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アナログレコード巡礼の旅

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Ian Matthews その2 PLAINSONG/In Search of Amelia Earhart

イアンマシューズがソロ2作発表したあと、アンディーロバーツ達と結成したプレインソングの72年に発表されたIn Search of Amelia Earhartです。ひとまずカテゴリー的にはイアンマシューズの中に入れました。邦題は「処女飛行 女性飛行士アメリア・エアハートを称えて」という長いタイトルのようです。

この1枚でこのグループは解散(90年代に一度再結成されています)しますが、このアルバムはイアンマシューズ関係ではかなりの出来の良さ、ブラックホークの99選にも選ばれているのです。アルバムの内容は世界で初めて飛行機で大西洋横断した女性パイロット。アメリア・エアハートに捧げられています。日本では全く無名ですがアメリカではリンドバークと同じくらい有名で、誰でも知っている国民的ヒロインであるアメリアですが、1937年に世界一周にチャレンジし太平洋上で消息を絶ち帰らぬ人となったという事です。


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いかにもそれらしきジャケです。ジャケ及び背にはPlainsongの文字だけ、アメリア・エアハートのいかにも空軍っぽい頭文字のマークが輝いています。ロッキードL-10エレクトラがいかにも遭難しそうな高度で書かれています。



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この人がアメリア・エアハートです。なぜイアンがこの女性の事をテーマにこのアルバムを作ったのかというと、Amelia Earhart’s Last Flight という曲を知ってこの物語をステージでやってみたい。と語っています。


プレインソングのメンバーはイアンマシューズ ; g, vo アンディーロバーツ ; g, vo
デイブリチャーズ ; g, vo ボブロンガ ; b, vo ここにドラムがゲストに入っています。フェアポート組のマタックスも参加しています。最初はリチャードトンプソンも一緒にやっていたようです。



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ゲイトフォールドの内ジャケ、ひ左にアメリア、そしてロッキード、さらにメンバーの写真。かなりカッコいいジャケです。


このバンドは何も前情報無しに聞くとどう聞いてもアメリカの少しカントリー好きな人たちのフォークロックバンド。としか聞こえません。イアンマシューズもアンディーロバーツも本当にアメリカが大好きなんでしょうねー。



僕的にプレインソングの位置付けは、この前のサザンコンフォートはいまいちだったのですが、このバンドは多少トラッドの香りがするし、カントリーの風味も満載だし。そこら辺りをユラユラあっちにいったりこっちにきたりしているような浮遊感があり凄く気にいった1枚です。



歌詞カードです。

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イアンの話では実はこのアルバムにはアメリアの事を歌ったのは2曲しか入っていない。との事なんですが、歌詞の内容を見ているともっと沢山あるような気がしますが英語判らないんで(汗) 日本盤も見てみたいですね。




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そしてこれが歌詞カードの表紙ですがアメリアの生涯が書かれているのですが(これはネットで翻訳されているのを見つけました)実は海に落ちたのではなく日本軍が占領していたマーシャル諸島に不時着し日本軍に捕えられその後サイパンに身柄を拘束されそこでアメリアは赤痢で死亡した。など興味深い事が書かれていてどれが本当か判らなくなりました。少し調べてみようと思います。


曲目です
A面
-1. For The Second Time
-2. Yo Yo Man
-3. Louise
-4. Call The Tune
-5. Diesel On My Tail
-6. Amelia Earhart’s Last Flight
B面
-1. I’ll Fly Away
-2. True Story Of Amelia Earhart’s
-3. Even The Guiding Light
-4, Side Roads
-5. Raider

今回は1曲ごとの感想は割愛しますがA面では-1 -6がいかにも英国風ですがあとは結構カントリータッチの曲が多いです。
B面ではやり-2が白眉でしょうか。-4、-5もイイですよー。アンディーとイアンの声が凄くに似ていてよくわからん所がまたいいです。たぶんその内判ると思います。

レーベルです。



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USエレクトラのプロモ白盤。


この後バンドはセカンドを作成にかかりますが途中で分解。イアンはアメリカに渡りソロになるのですが、UKでのソロの2枚、アメリカでの最初の2枚しか僕は持っていませんが、このプレインソングはその中でもベストな1枚です。USに渡ってからはヒットを狙ってのカバー曲のセンスの良さは認めますが、ロッド同様にあまりピンとこないんですよねー


購入レコ屋   ナカシマレコード

購入金額    2500円













by naruru-kato | 2017-06-12 07:37 | Ian Matthews | Comments(2)
Commented by hiroyuki-nagami at 2017-06-16 09:15 x
このレコード、ジャケが気に入って日本盤を購入したんですけど、音の方は今ひとつピンと来ていません。(^^;;)
ジャケのデザインは、ウィッシュボーン・アッシュの
ライブ・デイトにかなり似てますよね。
Commented by naruru-kato at 2017-06-16 20:01
hiroyuki-nagami様
こんばんは、コメントありがとうございます。
日本盤は聞いたことありませんがこのUSプロモは
まあまあじゃないかなー

ライブデイト確認しました。確かに何気に似てますね。
昔持っていましたが飛行機が写っていたのは気が付きません(忘れていた)でした(笑)

大好きな1963~76年くらいのUS、UKロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分が所有しているレコードについて思うままに書いてます、但し評論家ではありませんので難しい事は書きません。ジャケットについても同じように思ったことを書いているだけの自分本位のブログです。


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