アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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Ry Cooder その4      Paradise And Lunch

ライのパラダイス&ランチのオリジナルが入手できましたので報告します。

ライの最高傑作は何か?と考えると間違いなくこのアルバム、またはセカンドのInto The Purple Valley、または次作のChicken Skin Music の3枚から選ばれると思います。もうこれは動かし難い事実です。決して駄作を作らないライですがこの3作の完成度は素晴らしです。
(自分的には最高傑作はInto~で一番聴くのは前作のBoomer's Storyですけど)


実はこのアルバム、非常に興味があって以前から日本盤、USオリジをどうしても比べたかったのです。なぜかというと日本ワーナー盤とUSオリジは位相が違うのです。月間アナログ誌のアナログ塾で和久井先生らが発見し大騒ぎしているのです。USオリジではパーカションが右のスピーカーから出てくるのにワーナー盤は左から出てきます。ということで紙上でこれはヤバッと大騒ぎしているのです。

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ライの奥さんのスーザンがデザインしたPOPなデザインのジャケ。
聞き比べましたが確かに位相が違います、でも僕的には「そんなこと別にどーでいいじゃん」といった感想になりますね(笑)ワーナP8000盤台の日本初盤の音はオリジとそん色なくいい音です。


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ジャケもほぼ同じ。日本盤負けていません(笑)



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裏ジャケも同じイメージです、ライのトレードマークでもあるアロハのデザインがおしゃれです。今回の日本盤の中川五郎さんの解説にありましたが、ライのアロハはハワイ在住のスミコさんという人がすべてセレクトしているとのことです。確かにイントーザパープルバレイのクレジットにはSUMIKOと記載がありました。



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さて不況時代のアメリカ音楽の旅をデビュー盤から前作で終えたライは今回からメキシコ、ハワイなどの人たちとアルバム制作に乗り出します。今回は男性コーラスを取り入れてみようという内容で(普通コーラスは女だろう)最初聴いたときは全く僕は受け入れれませんでしたが、やはり何度も聞き込むと、これはこれでアリだな。という感じに思えてきました。



とにかくBoomer's Storyでのかなり暗い印象から今回は明るい曲が多くてしんみりと聞くよりはビール飲みながら聞くのにいいですよー。





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曲目です
A面
-1 Tamp 'Em Up Solid (Traditional)
-2 Tattler (Washington Phillips, Ry Cooder, Russ Titelman)
-3 Married Man's a Fool (Blind Willie McTell)
-4 Jesus on the Mainline (Traditional)
-5 It's All Over Now (Bobby Womack, Shirley Womack)
B面
-1 Fool for a Cigarette/Feelin' Good (Sidney Bailey, J. B. Lenoir, Jim Dickinson)
-2 If Walls Could Talk (Bobby Miller)
-3 Mexican Divorce (Burt Bacharach, Bob Hilliard)
-4 Ditty Wah Ditty (Arthur Blake)


A-1 トラディショナルです、アコのスライドが最高です。本当にギターうまいですよねー
(当たり前ですけど)

-2 ここから男性3声のコーラスが入ってきます。たぶんストラトのスライドもいいですね。
  中間のさりげないギターソロも最高。

-3 ブルースの巨人、ブラインドウィリーマクテルの曲。 原曲は知りませんが(汗)完璧にライの世界、ってい感じです。ここでのエレクトリックスライドも最高。

-4 これも古典、A面では抜群の出来、男性コーラスも素晴らしい。実は初めて聞いたとき「なんじゃこれ?」と思ったのですが聞けば聞くほどハマりました。

-5 ストーンズ、フェイセスで有名な曲です。ライがやるとこんなレゲエな感じになるのですねー。

B-1 アコとマンドリンの絡み、途中からエレクトリックスライド、最高!

-2 Jesus on the Mainline と同じような曲です。ここでも男性コーラスが効いてます。

-3 味わい深い作品。こーいう作品ライの独断場です。ブルースのようでフォークっぽいところが彼のギターにすごく合うのです。

-4 続くアルバム最後の曲もアコのフィンガーピッキングによる弾き語り。ラグタイムブルースのようです。途中のホンキートンク風ピアノも素晴らしい。


メンバーはドラムがジムケルトナー、ベースはクリスエスリッジ、ラスタイトルマン。ボビーキングらのコーラス隊です。


まさに間昼間にビール飲みながら酔っぱらって聞くのに非常に都合の良いアルバムと言えます。

レーベルです。

Wマーク無しのoriginalのリプリーズ、レコ屋によってはWマーク入りでもオリジとしていますが
やはりオリジはこれです。



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カタログNoはMS 2179   マトは1A   1Bでした。


この後、ハワイの重鎮、ギャビー・パヒヌイらとChicken Skin Music を作りライの音楽は最高潮を迎えます。その後もジァズ、ビーバップ、沖縄民謡、映画音楽などなんでも取り入れまさにカメレオンのような音楽家です。


僕的にはデビューからジャズまでを常に聞きますので残りはライブ入れて3枚です。




購入レコ屋   ナカシマレコード

購入金額    1200円


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by naruru-kato | 2017-08-11 11:20 | Ry Cooder | Comments(2)
Commented by rollingwest at 2017-08-17 08:17
ライクーダーですか!渋い所を取り上げていますね!まだ記事を作っていなかった!いずれ特集したいです。
Commented by naruru-kato at 2017-08-17 18:29
> rollingwest 様

ライはいろんなアルバムで断片的に聴いてましたがじっくり聞きこんだのはここ2~3年です。
それなりに歳を取らなければ良さが判らないアーティストかも?ですね。

大好きな1970年代のアメリカンロック、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。レコードジャケットもいろいろと楽しいので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシングが大好きです。


by naruru-kato
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