Rod Stewart その1 Never A Dull Moment
もうこれは動かし難いです、ミックジャガーはその下、フレディーマーキュリーも下、ロジャーダルトリーは歌唱力無いから下(オイッ、ファンが怒るぞ!)ボーノは年代的に論外、ボウイは趣味じゃないから。あとアメリカンロック系はほとんどいません(汗)だいたいボーカル専門職ってステーブンタイラーとかピーターウルフくらいしか思い浮かばないし(笑)
やはりマイク、またはマイクスタンド振り回して歌ってカッコいいのは、この3人しかいません。そして今回のロッドは天から授かった天性のしわがれたカッコいい声(天使のだみ声 という形容詞を付けたいのだが、すでに日本にあの人がいるし・・・)のおかげでVoとしては最高であると言い切ります。この記述は思いっきり僕の趣味だけで決めてますけどね。「違うだろう!」という人も多いと思います。
ちなみにローリング・ストーン紙の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガーの中では異常に評価は低くてロッドは59位でプラントが15位で一番でした、その上にディランやジョンもいます。まぁ評価の基準がかなり違うと思いますけどね。
ロッド初回はソロ4作目のNever A Dull Momentです(ファースト、サカンドはまだ持っていないので)。
すこし目の焦点が真中によって変な顔になっております。前ソロ作が大ヒットしその勢いそのまま、という感じの素晴らしい内容です。
ロッドの凄さは天性の声を持って他人の素晴らしい曲を歌い、オリジナルよりも完璧に自分の物にしてしまう、いわば盗人のような所でしょうか?。どんな優れたSSWの曲でもロッドが歌えばもうそれはロッドの代表曲になってしまいます。もっと言えば売れないSSWはロッドが自分の曲を歌ってくれれば印税も入るしなぁー。
なんて本気で思っている人も多かったのではないでしょうか? アメリカではリンダロンシュタットが歌ってくれればなぁー なんでしょうけどね。
勿論ロッドも歌を作りヒット飛ばしてますが(マギーメイとか)やはりこの人のイメージは選ぶ楽曲のセンスの良さにあると思ってます。
裏ジャケです
このころのUK盤に多い縦にすると全体が通る盤ですが、
この盤はさらに仕掛けがあって,全部で6枚のページに分かれていて、レコードは通常の背表紙の場所に空間が作られ、そこに納まるようになっている。非常に凝ったジャケです。
このアルバムを時系列的に申しますと、フェイセスと掛け持ちしていたロッドはバンドとしての最高傑作「馬の耳に念仏」(やはりこれは邦題がいいな)と「ウーララ」の間にこのアルバムは発表され、バック陣はほとんどフェイセスです。3枚を通して聞くと、ロニーレインの歌が無いのがこのアルバムか?それほどまでにロッド=フェイセスという感じですね。
このように豪華な6ページの見開き、真中のスリーブにレコが入るわけです。
ゲイトフォールドの写真、どこぞのフットボールスタジアムであろうか。
コンサートの写真、これは完璧にフェイセスの写真ですねー、ロニーのゼマスティスのかっこ良さよ。
もう一つのページは参加した人達、ロッドから一人おいてロニーレイン、ウッディー、です。ロッドのベイシティローラーズかあんたは!というタータンチェックですが全体を赤い色でまとめている所が流石ですわ。
イアンマクレガンとケニージョーンズはまだベットで寝ています。
ほら、ゴールポストに書いてあるでしょ。
曲順です
A面
-1 True Blue
-2 Lost Paraguayos
-3 Mama You Been on My Mind
-4 Italian Girls
[B]
-1 Angel
-2 Interludings
-3 You Wear It Well
-4 I'd Rather Go Blind
-5 Twisting the Night Away
A-1ロッドとウッディーの共作、いかにもフェイセスという感じ、後半に出てくる
ウッディーのゼマスティスギターのコードリフは最高です。
こーいうミディアムロッカバラードのうまさはロッドですよねー。
-2 いかにもう英国牧歌風。なんかストーンズもZEPもこーいった感じやってるよなー。素敵です
-3 このころのお約束ディランの作品。でもこれは未発表の歌のようです。
アレンジが英国風。ロッドの歌になっています。
-4 フェイセス風ドタバタロックンロール。 いかしてます
B-1 ジミヘンの曲でシングルカットもされました。
-2 短いインスト、これはウッディーの兄の作った曲、印税をプレゼントするために収録されたようです。
-3 大ヒットした前作のマギーメイのロッド&クイッティントオ、の楽曲ですが、ほとんどマギーメイとなんら変わらん。まぁいいんだけど。もちろん比較せずに単体で聞けば最高の一言ですね。
-4 バラードですが、この人って本当に歌が上手いなーとは思わないけど、才能だけで歌ってるわ。とは思ったりします。これもしみじみイイ感じ。
-5 最後はサムクックのロックンロール、勿論フェイセスでもアンコールかなんかでやっていました。日本ではメンタンピンが日本語にしてこのアレンジでやってましたねー。
ざーと聞き流しましたが、やはり捨て曲無し。UKフォークの香りもする優秀なロックシンガーのアルバムと言えます。
レーベルです。
自分的にはやはりマーキュリー時代のソロ&フェイシスの時のロッドは最高です。が、大西洋横断しアメリカに渡ってからのワーナー時代は遠慮したい。という感じです。同じような人は多いのではないでしょうか。やはりこの時代のロッドはUKトラッドの香りがするし、ディラン作品も多く取り上げてるし、UKスワンプという感じも多いし、金儲けよりも酒飲んでいたい感(笑)があって凄く好きですね。
今の悩みは、ファースト、とセカンドの「ガソリンアレイ」がどうしてもUKオリジナルが欲しくて(US、JP盤はジャケが全く違うのです)探していますが、予算的に無理なものが多くどーしたもんか?と悶々しています。
購入レコ屋 SORC
購入金額 3.500円くらいだったかな
参考資料 レコードコレクターズ フェイセス特集
私は“Every Picture …” の方が好きなんですが、いずれにしてもマーキュリー時代は良かったですね。
“Foot Loose…” が出た時にあれ?と思い、そこからきっぱり聴くのを止めました(笑)。
おはようございます、確かに前作の方が内容は良いかもです、ただ僕の持っている前作は日本初盤なんで取り上げるか悩んでます(笑)
僕はブロンディーツアーで生でロッド見てそれから嫌いになりました(爆)終わってから会場の折りたたみ椅子を蹴飛ばして怒って出てきた覚えがあります。なぜ怒ったのかはあまり覚えてないですけど。