The Byrds その1 Mr. Tambourine Man
今は、バーズに関してひとまず集めています。当然60年代中期にデビューしたバンドですからUS盤の初回なんてそう簡単にはお目にかかれません、しかもかなり高価であると予想されます。購入する基準としてはもちろんUS盤が一番ですが、再発盤、日本盤の初期の物が購入基準です。除外するのはUS盤でもリィシュー物の裏にバーコードが印刷されているのは僕の基準に満たしていないのでやめます。(音がデジタルなんで)
今回購入したのは日本盤の68年の再発の見本盤です。日本ではこのアルバムは1965年に初回が出ているはずなんですが、それから4年後の再発物ですがSX-68シリーズなので音もいいかも?
購入額は英世1枚でした。
日本でのバーズの人気というのはビートルズと比べても天と地くらいの差があると思うのですが、やっている音楽は十分ビートルズと対抗できうると思います。
ディランの楽曲をバンドで演奏し、フォークロックという新たなジャンルを作り出しその後、サイケデリックロック、カントリーロックなどを次々に生み出し、70年代初頭までしぶとく活躍し、トムペティ、デッド、ジェファーソン、そしてイーグルスなど多くのフォロワーを作り出してます。
ビートルズと違う点は、メンバーが入れ替わり立ち替わりしその都度音楽性が変化していったことでしょうか。
曲目です、ディランの曲を4曲もやっています。
[A]
-1 Mr. Tambourine Man
-2 I'll Feel a Whole Lot Better
-3 Spanish Harlem Incident
-4 You Won't Have to Cry
-5 Here Without You
-6 The Bells of Rhymney
[B]
-1 All I Really Want to Do
-2 I Knew I'd Want You
-3 It's No Use
-4 Don't Doubt Yourself, Babe
-5 Chimes of Freedom
-6 We'll Meet Again
メンバーはリーダーのロジャーマッギン、ジムクラーク、デビッドクロスビー、クリスヒルマン、マイケルクラーク。
1曲目のあまりに有名なロジャーの12弦リッケンバッカーの素晴らしい音、しかし夜聞くと子供たちからギターの音がキンキンして眠れないとクレームが来るくらいです(笑)
2曲目はジーンクラークのボーカル、僕的にバーズの歌はこの人の声、という感じです(すでにこの人のソロアルバムは3枚買いました)
クロスビーもカッコいいリズムギターを刻んでます。これがこのアルバムのベストテイクかな、僕は初めてこの曲を聞いたのはトムペティのソロアルバムだったのですが、トムペティは完コピでやっていることが後から解りました(汗)
ところでこのアルバムの「SX68サウンド」というのは、当時ソニーがドイツのノイマンSX-68という最高のカッティングマシンを使ってカッティングしたレコードのみについているマークで鮮鋭な音の解像力、ゆとりのあるダイナミックレンジ、などが特徴である。と記してあります。
すべての曲において、3声コーラスが本当に素晴らしいアルバムです。オリジナル曲はマッギンークラークで固めていますが、ビートルズの影響も受けつつもウエストコーストのバンドらしいさわやかな楽曲が並べてあり何度聞いても飽きません。
ただし、一日中聞くと、ギターのキーンキーン音で耳がおかしくなりますね(笑)