Bobby Whitlock その1 Bobby Whitlock
ドミノスではキーボードでしたが、このアルバムではアコを弾いている写真が多く使われています。なかなかシンプルでカッコいいジャケですねー。
この人、幼いころからゴスペルやったりして、ソウルフィーリングもあふれる歌は、クラプトンよりはるかに歌は上手いと思うし、ソングライティングも素晴らしいと思うのです、レイラでは、I Looked Away、Keep on Growing、Tell the Truth、Anyday、Why Does Love Got to Be So Sad?、をクラプトンと共作し、しかもほとんどの曲でクラプトンが主旋、ボビーが高音のパートのコーラスという感じになっています。そしてアルバムの最後のThorn Tree in the Garden(庭の木)は完全にボビーの曲で彼が歌っています。
(ちなみにこの曲はメンバー全員とディアンオールマンで、せーの で一発録りしたそうです。カッコエーなー。)
このようにほぼクラプトンと対等レベルでレイラを作ったのですが、なぜか脇役的な扱いを受け、解散後はあまりパッとしなかったようですが、このソロは本当にイイです。
裏ジャケです。本当にこのアルバムはレイラの延長線上にあるアルバムだと思うのです。ただしボーカルはクラプトンもうらやむスワンプ全開の気性の激しそうなスタイルなんですが、スローな曲はもうほとんどレイラの「庭の木」と同じレベルの素晴らしさ。
じつは僕はレイラではこの「庭の木」が一番好きな曲なんです。
ゲイトフォールドジャケの内側、アコの弾き語り写真です。そして左には恋人か奥さんでしょうか、ツーショット写真です。
ただしジョージっぽいギターの音はあまり聞こえてこないのですけどねー
曲目です
A面
-1 Where There's a Will
-2 Song for Paula
-3 A Game Called Life
-4 Country Life
-5 A Day Without Jesus
1曲目はジョージとクラプトンがギターを弾いてます、2曲目もジョージが、ベースはクラウスボァマン。 4曲目はブラムレット、ボニーレイトが共演。
B面
-1 Back in My Life Again"
-2 The Scenery Has Slowly Changed
-3 I'd Rather Live the Straight Life
-4 The Dreams of a Hobo
-5 Back Home in England
2曲目のクラプトンのソロは最高です、ハーフトーンのストラトが満喫できます。
とにかく激しい曲調はスワンプ爆発大会、ソローな楽曲はすべて「庭の木」と同じ感じ、捨て曲は1曲もありません!
少し気になる文を見つけました。A-2のSong for Paulaなんですが、この曲はなんとパティーボイドの妹であるポーラボイドにささげる、という文献を見つけたのです。Written for Paula Boyd, the sister of models Pattie Boyd and Jenny Boyd.
もちろんパティーボイドとはジョージの嫁でクラプトンが恋してレイラを作ったのは言うまでもありません。
しかし、いったいこれはどーいう事なんだろう?
この女性がポーラなのだろうか?謎は深まるばかりです。
しかしかわいいなぁ (爆)
レーベルはダンヒルです。
実はドミノスのメンバーはクラプトン以外はレイラ以降あまりパッとしないです。
カールレイドルは5年ほどクラプトンとともに活動しますが30代半ばでガンで死んでしまいます、ジムゴードンは実の母親を殺してしまい無期懲役に、そしてボビーは4枚程アルバムを出しますが、そのうち忘れられた存在に。ついでにいうと客演したディアンオールマンはバイク事故で死んじゃうし・・・
しかし、2008年頃にクラプトンと共演したビデオがUPされました、ベルボトムブルースをボビーが歌っています。
https://www.youtube.com/watch?v=fZNL0wvIj78#t=20
感慨深いです。
やはりレイラの共作された楽曲はボビーにとっては勲賞なんでしょうねー
この次にセカンドも凄くいいですよー
購入レコ屋 ナカシマレレコード
購入金額 3000円