Jesse Winchesterその1 Jesse Winchester
ルイジアナ出身のジェシウインチェスターのデビュー盤です。
以前からこのアルバムジャケは知っていました。しかし音を聞いたことがなかったのですがSORCさんで2枚売っていましたので聴かせてもらい速攻でゲット。
ザ・バンドのロビーロバートソン(以下ロビロバ)がプロデュース&ギターで参加、リボンヘルムもドラムで参加しているのです。
兵役を逃れてカナダに行き、そこでロビロバらに出会い意気投合して彼がプロデュースを引き受けたそうです。
SORCさんには、オリジナルとJP名盤復活シリーズの安いのが1枚づつありました。
双方ともに音を聞かせてもらい、ほとんどJP盤が遜色ない音だったのでひとまずJP盤を購入。
テクスチャー加工もほぼオリジナルに忠実に再現されているのですが、オリジナルはゲイトフォールドジャケに対しこの盤はスリーブです、まぁしょうがないですね名盤復活シリーズなんで(笑) 当初このアルバムは日本では発売されなかったらしいのですが輸入盤でかなり話題を集めたらしく,このワーナーが出したそうです。その後CBSソニーがオリジナルに忠実に再現された盤で発売したようです。
さて、この盤が話題を集めたのはなぜかというと、やはりオリジナルを買わなければわからないので、ジャケ欲しさに再度SOCKさんでオリジナルのプロモ盤も購入。
もちろんJP盤を何度も聞き返し、その内容の素晴らしさにやはりオリジナルで持っていたい、と思わせたのはやはりウッドストック周辺の土の香りがするアーシーな音に心を打たれたからです。
これがオリジナル
JP盤と違うのは右隅にAMPEXのマークが入っている点でしょうか、若干色が違いますが。
しかし、このふてぶてしい顔。「なんか文句あるのか?」と言っているようです。この後のアルバムジャケではもっと優しい顔で写っていますので、たぶんこの顔はかなり無理して怒っている表情を出していると思いますね。
ジャケ裏です
おんなじ顔、金太郎アメかっ(笑)。 1曲はロビロバとの共作ですが、あとはすべて本人の自作です。録音はもちろんベアーズビルスタジオ、エンジニアは当然トッドランブレンです。そして下の方に目をやると、デザイナーBob Cato とある、はてどっかで見かけた名前だ、と思ったらなんとザバンドのセカンド~最後のアイランドまですべてこの人がデザインしているのです。ウッドストックという村はアーティストが多く住んでいる村らしく、その中でも異色の人なんでしょうなー。だってザバンドのアルバムデザイン変なのが多いからね。
という事でこのアルバムもかなりおかしいデザインです。
ゲイトフォールドの内ジャケ、全部同じ写真でやんの(爆)
なんじゃこれ? フィルム代削ったんか(笑)
でもかなりの強烈なインパクトです。普通の人では考えれそうで、考え付きませんね。
もうこの手は一回きりしか使えないんで、このデザインはまさにオンリーワンと言えるでしょう(パロディはあるかもしれんけど)Bob Cato 恐るべし。
曲目です
A面
-1 Payday
-2 Biloxi
-3 Snow
-4 The Brand New Tennessee
-5 That's a Touch I Like Winchester
B面
-1 Yankee Lady
-2 Quiet About It
-3 Skip Rope Song
-4 Rosy Shy
-5 Black Dog
-6 The Nudge
A-2の心に沁みる事沁みる事、そしていろんな人に歌われているA-4、B-1まさに土の香りのするバラードです。
ロビロバがどこで弾いているのか詳しいクレジットは無いのですが、これがロビロバでなくて誰なんだ?といういかにもというパキパキのギターソロは随所で出てきます。
オリジナルのレーベルです
そして国内名盤復活シリーズのレーベルはワーナーのグリーン仕様
なんとなくこのグリーンを見ると、音が良さそうに思えますねー
その後のセカンドも聴かせてもらいましたがやはりインパクトに欠ける、と感じました。
やはりジャケのせいでしょうか?
Bob Catoさんの作品集でもあれば買ってみたいと思います。
追記 Bobさん検索してみたらものすごく作品が出てきました、S&Gやディラン、ジャニスのチープスリルやら・・・ ものすごく有名な人のようだ、作品集も洋書であるようです。
僕が知らなかっただけのようでした(汗)
購入レコ屋 SORC
購入金額 JP盤 1700円くらい
USオリジナル 3300円くらい