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アナログレコード巡礼の旅

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The Band その1   Music From Big Pink

※ 2015年9月にこの作品の最初の投稿しましたが、所有している個体の状況が変わりましたので、加筆、訂正しました(2024年1月)

今回はアメリカンロックの最高峰、良心、歴史。などと形容詞がつくザ・バンドのデビューアルバム、歴史的な1枚であるMusic From Big Pinkです。

高校のころは、ディープパープル、ツッペリンなど聴いていたので、初めて聴いたときは、何じゃこの地味なバンドは、ロビーロバートソンのソロギターに「もっと気合い入れて弾かんかい!」と思ってました。


しかし20歳を超え、ディランに傾倒するようになると次第に当然ザバンドにもハマり始めました。

ただ、このビッグピンクを聞き込むまでには更に時間が必要でした。



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ビッグピンク、たぶん6回目に買い直しした個体で昨年ようやく手に入れたオリジナルのファーストプレスです。


ボブディランが描いた有名なジャケ、初回盤はBD表記がないです(その後はジャケの下にBD 1968と入ります)


裏ジャケです。今でも存在している、ディランとザバンドがここで何曲も録音した「ビッグピンク」です。現在は音楽と全く関係ない人が住んでいるらしい。

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ゲイトフォールドを広げるとバンドとファミリー、カメラマンのエリオットランディーが捉えた家族集合写真。ガースはすでにオッサンですね。


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この時、レヴォンの父母はアメリカにいるので左上にまるで中学校のクラス写真で欠席した子と同じように写ってます。


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69年に出たこのアルバム、以前はThe BandのすべてのアルバムはLPで持っていたのですが、CDに移行する時すべて売ってしまいました。


当然CDですべて買い直ししました。紙ジャケリマスターシリーズで全部揃っていたのですが、その後またアナログにどっぷりハマり



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写真の紙ジャケCD、ボックスCDはすべて売ってしまいアナログの予算に (-_-;)

何やってるんでしょうかねー 


さらに、2019年の事ですが、UKのmonoも手に入れてました。

思いっきりジャケにタイトル、バンド名が書かれてます。
しかも、スリーブジャケでジョージハリソンがUKキャピトルに両開きにしろ!とクレームした有名なペラジャケ、しかしピカピカの仕様です。


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裏ジャケは味もそっけもない文字だけに。


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これではジョージじゃなくても怒るわ。 しかしmonoが存在するのはUK盤のみ。という事でこれもUSと同じように我が家の家宝。


初めてこの作品聴いたのは45年以上前、リッチーブラックモア教団を抜けてアメリカンロック聞き出した時ですが、まさに「なんじゃこの音楽は?」という感じで全く馴染めず。それよりもリアルタイムとなった最終作の「ISLANDS」の方がはるかに解りやすくヘビロテでした。

Impression
実はいまだにこの作品をどのように書いていいのかわからないです。CDで買い直しした時期から(たぶん20年前くらい)俄然ビッグピンクは素晴らしい。と思えるようになりましたが、文章として書くことができないです。
ビートルズみたいに「ザバンドの音楽のジャンルはザバンドなのだ」と書けば簡単ですが、これ以上は自分の力不足(文章能力)で上手く書けません。

My Favorito Songs 
Tears Of Rage
イントロのロビーの枝垂れのようなギター、最初これ何の音かわからなかった。あまりに無防備な始まり。曲の内容は「どうしようもない家族の断絶」これほどオープニングに相応しくない曲もそうそうないが、それが効いてビッグピンクのオープニングはこれしかない。という感じになる曲です。

To Kingdom Come
リチャードとロビーのツインボーカル。ロビーが唄に自信がなかったのでガイドボーカルでリチャードがユニゾンしたのかも? エンディングのロビーのリバーブかかったギターがイイです。

The Weight
ここで、レヴォンのボーカル登場。当初は予備の曲でこのアルバムに入れるつもりはなかった。という話は有名です。サビの3人のコーラスの後のリチャードの「ウーハモ」素晴らしさ。なぜかリックがワンヴァース歌うとことか。すべてにおいてロックの歴史上最重要曲なのは言うまでもない。

Lonesome Suzie
リチャード渾身のバラード。目立たないがガースのオルガン、ロビーのオブリガードギターがかなり効いてます。

This Wheel On Fire
ディラン作、リックの代表曲にもなる邦題「火の車」イントロの変な音は何なんだろう?たぶんガースがやってると思いますが、いまだにわからん。コーラスで3人が歌うところがカッコいい。

I Shall Be Released
もはや説明はいらない世紀の名演。黙って聴いてさらに泣け! レベルです。

捨て曲なんてあるわけないですが、感想としてはこれだけです。


Label
USオリジナルのレインボーキャピトル。カタログNoはSKAO-2955 マトは両面3です。


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UKmonoです。カタログNoは T-2955 マトは両面とも1です。


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一応、USオリジナル、ファーストプスのマト1というのが最終目標なので、まだまだザバンドの旅は終わりませんが、次第にアナログも高騰し、先日はセカンドアルバムのオリジナル¥25.000円というのも目撃しました。

早く見つけて買わなければ、永遠に手に入らなくなってしまう

っーか。すでに入手不可能な金額だと思うけど  (;^_^A








by naruru-kato | 2015-09-25 20:08 | ● The Band | Comments(8)
Commented by パチ at 2015-09-06 19:55 x
Naruさま

こんばんは!
A面(?!)から来ました。

案の定、私では…

でも、今、ブルースのライブに来てます。
(なら、なぜソチラのブログでコメントしない(爆))

『Fridge』 関西のバンドで、京都の捨得と云うライブハウスです。
ブルースもイイデスヨネ。

また、Naruさまのギターも聴かせてください♪

またまた。
Commented by naruru-kato at 2015-09-07 08:18
>バチ様
こんにちは、コメントありがとうございます。

大昔、捨得に行ったことがあります。

京都、ライブハウスツアーと題して観光しました。

あと、サーカス&サーカスとか、たくたく  とか行った記憶があります。
Commented by MRCP at 2018-10-25 00:05 x
あの集合写真、ウッドストックのビッグピンクの周辺での写真だと長年、何となく思ってたんですよね。
リック・ダンコの兄弟の農場、カナダで1968年 エリオット・ダンディ撮影だそうです。
A Musical History に書いてありました。
ささいなことですが、意外だったので。
Commented by naruru-kato at 2018-10-25 07:10
> MRCP様
コメントありがとうございます。
リック・ダンコの兄弟の農場。そーなんですか、この家族集合写真もかなり革新的ですよね
たぶんこんな家族写真をアルバムに載せたロックアーティストなんていないんじゃないでしょうか?(その後オールマンとかまねしてますね)
情報ありがとうございました。
Commented by MRCP at 2018-10-25 14:20 x
サニーデイ・サービスの曽我部恵一が最近のマニアックな作品でこっそり集合写真を使ってます。
バンド好きな人なら、あああれだなと。
できるなら、香川県、丸亀に帰省した時に撮って欲しかった(笑)サニーデイ・サービスはPink Floyd原子心母の内ジャケの牧場の白黒写真とか、こっそりオマージュしてますけど、こんなの誰がわかるんだよ。
曽我部恵一はディランのアイ・ウォント・ユーやストーンズのカントリー・ホンクをきっちりパクって、リサイクルしてたり、あの時代のロック愛してるんだなと思います。
Commented by naruru-kato at 2018-10-25 14:59
> MRCP様
発見しました!the CITYというアルバムですね。

こーいう洒落っ気があるパロディは大好きです!
曽我部恵一はイベントなどの映像で見たことありますが、今度借りてきて真剣に聞いてみようと思います。情報ありがとうございます。


Commented by MRCP at 2022-04-08 21:33 x
6人いるのが気になるんですが
やっぱり、一番前で目立ってるのが、ディラン本人
ということでは?
Commented by naruru-kato at 2022-04-09 06:31
> MRCPさん
と言うことは一番前の人がディランということですね。(笑)

大好きな1963~76年くらいのUS、UKロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分が所有しているレコードについて思うままに書いてます、但し評論家ではありませんので難しい事は書きません。ジャケットについても同じように思ったことを書いているだけの自分本位のブログです。


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