アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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カテゴリ:Bob Dylan( 5 )

Bob Dylanその5    Blood On The Tracks

 僕にとって一番重要なディランのアルバム、Blood On The Tracks(血の轍)が一通りそろいましたので取り上げます。
このアルバムの一般的な評価は「ディラン70年代ぶっちぎりの最高傑作」というところであることは解ってますが、僕的にはディラン全キャリアを通じて最高傑作、さらにいえば全ロックアルバムの中の最高傑作とまで言い切ります。
つまりこのBlood On The Tracksは僕にとっての無人島レコードなのです、その前に無人島レコという設問ですが、あなたにとって最高の一枚は何ですか?というのを無人島に持っていくレコを1枚選びなさい。という質問に置き換えているのですが、大体無人島にプレーヤー、スピーカーがあるのか?その前に電気はあるのか?と言いたい(笑)
(まぁどーでもいい事ですけど。)
じゃBlonde On Blondeはどーなんだ!とかHighway 61 Revisitedはどーなるんだ!とかいう人もいるかもしれませんが、あくまで僕の私的な意見ですので。
どちらにせよ、僕は今までこのアルバムを全ロックを通じて一番聴いていてこれからも一生聴き続けることは間違いないのです。

冒頭にこのアルバムが一通りと書きましたが、実はこの盤は初回プレスの裏ジャケと再発では全く違うジャケなのです、厳密にいえば回収されたプロモ盤も違うそうですが一般的に手に入らないので2種類の裏ジャケが存在する盤ということにしておきます。

最初は絵画のジャケだと思っていたのですが実は写真を加工したという事を最近知ったジャケです、オリジナルは紙質がザラザラで雰囲気抜群です。


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このアルバムがなぜ自分的に一番かというと、前作のライブ、スタジオとザバンドと共演し完璧なロックを演じていたディランが今回はアコ主体っぽいサウンドに回帰してるのですが、ディランの歌はあくまでロックなところが僕は凄く気に入っていることと、ディランの歌い回しがものすごく丁寧で歌の表情の変化が凄く楽しめる、すべての曲が素晴らしい事。などがこのアルバムがNO1たる所以でしょうか。
そしてもう一つ、このアルバムからリアルタイムでディランを聞きだしたからです。


問題の裏ジャケです、これはオリジナル。ディランの今回のアルバムの賛辞をピーターハミルさんが語っており、このライナーはグラミーのベストライナーノーツを受賞しています。


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そしてこれがセカンドプレスのジャケ、絵も違うものになっています。



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日本盤もUS盤と同じ仕様で初回、セカンドと裏ジャケが違うし、セカンドに関してはジャケもツルツルで雰囲気は全くありません。



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左USオリジナル     右 USセカンドプレス


裏ジャケも並べてみました。


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まったく違いますねー、ディランがこのライナーを気に入らなかったのです。

当然のことですがようやくオリジが手に入りこのライナーは何を書いてあるのだろう?という事になります、日本初回盤には翻訳がついている可能性が高いと睨み、そこで今度は日本初回を探すことに、実は日本再発盤はいつからあるのか判りませんが、ずーと昔から持っていたのです。しかしこの盤はレコは傷だらけで針飛びしまくりのダメ盤でライナーも欠如していたのです。

今週、ふと入ったハード〇フで非常に安い日本初回を発掘、帯は無いのですが購入しました。これでようやくハミルさんのライナーを読むことができました。
余談ですがこの初回の帯付き盤は、まず出てきません。なぜかというとCBSソニーがキャンペーンでこの帯を送るとディランの本などのプレゼントをしたのでみんな帯を送ってしまってるので、帯無し盤ばかりなのです。

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これが日本初回のライナーです。これにも秘密があり、菅野ヘッケルさんが付けた邦題でA-4の名曲Idiot Windの邦題が最初は「白痴風」というタイトルでしたが差別用語なのでクレームになりセカンドプレスから「愚かな風」に替えられました。

しかし「ボブディラン ディスクガイド」という本で和久井さんが語っていますが、ヘッケルさんのつけた邦題は本当にカッコイイです。タイトルからして「血の轍」ですから、他にも「ブルーにこんがらがって」「運命のひとひねり」「おれはさびしくなるよ」「彼女にあったらよろしくと」等、間の抜けた邦題が多い中、これほど素晴らしい題名はピンクフロイドの「狂気」「あなたがここにいてほしい」くらいですね(笑)


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これがピーターハミルさんのライナーの翻訳文ですが、あまりに高度過ぎて何が書いてあるのか?何を言いたいのか、一回読んだくらいでは理解できませんでした。

あと数回読んでみます。


くどいようですが、ジャケをすべて並べてみました。質感がすべて違います(汗)


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左上 USオリジナル(ザラザラでごわごわ)  右上USセカンド(ツルツル)

左下 JP初回盤 (ただのザラザラ) 右下 JPセカンド(ツルツルでペラペラ)


こんな感じなのです。色合いも微妙にすべて違いますねー、しかしここが非常に重大なのですが一番音が(特にボーカル)出ているのはJP初回なんですよ。
CBSソニーは最悪のカッティングだ!といっていたレコ屋の店主がいましたが、実はUSのツーアイまでは爆音だったのに、このころのオレンジ6アイレーベルは音がよくない。と僕は思っています。


曲順です、今回は邦題も付けます。
A面
-1 Tangled Up in Blue    (ブルーにこんがらがって)
-2 Simple Twist of Fate  (運命のひとひねり)
-3 You're a Big Girl Now (君は大きな存在)
-4 Idiot Wind"       (白痴風→愚かな風)
-5 You're Gonna Make Me Lonesome When You Go(おれはさびしくなるよ)
B面
-1 Meet Me in the Morning (朝に合おう)
-2 Lily, Rosemary and the Jack of Hearts
  (リリーローズマリーとハートのジャック)
-3 If You See Her, Say Hello  (彼女にあったら、よろしくと)
-4 Shelter from the Storm   (嵐からの隠れ場所)
-5 Buckets of Rain      (雨のバケツ)


このアルバムは当初New Yorkで録音されたのですが、ディランが気に入らず故郷で再度、弟の協力を得てかなりアレンジを変えて作りなおされ、NYセッション(以下NY)は1/3くらい使われただけです、その辺の詳しい事はネットで沢山出てきますので割愛。YouTubeで沢山出てきますのでほとんど聴くことができます。

-1 Tangled Up in Blue この後ディランのライブでも定番になる曲です、NYではおっとりした歌い方ですが、アルバムでは怒りにもにた激しい歌い方です。
-2 Simple Twist of Fate  しかし「運命のひとひねり」なんて訳、どーやったら考え付くのだろう?ヘッケルさんの凄さです。この後のライブでは大ハードロックに変わっていきますが、これもNYではおっとりしたバージョンでこちらもイイです。
-3 You're a Big Girl Now 途中のバックのギターがどう聞いてもミスタッチしてるとしか思えない個所があるのですが・・・・ そのまま発表しているなかな? 
-4 Idiot Wind 問題の白痴風ですが アレンギンズバークが新しいアメリカ国歌にすべきだ、と語っていましたが70年代最高の曲です。バックのオルガンがライクアローリングストーンズっぽくてカッコいい!これもライブでは激しいロックになります。サビの「Its a wonder that you still know hou to breathe」を「まだ、息の仕方をしっているだけで奇跡だぜ」と訳している片桐ユズルさんの日本語訳は感動的であります。NYではこれもおっとりしたバージョンです。2番の中ほど、ドラムがズバズバズバっと入る所が最高です!
-5「おれはさびしくなるよ」 たとえばクラプトンのレイラの次の「庭の木」のように、Idiot Windのあとの暑さを鎮めるように歌われるカントリーっぽいこの曲。たぶんA面最後にIdiot Windを持っていくと、聴き手は身動き取れなくなってしまうので、この曲を最後にしたのでしょうか? ここですこし現実に戻りターンテーブルをひっくり返す事ができるのです。

長くなってきたのでここでおまけ画像(笑)


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日本初盤に入っていたCBCソニー期待の新人紹介です。真中はなんとブルーススプリングスティーンです。まだBORN TO RUN発表前です。70年代は大ブレークするのでは?という紹介文。よくわかってますね(笑) 他にジャニスイアン、エリックアンダーソンなどが紹介されていました。


B面です。
-1 Meet Me in the Morning すこしブルースっぽい曲から始まります。なんかA面と全く印象が違っていて異質です。
-2 Lily, Rosemary and the Jack of Hearts ここでまたもとのアルバムの感じに戻ってきました。
-3 If You See Her, Say Hello ここでのボブの歌の表情は本当に素晴らしい、本当にこの人歌が上手いんだ、という事が再確認されますね。邦題もいいですね。
-4 Shelter from the Storm これもライブでは超ハードロックに変わりました。僕的にはこのスタジオ正規バージョンのほうが好きなんですが・・・
-5 Buckets of Rain 最後の「雨のバケツ」この曲が最後なんて、なんかもっと沢山曲がこの後出てくるような終わり方です。へーそうなんだ という感じでアルバムは終わります。

今まで何百回と聴いたこのアルバムですが全く飽きません、しかも聴くたびに新たな発見があります。本当に素晴らしいアルバムだと思います。


レーベルです。

USオリジ   カタログ番号は PC33235 マトは両面とも2です。
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JP初回盤のレーベル、カタログ番号は SOPO 20  再発は25AP-286 です。



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日本初盤が音が一番いいと書きましたが、この頃の日本盤はイギリスからマスターが送られてくることが多い。と読んだことがあります。もしかしたらUKファーストが一番音がいいのかもしれません。まだまだ「血の轍」の旅は続くのかな(笑)



すべてのロックアルバムで、一番多く針をおとしたこのアルバムなんで、今回はメチャ気合いを入れて書いてしまいました。

この後、蔵出しのベースメントテープス、デザイヤー、そしてローリングサンダーレビューのライブ、初来日公演と70年代のディランの逆襲(60年後期から数年はパッとしなかったから)が始まるのです。

やはり僕的にはこの頃のディランが一番好きだなぁー



購入レコ屋  USオリジナル     ナカシマレコード
         USセカンド      ヤフオク フェイスレコード
         JPファースト      ハードオフ宇佐店
         JPセカンド       不明


購入金額   USオリジナル     3000円くらい
         USセカンド      2000円くらい
         JPファースト      800円
         JPセカンド       不明


参考文献    ボブディラン ディスクガイド



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by naruru-kato | 2017-03-29 19:11 | Bob Dylan | Comments(4)

Bob Dylan( &The Band) その4  Planet Waves

ようやくノーベル賞について口を開いたボブさんです、賞は受け入れるコメントしていましたので一安心です、出来たらゲスト呼んで記念ライブやってほしいです。

さて、今回は発表時、公式には初めてザバンドとの共演アルバムであり、長年所属したコロンビアからアサイラムに移籍し初めて全米NO1になったアルバムであるPlanet Wavesです、日本題名はこのままでしたが「惑星波」となずけてほしかったですね。


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ディランが描いたジャケです。セルフポートレイトに次ぐ自作画。

実はこのアルバム、CDで持っていますが録音が悪く、ザバンドの演奏が霧がかかってるようで良くわからなく、アコの音、ガースハドソンのオルガンなどほとんど聞き取れないくらいで、最悪の印象の作品であったのです。

録音も僅か3~4日スタジオに入ってほとんど数テイクでOK出したそうな。

という訳で楽曲もいまいちが多く、演奏もデモテープか?くらいの詰めの甘さが目立ち、ザバンドの特有の木を切るような重たいサウンドが全く聴けませんでした。



しかし、オリジナルならアナログ買ってもいいかな、というくらいの安さで売っていたのでジャケ目当てで購入しました。オリジは凸凹のテクスチャー加工なのです。ちなみに日本盤、UK盤、US再発盤はタダのペラ紙なんです。


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改めて聴いてみると、アナログでは目の前の霧が晴れた如く、ザバンドの音の輪郭がはっきりとわかります、ディランの声の伸びも素晴らしいのです。レコードとCDでこんなに違う作品は初めてでした。(僕の持っているCDがUS盤のナイスプライス盤であるので音も悪いのかも)


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ジャケ裏、ディランの自筆のライナー、曲目、パーソナル等です。ライナーは解りませんが、最初の一言は解ります「最初に戻る」と書いてあります。




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オリジにしか付属していないインナーはこういう収まりになっています。


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曲目です
A面
-1 On a Night Like This
-2 Going, Going, Gone
-3 Tough Mama
-4 Hazel
-5 Something There Is About You
-6 Forever Young
B面
-1 Forever Young (Continued)
-2 Dirge
-3 You Angel You
-4 Never Say Goodbye
-5 Wedding Song

A-1、この曲はCDでは最悪の曲なんですがレコでは音の広がりが素晴らしかったです-2、ロビロバのタメの効いたギター。その後の名盤「南十字星」のギターを思い出しますね。-4、-6は名曲です。特にForever Young はその後ラストワルツの時の感動的なギターソロは無いのですがアコでさりげないソロがあります。

B-3はもっともザバンドらしい楽曲にアレンジされています。ディランの声も凄くザバンドに溶け込んでますね。


レーベルです。


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Wマークのないアサイラム初期盤。No1になりデビットゲフィンはしてやったり。というところでしょうか。


この後ディランはザバンドとツアーに出てあの有名なライブ「偉大なる復活」を「出すのですが、やはりディラン&ザバンドはこのライブでしょう。という人が多いと思うのですが、アナログで聴くとPlanet Wavesも結構いいぞ。というのが僕の感想です。

ちなみに「偉大なる復活」ではここからの演奏は1曲も無く、ツアーでやったかどうかも分かりません。

僕的にはこの時のライブの完全盤が出てほしいのですけどねー。


しばらく続いたディラン特集も今回でひとまず終了。


次回はなんと! ブリティシュフォーク&トラッド特集を2カ月程やります。ほとんど聞いてこなかったジャンルなんですが、昨年ひょんなことで泥沼にハマりました。しかし片足突っ込んでもう抜け出してきましたのでたいしたのは持ってません。王道のみですがいいとこだけ買いましたのでご期待ください。











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by naruru-kato | 2016-10-30 18:35 | Bob Dylan | Comments(0)

Bob Dylan その3    Dylan

今月は急遽ディラン特集になっています、相変わらずノーベル賞受賞のコメントが発信無いため、とうとうノーベル賞の関係者から「失礼な奴」とコメントされてしまいましたが、もしかしたらディランはノーベル賞は「あんたら勝手にきめといてコメントする気もないわ、歌で返答したる」と思ってんでしょうか(笑)

さてこれも同じようなケースのレコードです。ディランがコロンビアからアサイラムに移籍し腹いせにコロンビアがディランの了解なしに勝手に出した蔵出し集でもある「Dylan」です。

これでも全米最高17位 ゴールドディスクにもなっています。


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ディランの40数枚あるアルバムの中では最も低い評価、(そりゃそーでしょう、本人の意思に関係なしに出されたんだから)だと思っていたのですがじつはとっくにCDは廃盤になり、レコもプレスが少なく(たぶん再発はそんなにないかも)逆にマニアにとっては希少価値の高いアルバムであると言えます。

信じれれない事にヤフオクで出ていて予想を下回る入札者の中、簡単に落札できたのですが、初めて聴いた感想は「かなりいいぞ、このアルバム」という感じなんです。このアルバムは大不評であったセルフポートレイト、その後のニューモーニングのアウトテイク集なんですが、全体に女性コーラス陣が半分以上にバックを付け(これ自体珍しい)しかも収録曲もジョニミッチェル、ジェリージェフウォーカー、その他トラディショナルな曲、その中にはSarah Jane 、プレスリーがヒットさせた Can't Help Falling in Love なども含まれ凄く面白い作品だと思ってます。


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裏ジャケも同じ写真です、今回のジャケは本人の意思は入ってないのでコメントは割愛します。


この人の場合、ブートレッグシリーズを聞けばわかるのですが、蔵出し音源のほうがいいものが沢山あります。すでに発表済みの作品もこのシリーズで別テイクのほうが断然素晴らし物が多くあるのは周知の事実。たぶん今まで正規に発表された曲と同じくらいの未発表があると思いますね。


所で、なぜ「セルフポートレイト」と今回の蔵出しで他人の曲をこんなに録音したのでしょうか?曲が作れなくなった、なんてことはこの人はあり得ないんで、そこらへんの事情が知りたいです。


曲順です。

A面
-1 Lily of the West (西部のユリ)
-2 Can't Help Falling in Love (好きにならずいられない)
-3 Sarah Jane
-4 The Ballad of Ira Hayes

B面
-1 Mr.Bojangles
-2 Mary Ann
-3 Big Yellow Taxi
-4 A Fool Such as I
-5 Spanish Is the Loving Tongue

初めて針を降ろした瞬間の音、このアルバムはメチャ音がいいです。 A-1ではカントリーウェスタンの名曲、女性コーラスがカッコいい。
プレスリーがヒットさせたA-2、トラディショナルの-3 どれもカッコいいアレンジ。

B面の-1はニッティーグリッティーが大ヒットさせたジェリージェフウォーカーの名曲、ディランが歌うと結構ガラガラ声が決まります。-3はジョニミッチェルの大ヒット曲。ディランに対して否定的なコメントを発したジョニですがその作品を、ほぼオリジナルに忠実に再現、女性コーラスもオリジナルっぽくてかなり笑える。最後の2曲はニューモーニングの時の音源でボーカルが優しい感じに変わってます。


レーベルです。


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コロンビア盤のPC品盤、完オリです。


この後アサイラムで2枚出してまたコロンビアに戻るディランですが、やはりこの人はアサイラムよりコロンビア盤がしっくりきますね。


この盤がヤフオクに出た時はびっくりしましたが、同時に絶対に落とさねばもうオリジで出会う事は無いかも、と思い気合いで臨みました。しかし入札者はたったの僕入れて3人(他の有名盤はものすごい事になってます)しかも延長無しであっさり落札されました。当初の出品者のコピーは「美盤!! レア! US盤 全然ありません 」と書いてあったので拍子抜けだったのでは(笑)
やはり不人気盤はそんなに注目されないのですね。

最近、さすがに旬なんでディランを良く聴きますが、50年以上に渡る活動の中で僕的に区切りをつけるとしたら、
1 デビューからAnother Side of Bob Dylanまでのフォーク期。
2 Bringing It All Back Homeから John Wesley Hardingまでの名盤目白押し   フォークロック期。
3 NashvilleSkylineから今回の Dylanまでの良くわからん穏やか期。
4 Planet WavesからBefore the Floodまでのザバンドとの再共演ロック期
5 Blood on the Tracksから
Desireまでの僕的最高期
6 その後のキリスト教期  80年代、90年代 現在  

なんて感じで振り分けますけど、一番好きなのは5の最高期の2枚何ですが、最近3の穏やか期のレコが非常に気になります。ほとんどの作品はCDであるのですが、この時期だけは駄作が多いと思い聴いてなかったのです。
実はものすごく良かったりして(汗)あっー早く頼んであるセルフポートレート入荷しないかなぁー(笑)



今月はひとまずディランの特集ですが、実はそんなにレコードもってなくてネタももう少しで切れそうなんです。

来月は今までの僕の趣味からはかなりかけ離れた特集を2カ月やる予定です。


購入レコ屋  ヤフオク  Best Sound Rrecord購入金額 
購入金額   2.500円

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by naruru-kato | 2016-10-22 17:03 | Bob Dylan | Comments(0)

Bob Dylan( & The Band )その2  The Basement Tapes

ノーベル文化賞が決定したボブさんです、そこで今月のSSW特集から急遽特番にすることにしました。
でもよくよく考えるとこの人もSSWではあります、というか草分けですがSSWの枠組みにはとてもじゃないけど収まらない人なんで,ジャンルとしては僕的にはただ単にアメリカンロックにしてます。

今回のThe Basement Tapes(地下室)は発売当初(ちょうど1976年くらいかな)僕の廻りはディランブームだったのですが、このアルバムはものすごくつまらないアルバムに聴こえ、すぐに売った記憶があります。その後ザバンドに傾倒しCDで、もう一度買ってみて聞いたのですが、やはりつまらんアルバムというレッテルを僕的に張ってしまい、ずーと無視していたのです。


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しかし昨年この地下室セッションの全貌を明らかにしたブートレッグシリーズが¥20.000-円出て、僕はそのダイジェスト盤であるROWというCDを買って聴いてみたら、なんというか、そのー ものすごく良かったんですわ(今更かっー)

ちなみにこのジャケ、ここがはたしてビックピンクの地下室かどうかは解りませんが、間違いなくどこかのボイラー室です。たいていボイラー室は地下ですから題名とジャケが見事にマッチしていて最高ですね。


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これが2015年に出たベースメントテープの完全版の原価盤のRAWというCD。これでもかなりこの地下室セッションの全貌が分かります、ザバンドのガースハドソンがすべてのセッションをテープに録っていて今回彼がこのCDの編集に立ち会ったそうです、詳しく知りたい方はレココレの2014年12号を探して買ってください。


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ウッドストックでオートバイ事故をしてしばらく隠匿生活を送ったディランですが、この時デビュー前のザバンドとセッションをしてそれが海賊盤となり世界中に出廻りそれを聞いたミュージシャンたちがこぞってここからの曲を取りあげたことは有名です。この頃、ほとんどのコンサートの楽屋ではこのテープがかかったいた。とニールヤングが証言しています。


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裏ジャケです。なんかサーカス風(笑)


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ゲイトフォールドの全体画像。この中でザバンドのメンバー4人、ロビー、ガース、リック、リチャードは当然解りますがレボンがどこにいるのかがいまいちわからない。表ジャケの左端で座っているのがそうだと思うのですが髭が無いし・・・


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中ジャケでど真ん中でダンサーの足を抱えている人もレボンに似ているし・・・
僕的に謎なのです、この謎を解くために夜も眠れない。という事はありませんけど(笑)



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内ジャケの全体画像です。当然左の文はなんて書いてあるか解りません(汗)


実はこのUSオリジナルのレコはなかなか中古市場で出ないらしく、ヤフオクで出た時はかなりの激選を勝ち抜き落札出来ました(といって相場くらいですが)


曲目です
A面
-1 Odds and Ends
-2 Orange Juice Blues
-3 Million Dollar Bash
-4 Yazoo Street Scandal
-5 Goin' to Acapulco
-6 Katie's Been Gone
B面
-1 Lo and Behold
-2 Bessie Smith
-3 Clothes Line Saga
-4 Apple Suckling Tree
-5 Please Mrs. Henry
-6 Tears of Rage
C
-1 Too Much of Nothing
-2 Yea! Heavy and a Bottle of Bread
-3 Ain't No More Cane
-4 Crash on the Levee (Down in the Flood)
-5 Ruben Remus
-6 Tiny Montgomery
D
-1 You Ain't Goin' Nowhere
-2 Don't Ya Tell Henry
-3 Nothing Was Delivered
-4 Open the Door, Homer
-5 Long Distance Operator
-6 This Wheel's on Fire

ディラン作、ザバンド作、トラディショナル、その他もろもろ。ごちゃ混ぜのレコードとなってます。この中のディラン関係で特に印象深いのはザバンドのデビュー盤の最初を飾るB-6「怒りの涙」D-6「火の車」がディランのボーカル、フェアポートコンベンションがいち早く取り上げたC-4の「堤防決壊」(なぜかこの曲はいろんな人がやります)。あとザバンドの歌、演奏はどれも素晴らしい。


まぁこのアルバムについては誰もが難しい事を語っているので僕はこの辺にしておきます。

一言いうなれば日本盤の曲の題名が面白いのが多くて笑えます。
B-3の「物干しづな」 C-1の「何もない事が多すぎる」C-2の「おもいぞパンのビン」D-2の「ヘンリーには言うな」などです。おもろすぎます。誰が考えたのだろう?菅野ヘッケルさんかな?

レーベルです


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完オリのC2-33682品盤です。やはり日本のCBSソニーに比べCBSコロンビアのUS盤は圧倒的に音圧が違いますねー。

一般にディランの60年後半から70年にかけてはいまいちよくわからん時期ですが、実はその頃が味わい深くてイイ。という意見もあります。評論家のせみまーるさんなんか悪評のセルフポートレイトが一番じゃ、と言ってますので僕もUSオリジを注文したところなんです。手に入ったらまた報告します。




今回もおまけ。

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前回も書いたように、ディランは今まで4回コンサートで見ました。これは何回目かわかりませんがパンフです。


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86年のトムペティーとのコンサートの後94年97年にセンチュリーホールで、そして2001年に名古屋市公会堂で見ました。


僕は2001年の公会堂のライブが一番印象に残っています。席もステージから近かったし、アンコールのライクアローリングストーンで客が前に押し寄せ、さらに調子に乗った奴らがステージに上がりディランのそばで踊ったのです。
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本来ならガードマンが引きづり降ろすか演奏中止になる所でしたが、ディランは気にすることなく笑いながら(そう見えた)演奏し終えたのです。あんな光景は初めて見ました。


それ以降鍵盤を弾くようになってから見に行ってません。特に入場料が倍近くに跳ね上がり行けなくなったというのが本当のところです。


今回ノーベル賞が決まったところでレコードの値段も跳ね上がる事が懸念されます。僕のようなお金の無いコレクターにはまいった知らせでしたね(笑)。


購入レコ屋   ヤフオク
        Faceredord        

購入金額    2850円

参考文献    レコードコレクター2014年12号
            〃  増刊 ボブディランディスクグラフィー




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by naruru-kato | 2016-10-15 08:05 | Bob Dylan | Comments(0)

Bob Dylan その1     Desire

とうとうボブさんを取り上げることにします。この人はほとんどCDで持っているのですが、アナログは昔買った日本盤が少々しかありませんでした。60年代のオリジナル集めるとどれだけお金がかかるかわかりませんので,ひとまず止めにして、70年代だけオリジナルに関係なくUS盤のみ購入することにしました。(予算内に収まればオリジも買いますよ)

高校時代にリアルタイムで聞いたブラックホーク99選にも選ばれているDesireです。(なぜこのアルバムが選ばれ前作、自分的に最高傑作のBlood On The Tracksが選ばれていないのか最大の不思議)
このアルバムは新品で買ったのですが、その時の他の候補はなぜかPink Floyd / Wish You Were Here。Neil Young / American Stars 'n Barsだったような気がします。ニールヤングは分かるけど、なぜフロイドだったのだろう?(笑)


しかし、この日本盤はCD移行期に売って通常盤CDを買いさらにその後、紙ジャケまで買いました。まさにレコード業界に嵌められたいいお客状態でした。そして今回、初回ではありませんが1978年頃の再発を安く手に入れたのです(本当はオリジと思って買ったのですが家に帰って調べたら再発でした トホホ)

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向かって右向きのボブさんの笑顔写真。

ここで興味深い文献があります、レココレのボブディランディスクガイドの中の漫画で浦沢直樹さんという方が描いた「ボブディランの右側」というのがあります。


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ディランのアルバムジャケで顔が左を向いているものと、右向きの物があり検証されています。
40枚以上のアルバムを出しているボブさんですが向かって右を向いているのはたったの6枚ほどなんです。で、右向きの顔の写真は笑っているのが多くて左側のは渋い表情が多い。とのこと。

コレクター以外はどーでもいい検証ですがかなり面白い内容です。


このアルバムもかすかに笑っていますね(笑)。


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裏ジャケです、参加メンバーのランダム写真。鎌倉の大仏は意味不明。エミルーが若い!



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アレンギンズバークのライナーが付きますが、書いてあることは分かりません(汗)


CDの日本盤にも訳はなかったよーな気がします。


高校時代に出たこのアルバム、結構普段洋楽聞かないような連中も話題にしてました。ハリケーンが話題でしたからねー。僕はど素人の連中がこのアルバムの事を話しているのを聞いて「お前らにディランが分かるか?」と怒ってましたが、僕もそんなには分かっていなかったですけどね。その後に出たニールヤングのライクアハリケーンと、どっちが凄いかが通の話題でした(笑)


曲順です
A面
-1 Hurricane
-2 Isis
-3 Mozambique
-4 One More Cup of Coffee
-5 Oh, Sister
[B]
-1 Joey
-2 Romance in Durango
-3 Black Diamond Bay
-4 Sara

ほぼ全曲で道端でスカウトされた(いろんな説があるみたいですが)スカーレットリベラのジプシーバイオリンが炸裂してます。A1の疾風感は勿論ですが、他でも印象的なフレーズ満載。
そしてエミルーハリスも沢山の曲でコーラスを付けてます。バイオリンとエミルーの声はよくマッチしてますね。他にはこの後しばらく行動を共にするベースのロブストナー、ギターのクレジットはありません、リベラのバイオリンがそれに相当するのでしょうね。
A面では-5のエミルーとのデュエットが白眉かなー
B面はいきなり長尺の-1 さらに最後は奥さんの事を歌った-4で幕を閉じます

関係ない話ですが僕の7歳の娘はこのSaraから名前を取ったのです。娘にこの曲を聞かせて、この曲の名前がお前の名前なのだ。と偉そうに言ったところ「ふーん 変な曲」と言われました。
フリートウッドマックの同名の曲にしとけばよかった(汗)


レーベルです


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JC33893のレーベル番号。オリジはPC33893なんですわ。  カタログ番号はAL33893。
これにより1976年が初盤の年ですが、77年~79年の再発であることが判明。コロンビア盤は分かりにくいです。


ここからローリングサンダーレビューのツアー。そしてこの2年後には初来日するボブさんです。日本でもディラン熱が一番熱かった時代なんではないだろうか?


おまけです。



86年のトムペティーとの共演ライブのパンフに貼られているチケです。
このコンサートは愛知県体育館で見ました、トムの方が人気があったです(キッパリ)


そして、今と比べるとチケット代の安い事。S席で4500なんて今では日本人でもありえません。

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右が初来日のチケ。これは学校が期末テストで行けなかったのですが、テストをすっぽかしてまで行った同級生のMが見に行ったチケ。ロック喫茶でコーヒーをMにおごって交換条件の半チケを入手したのです(笑)



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今となってはコーヒー一杯以上の価値はあると思いますので彼は後悔していると思います(爆)




購入レコ屋  グレイテストヒッツ

購入金額   1500円くらい


参考文献   レコードコレクターズ増刊 BOB DYLAN DiscGuide











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by naruru-kato | 2016-09-17 15:28 | Bob Dylan | Comments(0)

大好きな1970年代のアメリカンロック、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。レコードジャケットもいろいろと楽しいので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシングが大好きです。


by naruru-kato
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