Gene Clark その1 Gene Clark (White Light)
頑張って毎週末UPを目指していきたいと思うのですが、購入するLPがそれ以上のハイペースなので、ついていけないのが現状ですが(笑)。
今年から自分の管理のため購入レコ屋、購入金額も書き入れていこうと思います。
新年の最初の1枚は地味なアルバムです、がSSWの記念碑的な元バーズのジーンクラークの実質上のファーストソロ、有名な通称White Lightと呼ばれる黒いジャケットを紹介します。
このアルバム、半年間ずーと探し求めていました、もともとこの人についてほとんど知識がなく、バーズにいたことも知りませんでした。しかもバーズの楽曲はすべてロジャーマッギンが歌っていると思っていたのです、なんという情けない事だ。
今更ですが、バーズを聞きだしてようや-ン-ンクラークのメランコリックな歌声の素晴らしさに目覚め、どうしてもこの大名盤を聞いてみたかったのです。しかし運の悪い事にセカンドのアルバムの No Other を先に手に入れて聞きこんでしまい、その豪華さあふれるアルバムに比べいかにも地味なこのアルバムは、どこが名盤なんだろう?と当初疑問に感じてしまいました。
しかし、ジェシ・エド・デェイビスがプロデュース、スライドギター前面に参加していますので何度も聞きこむと素晴らしさがわかってきます。
真っ暗な夕闇?の中ギターケースに腰かけギターを弾いている印象的なジャケ、左上にGene Clark とだけ表記されています、渋さの極致的なジャケですね。
裏面にはクレジット、参加メンバーはジェシエドの他はあまりなじみのない人が多いですね(僕が知らないだけだと思いますが)
しかし、この作品も実に味わい深い、感動的です。
ジャケの印象とは対照的に1~2曲目の渋さ、本当にアルバムの出だしがこんな渋くていいのか?と思うくらいです、ジェシエドのスライドが脇を固めるというより、さりげなく後ろで流れます。A-3ははいかにもカントリーロック的なこの人らしい曲、ハープがいかしてます。そしてA面で一番素晴らしい4曲目。これまた地味に歌いあげてます。本当に最小のメンバーでこじんまりやっている感じですがそれがまた素晴らしい。
A面最後でジェシエドのスライドが爆発、というか本当にこの人のギター出しゃばることなく決めるところで決める!という感じでたまらん。ライクーダーと対極のギターですね。
B面は、出しから地味に歌い上げてます、B-2がこのアルバムのベストかな、くどいようですがジェシエドのギターとクラークのハープの掛け合いがもうたまらん。スライドのオブリガード、なんという素晴らしさなんだ。
意味もなくもう一枚ジャケ写真。
3曲目はBob Dylan/Richard Manuelの名曲、ザバンドのファーストの1曲目のあの曲です。これだけが他人の曲、あとはすべてオリジナル。
最後の曲も最高です。本当にこの人は素晴らしいメロディーラインも持っていると思います。最後にふさわしい劇的なフィナーレです。この曲に関してはジェシエドのソロといっても過言でないでしょう、
曲目です。
A面
-1. The Virgin
-2. With Tomorrow
-3. White Light
-4. Because of You
-5. One in a Hundred
B面
-1. For a Spanish Guitar
-2. Where My Love Lies Asleep
-3. Tears of Rage" (Bob Dylan/Richard Manuel)
-4. 1975
この後、アサイラムの移籍し豪華絢爛のNo Other を発表しますが、これも名盤だと僕は思いますね、次回はこれを紹介するつもりです。
あっー、このアルバムを聴いているとロジャーティリソンとか聞きたくなりますね(持ってませんけど、今探し中)
レーベルです、再発盤なんでいつ頃のかわかりませんが、たぶん70年代後期でしょう。このアルバムは大須の店でウエストコースト特集の時に見つけたのです。探していたので再発だろうがなんだろうが構いません。餌箱を漁っているときに見つけた「やったー」感。僕はそのために通販でなく足で探すことにしているのです。
今年はこういった渋い大名盤探しをやっていこうと思ってます
購入先 ファイハイ堂 レコード店
購入金額 英世2枚(少し高めかな?)
参照本 ウエストコーストロック シンコーミュージック