アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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Joni Mitchell その4   Clouds

ジョニのセカンドアルバムでSSWの大名盤とも言われるClouds です、ほとんど一人で弾き語りでやっていて他の参加メンバーはクレジットにのっていません。がスティーブンスティルスがベースを弾いているのは有名な話です。

一般に初期のフォーキーな頃のジョニの最高傑作は4作目の「ブルー」というい事になりますが、自分的には次作の「Ladies of the Canyon 」が一番好きです。特にB面の金縛りにあうような緊迫感がたまりません。




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そして、この2作目のCloudsですが、音数が少ないせいもあり基本的にシンプルで暗いイメージです。ジャケはもちろんジョニ、自画像です。印象的というよりは衝撃的と言った方のがいい。そんな迫力のジャケです。




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ところでCloudsとは単純に「雲」という意味ですが、日本盤は「青春の光と影」という邦題が付けられているのですが最後の有名曲「Both Sides, Now」にも「青春の光と影」という邦題曲が付けられていて、うーん辻つまが合わんぞー。という事になっていますね、まぁいいんですけどね。




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ゲイトフォールドを広げるとこんな感じ、後ろの湖と雲の感じがナイスな絵です。




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内ジャケです、歌詞と制作者のクレジットのみですが真中に意味が深いようでこれまたジョニの絵です。これは大昔の地球の絵ではないか?このアルバムのイメージ的な絵なのか?ジョニ画伯に聞いてみたいです。




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このアルバムをリアルタイムで聞いた人に尋ねたいのですが、1969年にこのアルバム出しても誰も理解できなかったのではないでしょうか?売上的にはパッとしなかったようですが、ただ単にギター、ピアノの弾き語り。では収まらない不思議なアルバムです。フォークといえばフォークなのだろうけど、一般的なフォークシンガーとはまったく違う独自の世界です。異様ともいえます。そしてとにかく暗い。


そらに、この作品も引きずりこまれる恐怖感があります。ジョニの初期の作品はすべてB面が終わると身動き取れなくなりますが、これもまた「いったい何なのだ?」という感じでしばし動けません。




曲順です
A面
-1 Tin Angel
-2 Chelsea Morning
-3 I Don't Know Where I Stand
-4 That Song About the Midway
-5 Roses Blue
B面
-1 The Gallery
-2 I Think I Understand
-3 Songs to Aging Children Come
-4 The Fiddle and the Drum
-5 Both Sides, Now

A-1Tin Angel オープンチューニングのアルペジオ、そして暗すぎる歌声(笑) 
いきなり首根っこ捕まえられる感じ。こんな楽曲ジョニ以外で聞いたことありません。マイナーコードの中に時たまメジャー7th的な音が入る所が凄い。

-2 ロックミュージシャン御用達のホテル、チェルシーホテルの朝を歌った曲。
映像で確認しましたがカポを1フレットに付けて変幻自在のコードワーク。もー理解できまへん。これは代表曲になりますね。フェアポート、ジュディコリンズ、ジェニファーウォーレンらが取り上げています。Wikkではクリントン元大統領の娘はこの曲から名前を取って「チェルシー」としているそうです。

-3 これもアコのアルペジオの弾き語り、物凄く変わったコード進行。もーさっぱりわかりません、がこれまた素晴らしい曲。この曲のジョニの声は凄く可愛い。

-4 これも同じような曲です。3曲目と繋がっている感じがしますね。

-5 これまた独自の変則コードワークによるアルペジオ、凄く怖い。バックで流れるマンドリンっぽい音がさらに怖さを増す。どこかに連れ去られる恐怖感。そんな感じです。しばしレコードを裏返すのを忘れてボっーとしてしまいます。

B-1 盤を裏返し「あっーこの曲で良かった」と素直に感じる明るい曲。サビからのジョニのハモが本当に美しい。

-2 これもじっくり歌い上げる味わい深い作品。

-3 いきなりサビから歌うナンバー。しかもジョニのハモから始まります。
  特に高音のジョニの華麗さ。なんともいえん幸せ感を感じます。

-4 これは問題作です。無伴奏です。UKトラッドの影響を受けているのでしょうか

-5 1番の歌詞にCloudsという言葉が沢山出てきます。タイトルとシンクロしているのでしょう。ジョニの代表曲ベスト5には入るこの曲、何人もがカバーしています。アルバムの最後を飾るにふさわしい素晴らしい曲です。


レーベルです。オリジナルのツートーン。



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カタログ番号はRS6341 マトは両面1Cとなってます。



ジョニの初期では地味ですがアルバムカバーのせいで圧倒的に有名なこの作品。
捨て曲無しの本当に味わい深いアルバムですよー。

購入レコ屋  ナカシマレコード

購入金額   3000円くらい


  



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by naruru-kato | 2017-05-21 08:42 | Comments(0)

Joni Mitchell その3   BLUE

ジョニミッチェルの初期の最高傑作と呼ばれているブルーです。
この盤は今まで3回店頭で見かけましたが,買うタイミングを逸し高いお金出して通販で買うしかないのか、と諦めていたところ謎のレコ屋さんが見つけてくれまして,相場の1/3くらいで入手することが出来ました。ジョニ自身でもう2度とこのアルバムのような自己告発的なアルバムを作ることは出来ないといわしめた名作です。

確かに必要最低限のバックにジョニのアコ、またはピアノが加わりほとんど弾き語りに近い感覚。赤裸々という言葉が似合いそうな作品です。(青裸々と言う言葉があればそちらの方がいいです (爆) )




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ジョニはアルバムカバーを自分で描くことが非常に多いのですが、今回は写真です。しかし写真と言ってもこのブルーに染められた写真は一体何を意味するのだろう?表題のブルーはかつての恋人、デビットブルーのことらしいのだが、そこら辺りの事が歌われているのですかね?



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ウラジャケもブルー一色。 右隅にわずかに曲目があるだけ、さらに




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ゲイトフォールドジャケの内側はいつも通り歌詞とクレジットですが、ブルーに淡いブルーの文字。このセンスはたまらん、美しすぎる。実は先日UK盤のジャケを見ることが出来ましたが、ジャケの表面は軽い凸凹のエンボスがかかり、しかもスリーブでした。セカンドアルバムもスリーブだったし歌詞カードは無いし、イギリス人は手を抜きますな。(あのザ・バンドのファーストもスリーブにしてるし)このオリジナル盤はインナースリーブもブルーです。
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これがスリーブです、このブルーのスリーブがカンパニースリーブでは価値が半減するらしい、僕は別にどーでもいいけどね。
参加アーティストは、なぜかベース(もちろんギターも)にスティーブンスティルス、ジェームステーラーも3曲でアコを、スヌーキーピートのペダル、ドラムはラスカンケル。クレジットはたったそんだけです。音の分厚さとかは全くなく、ひたすら簡素なバックにジョニの声が響きます。

曲順です。
A面
-1 All I Want
-2 My Old Man
-3 Little Green
-4 Carey
-5 Blue
B面
-1 California
-2 This Flight Tonight
-3 River
-4 A Case of You
-5 The Last Time I Saw Richard


捨て曲無し(というかこの人、捨て曲というものが存在しないと思う)すべて素晴らしい曲ばかりです。A1から変則チューニングによるカッティングが炸裂です、その後ろでジェームステイラーがリズムを刻んでます。A3では前作のサークルゲームを焼き直ししたようなイントロ。美しい旋律。もーたまりません。
そして表題のA5 たぶん一人でピアノの弾き語りかな。これは、確実に弾きこまれます。サージェントペパーズのA Day in the Life が終わった時、普通の人はボォーしますが、それと同じ感覚です。しばしB面に裏返す事が出来なくなります(笑)


頑張ってB面に針を落とすとなぜか、ほっとするペダルの音。B1もやはり名曲、ジミーペイジがこの曲を聞いて自分も同じ題名の曲を作ったとか?
B3はジングルベルのフレーズを取りこんだ感じのピアノのイントロ、中間部のソロもそれらしきソロ。この曲、本当に沁みるわ。訳詞が無いので判りませんがクリスマスの事を歌っています。うーんやはりジョニの場合訳詞もある日本盤も必要だな(笑)

レーベルです


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リプリーズ、カタログ番号はMS2038 マトは両面とも1です。
ちなみにこの盤を買うまでで出会った盤はすべてWマークがある再発盤だったのでタイミング逃して買えなくて良かったです(笑)


初期の最高傑作ですが、前作のLadies of the Canyonも素晴らしいし、その前のClouds も素晴らしいし、ジャズと融合してからも凄いし・・・・

結局、70年代までのジョニはすべてが最高というしかないです。ひとまずジャコパスと共演したライブまでは揃いましたのでゆっくり検証していきます。


購入レコ屋   ナカシマレコード

購入金額    3000円くらい

参考文献   レコードコレクターズ 1998年12月号











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by naruru-kato | 2016-07-09 16:29 | Comments(0)

Joni Mitchll その2  For The Roses


前から一度行ってみたいと思っていた中古レコ屋、サンオブスリーサウンズさんに初めて訪れ、Joni Mitchllの五枚目のアルバム、「For The Roses(邦題、バラに送る)」をUS盤のアサイラムオリジナルプレスで入手しました。

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実は、この盤は今までレコバーゲンの会場で何度も目にしていました。しかし価格があまりに高いため躊躇していたのです。
いずれここのお店を見つけて、その時まだ売れ残っていたら考えようと思っていたのです。

この盤を出店したいた、サンオブスリーサウンズさんをようやく発見しオーナーさんと少し話をしてみて「やはり、この盤は買って」おかなければ」と確信し思い切って英夫4枚はたいて購入してきました。



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この金額は今のところ僕のレコード購入金額の最高レベルです
ところで、このアルバムがどうしても欲しかったその理由は、これです。
ゲートフォールドジャケットのさらに真中にもう一枚ページがありそこにはジョニのオールヌードの後ろ姿の写真が載っているのです。

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これです、この写真が見たかったから買った、といっても過言ではないのですが。

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実はCDも持っていますが、やはり同じ写真でも迫力が違いすぎる。ところで肝心の音のほうはというと。
1972年作のこの5枚目は前回紹介した3枚目の「Ladies Of The Canyon」よりもさらにピアノとジョニのギター、歌声に浮遊感がまして、聞いていると気を失いそうになります。前作の名作と呼ばれる「Blue」(未購入、現在物色中)からさらにピアノの演奏が多くなり、今回からトムスコットのホーンが絡み合い妖気のようなものが漂ってきます。
今まで車の中でCDで何度も聞きましたが、やはりこの作品は落ち着いて家のステレオでじっくり聞くと全く違う印象のアルバムになります。
このアルバムから、フィージョン系のミュージャシャン、トムの他にウェルトンフルダーらも参加して、この後にフォーク&フュージョン路線の伏せんとなり、名作「Coat & Spark」(これも未購入、現在物色中)へと続くのですね。


リプリーズからアサイラムに移籍して最初の作品です。初期のアサイラムレーベルで一番ビックネームの移籍です。もちろんまだイーグルスもジャクソンブラウンも有名になる前です。
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レーベルはオリジナルのホワイト、カタログNOはSD5057、マトは両面とも、1です。


SIDE-A
1.Banquet
2.Cold Blues Steel And Sweet Fire
3.Barangrill
4.Lesson In Survival
5.Let The Wind Carry Me
6.For The Roses

SIDE-B
1.See You Sometime
2.Electricity
3.You Turn Me On I'm A Radio
4.Blonde In The Bleachers
5.Woman Of Heart And Mind
6.Judgement Of The Moon And Stars (Ludwig's Tune)

サンオブスリーサウンズのオーナーさんと話をした内容は、1970年代のロック、特にリトルフィートが大好き。レコードはすべてアメリカの信頼のおけるディーラーより取り寄せてます、とのことでした。



まさに僕に趣味にビンゴ!これから当分通うことになりそうです。




参考文献  レコードコレクターズ 1998年12月号  ㈱ミュージックマガジン

      アサイラムレコードとその時代      音楽出版社



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by naruru-kato | 2015-10-11 13:22 | Comments(0)

Joni Mitchll その1  Ladies Of The Canyon


初めてこの人を見た(聴いた)のは、今から38年前。ザバンドのラスワルツの映画でゲストに出てきたのを見たときです。

その時の印象があまりに悪く、演奏した曲もコヨーテという変な曲で(のちに大好きになりますが)、たぶん今思うとあの曲はザバンドの演奏に全く合っていなかったのでしょうね。


ところがレコード収集再熱してから女性アーティストを集中して聴くようになり、改めてジョニさんのあまりのすごさに圧倒され今では泥沼にハマってます。



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今回、取り上げたのは3作目のLadies Of The Canyon。初期の名盤です。ほとんど彼女のアコとピアノの弾き語りですが、曲のよってはホーンとか入ってます。


彼女はよく知られているように、自分で考えたアコの変則チューニングで全曲を弾き、非常に心地のいいカッティングを聴かせてくれてます。



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画家でもあるジョニがジャケも描いてます。


僕が特に好きな曲は、A面のFor Free、Ladies Of The Canyon、B面のラスト3曲ですね。 


ツェッペリンのジミーペイジがジョニのことを思ってカリフォルニアという曲を書いたそうですが、この表題曲のLadies Of The Canyonを聴きながら作ったんじゃないだろーか?


全編にわたり、彼女のボーカルが初々しい。他のアルバムと比べてもこのアルバムの声が一番気持いい。


あとでCS&Nが取り上げた,WoodStockなどは極限に神々しく,このままアルバムが終わってしまったら異次元に連れ去られそうな怖さがある曲ですが,


なんとか最後のThe Circle Gameで意識が戻ってきます。


初めてビートルズのサージェーントペパーズを聴いたときと同じ感覚です。



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すべて手書き風な歌詞カード。 この人は歌詞を大切にしているのでUS盤でもほとんど歌詞がついてます。



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レーベルはおなじみのリプリーズ、タンと呼ばれる時代のもので第3期のレーベルマークです、ちなみに1975年から84年までこのマークが使われてます。


ということでこの盤は何枚目かのプレスです、マトリックスはA面がRS-1-6376 LW3。B面はLW6です。


音のほうはジョニの高音の声の抜けが素晴らしい、聴いていると本当に気が遠くなっていき全曲終わってもボーとしている自分に5分間ぐらい気がつかない(笑)

そんな感じですね。
A面
-1.  Morning Morgantown
-2.  For Free
-3.  Conversation
-4.  Ladies of the Canyon
-5.  Willy
-6.  The Arrangement
B面
-7.  Rainy Night House
-8.  The Priest
-9.  Blue Boy
10. Big Yellow Taxi
11. Woodstock
12. The Circle Game

この後ジョニはフォークとジャズ系のミュージシャンの融合を行っていき、ジャコパストリアス、チャーリーミンガスなどと共演していきますが、

その頃のアルバムはまた次回に。


参考文献   The DIG  50号
       レコードコレクターズ 1998年12月号

参考HP    LABEL GUIDE
       http://homepage2.nifty.com/recordcollectors/labelguide.html















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by naruru-kato | 2015-08-30 18:01 | Comments(0)

初めのご挨拶

皆さん始めまして、 naruruです。

ブログ歴4年目でメインブログのジャンルが増えすぎて少し分けた方がいいかな。

という感じになってきましたので、この新しいブログは僕の持っている、または

新たに入手したレコードの紹介、感想などを適当に記録したブログにするつもり。


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ただし、僕の場合、真のレコードコレクターとは言い難いので同じ盤のいろいろな

国のプレスや、同じ盤の初回、再発盤など買ってはいません、そんなことしたら

僕の給料ではやっていけませんので、なるべく安く手に入れた物ばかりです。

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今年に入りひょんなことから復活したアナログレコード、昔は1000枚以上もってい


ましたがCDに移行した80年代からLP盤はほとんど廃棄処分してしまい、ほとんど


残ってませんでした。それから半年で中古レコード屋廻りで徐々に増えてきてます。



そんなことで、自分の趣味で使える範囲で買ったレコード、わずか250枚ばかりで


すが(CD入れても600枚)この紹介を自分の判る範囲でブログアップしていく


どこまでいっても自己満足なブログです、週に2~3回くらいUPするつもりです。


よろしくお願いします。





























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by naruru-kato | 2015-08-23 11:33 | Comments(2)

大好きな1965~76年くらいのアメリカンロック、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。レコードジャケットもいろいろと楽しいので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシングが大好きです。


by naruru
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