アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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カテゴリ:Gene Clark( 2 )

Gene Clark その2     No Other

元バーズのジーンクラーク、実質上のサードアルバム、1974年発表の「No Other」です。プロデューサーは前作のホワイトライト(以下WL)はジェシ・エド・ディビスでしたが今回はトーマス・ジェファーソン・ケイ。WLはSSWの名盤の一つに数えられて有名ですが、このアルバムも双璧をなすという評価がありますし、いまいちという評価もあります。

僕はWLよりも先にこちらを購入していたので、逆にこちらの方がよく聞きます、自分的にはNo Otherのほうが好きですね。


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このアルバムはハリウッド映画の栄光と衰退をテーマにしているようで、SSW的な音よりも実験的で前衛的な作品もありそれが評価を落としている原因のようです。


ジャケも昔のハリウッド映画を意識しているようで、SSWのアルバムとはとても思えませんね。逆にロックのアルバムの中では凄く目立つので餌箱から「何だこれは?」と抜き出し元バーズのジーンクラークの作品と書かれたプライスカードだけで速攻購入したレコードです。


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左上にけばけばしく化粧したクラーク、下で手を振っている人がプロデューサーのケイでしょうか?

本当はこのアルバムは2枚組で出したかったそうですが、レコード会社に却下されたそうです。しかしYouTubeでこのアルバムのFULL ALBUMというのが出ていて、ここで残りの曲が聞けます(たぶん)本篇8曲が終わってもまだ他の曲が続いているのです。たぶんアウトテイクでしょう。そして別テイクも入ってます。興味のある方はこちらです。

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インナースリーブは歌詞カードとパーソナルが載ってます、これによるとコーラスは沢山の人がやってますが知らない人ばかりでした(汗)

ドラムはラスカンケル、オールマンのブッチトラックス(意外)、ベースはリースカラー。元同僚のクリスヒルマンが1曲だけマンドリン弾いてます。

そしてギターは、バジーフェートン、ジェリーマギー、ダニークーチ、そしてジェシエド、さすがの人脈ですねー。


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ポスターです、特にいらないけど(笑)

曲目です。

A面
-1 Life's Greatest Fool
-2 Silver Raven
-3 No Other
-4 Strength of Strings
B面
-1 From a Silver Phial
-2 Some Misunderstanding
-3 The True One
-4 Lady of the North

B-4はディラードとの共作、あとはすべてクラークの作品。
1曲目からジェシエドのギターがさく裂、ソロの出だし、トリル3連打で1音づつ下がる3連譜、たまりません(言葉でこのニュアンスを書くのは難しい 笑)。2曲目はジェシの手癖フレーズのチャララララーン(これまたしかり)が入りこれまたたまらんです。
3,4曲目が実験的な作品であまりよくわからないのですが、B面はWLの路線をバンドスタイルで演奏している感じで最高です。
B-1のジェシのギターソロはジョンレノンのウォールズ&ブリッジズでソロを弾いた時と同じようなフレーズです(ちなみにこのアルバムでは全曲参加しています)
ジョンのアルバムも1974年作なんでほぼ同時期にスタジオに入っていたことになりますね。


ジェシエドの事ばかり書いてますけど(汗)


クラークの歌も素晴らしいです。B-2のバジーフェイトンのスライドも最高です。


レーベルはアサイラムのクラウズのWマークなし、オリジナルです。


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マトはA-2 B-5でした。


実はこのアルバムをそのまま全曲ライブでトリュビートしている映像をYouTubeで発見しました。しかも2014年にです!

今の若いミュージシャンが入れ替わり立ち替わりで全曲通しで演奏しているのです。
The Gene Clark No Other Band

これは必見ですよ!(ファンじ無ければいいけど)


もしかしたらこの「No Other」はロックの歴史上で再評価され始めているのではないでしょうか?


購入レコ屋   バナナレコード大須店
購入金額    英世 1.2枚くらい

参考文献    アサイラムとその時代 音楽出版社


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by naruru-kato | 2016-01-30 18:27 | Gene Clark | Comments(0)

Gene Clark その1    Gene Clark (White Light)

あけましておめでとうございます、今年も本ブログをよろしくお願いいたします。

頑張って毎週末UPを目指していきたいと思うのですが、購入するLPがそれ以上のハイペースなので、ついていけないのが現状ですが(笑)。

今年から自分の管理のため購入レコ屋、購入金額も書き入れていこうと思います。

新年の最初の1枚は地味なアルバムです、がSSWの記念碑的な元バーズのジーンクラークの実質上のファーストソロ、有名な通称White Lightと呼ばれる黒いジャケットを紹介します。


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シュリンク付きのため、光って上手く写真が撮れませんでした(汗)。

このアルバム、半年間ずーと探し求めていました、もともとこの人についてほとんど知識がなく、バーズにいたことも知りませんでした。しかもバーズの楽曲はすべてロジャーマッギンが歌ったいると思っていたのです、なんという情けない事だ。

今更ですが、バーズを聞きだしてようやくジムクラークのメランコリックな歌声の素晴らしさに目覚め、どうしてもこの大名盤を聞いてみたかったのです。しかし運の悪い事にセカンドのアルバムの No Other を先に手に入れて聞きこんでしまい、その豪華さあふれるアルバムに比べいかにも地味なこのアルバムは、どこが名盤なんだろう?と当初疑問に感じてしまいました。


しかし、ジェシ・エド・デェイビスがプロデュース、スライドギター前面に参加していますので何度も聞きこむと素晴らしさがわかってきます。


真っ暗な夕闇?の中ギターケースに腰かけギターを弾いている印象的なジャケ、左上にGene Clark とだけ表記されています、渋さの極致的なジャケですね。


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裏面にはクレジット、参加メンバーはジェシエドの他はあまりなじみのない人が多いですね(僕が知らないだけだと思いますが)

しかし、この作品も実に味わい深い、感動的です。

ジャケの印象とは対照的に1~2曲目の渋さ、本当にアルバムの出だしがこんな渋くていいのか?と思うくらいです、ジェシエドのスライドが脇を固めるというより、さりげなく後ろで流れます。A-3ははいかにもカントリーロック的なこの人らしい曲、ハープがいかしてます。そしてA面で一番素晴らしい4曲目。これまた地味に歌いあげてます。本当に最小のメンバーでこじんまりやっている感じですがそれがまた素晴らしい。
A面最後でジェシエドのスライドが爆発、というか本当にこの人のギター出しゃばることなく決めるところで決める!という感じでたまらん。ライクーダーと対極のギターですね。
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カンパニースリーブはA&Mの純正。リタクーリッジ、マッドドックスなんかが印刷されています。


B面は、出しから地味に歌い上げてます、B-2がこのアルバムのベストかな、くどいようですがジェシエドのギターとクラークのハープの掛け合いがもうたまらん。スライドのオブリガード、なんという素晴らしさなんだ。


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意味もなくもう一枚ジャケ写真。


3曲目はBob Dylan/Richard Manuelの名曲、ザバンドのファーストの1曲目のあの曲です。これだけが他人の曲、あとはすべてオリジナル。

最後の曲も最高です。本当にこの人は素晴らしいメロディーラインも持っていると思います。最後にふさわしい劇的なフィナーレです。この曲に関してはジェシエドのソロといっても過言でないでしょう、


曲目です。

A面
-1. The Virgin
-2. With Tomorrow
-3. White Light
-4. Because of You
-5. One in a Hundred
B面
-1. For a Spanish Guitar
-2. Where My Love Lies Asleep
-3. Tears of Rage" (Bob Dylan/Richard Manuel)
-4. 1975

この後、アサイラムの移籍し豪華絢爛のNo Other を発表しますが、これも名盤だと僕は思いますね、次回はこれを紹介するつもりです。


あっー、このアルバムを聴いているとロジャーティリソンとか聞きたくなりますね(持ってませんけど、今探し中)



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レーベルです、再発盤なんでいつ頃のかわかりませんが、たぶん70年代後期でしょう。このアルバムは大須の店でウエストコースト特集の時に見つけたのです。探していたので再発だろうがなんだろうが構いません。餌箱を漁っているときに見つけた「やったー」感。僕はそのために通販でなく足で探すことにしているのです。


今年はこういった渋い大名盤探しをやっていこうと思ってます


購入先   ファイハイ堂 レコード店
購入金額  英世2枚(少し高めかな?)


参照本   ウエストコーストロック  シンコーミュージック





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by naruru-kato | 2016-01-08 06:29 | Gene Clark | Comments(0)

大好きな1965~76年くらいのアメリカンロック、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。レコードジャケットもいろいろと楽しいので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシングが大好きです。


by naruru
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