アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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カテゴリ:Marshall Tucker Band( 2 )

Marshall Tucker Band その2     Same

秋になりました、あとわずかで10月。冷え込んでくる夜も多くなりました、こんな時期はやはりブリティシュトラッドがイイのですが、今回は置いといて、秋にもっともふさわしくないサザンロックバンド(笑)であるマーシャルタッカーバンド(以下MTB)のファーストアルバムです。なんとなくですが今週良く聴いたのです。オールマンの次にキャプリコーンが仕掛けたこのMTBですがブルースベースのオールマンとは違いカントリーベースのMTBの方が僕的には実は聴きやすいのです。前回はいきなり最高傑作のサードアルバムであるWhere We All Belongを取り上げましたが本来なら今回のファーストから順番に行きたかったのですが、なにぶんオリジがなかなか手に入らなくて(汗)。ようやく手に入った訳です。

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邦題は「キャロライナの朝焼け」、たしかにそんな感じなんだが、僕はこれは夕焼けではないだろうか?と思っています。実は僕は毎朝、日の出前後にランニングしているのですが、日の出前の空はもっと白いのです。このように青い空が残っているのは夕焼けの方が近いと思います。夕焼けと言えばやはり秋空。という事で今週はこのアルバムを聴いていたのです。もちろんノースキャロライナはどうか知りませんけど(笑)


裏ジャケもほぼ同じデザイン。

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広げるとこんな感じで雄大なノーズキャロライナの絵が描かれています。


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この馬に乗ってフィドルを弾いている人は、その後出世してサカンドアルバムではアルバムの表ジャケでメインに描かれます(爆)ちなみのこの絵を描いた人はJames Flournoy Holmesという人でオールマンの「イートアピーチ」の内ジャケのあの不思議な絵を描いている人です。


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その後の作品は未確認ですが、オールマンのトレードマークの「きのこ」も彼の作品かも?(それよりなんでオールマンがきのこか良くわからんが)




ちなみに馬に乗ってフィドル、というのは非常に危険ではないだろうか?突然馬が暴れだしたら振り落とされるぞー。と素朴な心配もしてしまうファーストとセカンドアルバムです。(どーでもいい事ですが)


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ゲイトフォールドの内側、メンバーの写真、向かって左からギターのToy Caldwell  ボーカル Doug Gray  ベースのTom Caldwell  ドラムス Paul Riddle サイドギター George McCorkle サックス、フルートなどの Jerry Eubanksです。



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このアルバムは本国USAでは時代の波に乗ってかなりヒット(全米29位)しました。その後ライブで定番となる曲も多く含まれています。しかし日本では名前だけは通っている気がしますがさほど売れなかったのではないかな?

しかしバンドは息が長く、トムとトイの兄弟が亡くなってしまいますがボーカルのダグだけが最後まで残りメンバーを補充しながら1999年まではアルバム作成しています。今はどうなったかさっぱり分かりませんが(汗)20枚以上のオリジナルアルバムを発表しベスト盤はダブルプラチナムを獲得しています、後年はロックよりもカントリーチャートのほうで売れていたようです。いずれにせよカントリー好きな国ならではの音楽形態で息が長かったのでしょうね。
(まぁ なんだかんだといってもオールマンも同じように続けましたからね)


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録音はもちろんキャプリコーンスタジオ、プロデューサーは専属のポールホーンズビー、キャプリコーンの王道路線です。ゲストにオールマンからジェイモー、ウェットウィリーなど。


曲順です
A面
-1 Take It The Highway
-2 Cant You See
-3 Losing You
B面
-1 Hillbilly Band
-2 See You Later Im Gone
-3 Rammblin
-4 Abs Song


A-1 デビューアルバムの最初の1曲目としては上々の出来、中間部のフルートのソロが「俺
   達はオールマンとは違うぜ」と鳴っている気がします、もしかしたらジェスロタルの影
   響を受けていたりして(考え過ぎか?)   
   そしてトイの親指だけのフィンガーピッキングによる味わいあるギターソロ。これでも      
   か、これでもか、のデイブメイスンばりの3連譜。完璧な1曲目です。

-2   アコとフルートのイントロが渋い、この曲はトイがボーカル、1~2曲目はライブでも定
   番になっていきます。

-3  前2曲の興奮(笑)を鎮めるようなカントリーフレーバーなナンバー。ペダルスチールが
   イイ感じ。

B-1 ミディアムファースト的なカントリーというかフィドルがブルーグラス的な味付けを
   しています。ここではトイがチッキンピッキングをやっています。

-2  落ち着いたカントリーバラード系のナンバー。特にどう、という事は無いですが、サビ
   の部分が好きです。

-3  この曲もライブでは定番の大盛り上がり大会になる曲。超前ノリドラムに乗ってトイの
   ギターソロが炸裂、ライブではみんな踊りだしてしまいそうなナンバー。
   しかしこの人、なんで親指だけでこんな流れるようなフレーズが弾けるんやろー?
   不思議だ。後半のボーカルとの掛け合いも見事です。

-4  これも最後にふさわしいしっとりしたアコ主体のナンバー。


レーベルです、キャプリコーンのマーブル、土の匂いがするオリジです。




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カタログNo0112  マトはA1 B2です。

ちなみにオールマンの大ヒット作「Brothers & Sister's」の品番がひとつ前の0111です。

たぶんオールマンの相乗効果で売れたのでしょうねー。



MTBはこの後アメリカではかなりヒットを飛ばすも日本では知る人ぞ知る。という感じです。


だから日本公演もありません(たぶんですが)でした。


DVDで映像を見たことがありますが、やはりアメリカではかなりの人気のようでした。一度見てみたかったですね、せめて日本でもコピーバンドでもあればなぁー


購入レコ屋   ヤフオク  個人の出品者

購入金額   1000円








  

   
   
   
   







 




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by naruru-kato | 2017-09-28 20:44 | Marshall Tucker Band | Comments(4)

Marshall Tucker Band その1  Where We All Belong

オールマンブラザースバンドの次はサザンロックのもう一つの雄、マーシャルタッカーバンドです(以下MTB)。出身はノースカロライナです。
1973年にオールマンの次にキャプリコーンレーベルが売り出し、弟分的な売り出され方をした感がありますが、ブルースジャムバンド系のオールマンに比べてMTTはベースにカントリーがあります。

今回はオールマンと全く同じく3枚目のアルバムで2枚組のうち1枚はライブを収録している、Where We All Belong(邦題 アメリカンロックの鼓動)です。僕的にはこのアルバムが最高傑作であると思ってます。発表は1974年です。

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ABBのようなブルース系ネバネバサウンドではないので、あくまで音作りはノースカロライナのからっとした乾いた空気のようなすがすがしさがあります(行ったことはないですがたぶんそんなだろう)


1枚目はファースト、セカンドよりも若干リラックスした中で作られたカントリーロックという感じですべてにブルーグラスの父、チャリーダニエルズがゲストで演奏してます。

2枚目はライブです、ここでキャプリコーンのバンドらしく本領を発揮。ギターとフィドルが絡み合い凄いバトルを繰り広げてます。

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ABBと同じように兄弟でバンドをやっていて兄のトイコールドウェルがギター、弟のトミーがベースです。トイのギター奏法は独特でピッキングはすべて親指のみです。スライドはほとんどやりませんが、とんでもない早弾きもやったりします。

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このライブでもやってます。24 Hours At A Timeの14分にも及ぶ血わき肉躍るような熱演、ギターソロが十分に楽しめるアルバムです。


MTBはABBと同じく呪われたバンドです、このアルバムを発表したあと、弟のジミーが交通事故でこの世を去ります。まさにオールマンの呪われたれ歴史と同じです、しかしバンドはその後も続き1977年には最大ヒットした「キャロライナの夢」をリリース見事にグラミーを獲得したのです。


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カンパニースリーブはもちろんキャプリコーンのシンボルの山羊のマーク。


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レーベルマークも同じマークです。この後の再販では山羊の方向が左向きになり手抜きのデザインに変更されてしまいます。

キャプリコーンレコードはこの他に、エルビンビショップ、シーレベル、ボビーウィツトロックなど男くさいアーティストばかりと契約しますが、オールマンの第一期解散と同時の77年くらいからサザンロックも下火になり80年初頭には終焉を迎えます。


しかし、MTBは80年90年もメンバーチェンジしながら生き抜き、今でも活動しているようです。(たぶん初期のメンバーは誰もいないと思いますが)


アメリカ以外ではあまりにも人気がないようなイメージですが(カントリーなんてアメリカしか受けないからか)我が日本でもABBの人気に比べてあまりにも人気がありません。

しかし間違いなく本国ではABBと人気を二分していたバンドです。CDも6枚くらい持っているのですが、徐々にレコードも揃えて行きたいと思ってます。



参考文献  LABEL GUIDE  

http://homepage2.nifty.com/recordcollectors/capricorn.html


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by naruru-kato | 2015-10-30 06:58 | Marshall Tucker Band | Comments(0)

大好きな1965~76年くらいのアメリカンロック、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。レコードジャケットもいろいろと楽しいので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシングが大好きです。


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