターズのUKトラッド&フォーク特集号をなんとか見つけ出し、いろいろ勉強してみました。

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この本を読破し、他にもペンタングル、リンディスファーンなども購入しました。しかしジャケが欲しいトゥーリーズ、スパイロジャイラ、メロウキャンドルなんかも聞いてみたいのですが、天文学的な値段で流通していて手が出ません。凄い値段だと30万くらいするんです。
ちなみに、この本で紹介されているアルバムは約100枚。全部オリジで揃えると間違いなく2千万円は覚悟しないと(大汗)


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という事で僕は早々にこの世界から足を洗ったんですねー。


曲目です
A面
-1 Come All Ye
-2 Reynardine (Trad)
-3 Matty Groves (Trad)
-4 Farewell, Fare well
[B]
-1 The Deserter (Trad)
-2 Medley: The Lark in the Morning / Rakish Paddy / Foxhunter's Jig / Toss the Feathers (Trad)
-3 Tam Lin (Trad)
-4 Crazy Man Michael


A-1はオリジナルですがすでにトラッド色が凄いです、幕開けにふさわしい楽曲。そして-2のトラッドの電化解釈を経てこのアルバム最大の聴きもの-3のMatty Groves。
サンディーの凛リン、ボーカルがまるで呪文のように続きます、8分近い曲の半分くらい呪文が続き後半はガラリと変わりトンプソンとスゥオブリックの大ギター&バイオリンバトル、初めてこの曲聴いた時は身震いしました。UKロックの世界でこんなのがあったとは。そしてFCオリジナルで一番僕のお気に入りの-4Farewell, Fare well 。こんな美し歌がこの世にあるとは。このイメージビデオ見たことがありますが凄く素朴風でいーんですよ。

https://www.youtube.com/watch?v=O8_eFRZP1uQ

YouTubeのアドレス張っておきますねー


B面も素晴らしいです、とくに-3のTam Lin。これもMatty Grovesと同じくらいの鬼気迫る曲、こちらは7分20秒くらい。


レーベルです、UKオリジはアイランド、US盤はA&Mです、逆に日本初盤なんか探すほうが、よっぽど難しいかもですね。

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UKトラッドに今更ハマり、そして抜けだした僕ですが、ようやくこの頃のFCのメンバーの顔写真と名前が分かるようになりました。その後何度もメンバーチェンジを繰り返しながら(延べ25人くらい)今でも活動を続けているようです。



ひとまずFCはサンディー在籍時しかもっていませんが安く入手できるならトンプソン在籍時のあと残り3枚も欲しいですねー。



購入レコ屋  ナカシマレコード

購入金額   2000円くらい


参考文献   レコードコレクターズ1991 5号
                 2004 9号



















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by naruru-kato | 2016-11-19 18:03 | Fairport Convention | Comments(2)

大好きな1970年代のアメリカンロック、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。レコードジャケットもいろいろと楽しいので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシングが大好きです。


by naruru-kato
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