アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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Young Rascalsその1    Good Lovin'

ブルーアイドソウルといえばやはりヤングラスカルズ、と言っても前回のラビンスプ-ンフル同様にこのバンドも全くノーマーク。今年に入り二枚のアルバムを入手したばかり、なぜ気になったのかというと、山下達郎がサードアルバの超名曲のGroovin' をカバーしていて、その曲は以前から知っていましたが(達郎のラジオの宣伝で良くかかるので)この曲がヤングラスカルズだと今年に入って知ったのです。(素人かっ)。

いや、ほんとにこんなブログやってるくせにこんなことも知らんのか!と怒られる人もいると思いますが、まぁー正直に書きましたので許してください(笑)

もともと、黒人のソウル系は全く聞かないのですが(どーも肌に合わんというか・・・決して差別的な事を言っているのではないですが)白人のソウルは結構好きで、昔のボズやホール&オーツなどは良く聴くのです。ですから今回のヤングラスカルズもすんなり入れました。っーか完璧に(超今さら)ハマりました。


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おそろいの訳の判らんスーツに身を包んだジャケ、ビートルズの襟なしスーツを意識したのか、さらにヘンテコなデザインのスーツと短すぎるタイ、おそろいのコーディロイのパンツ。本当にこんな恥ずかしい恰好で演奏していたのだろうか?B4でも例のスーツはすぐに辞めたと思ったが。この恐ろしい着こなしの流れはそのまま我が国のGSへと波及していきますわな。


ところで、バンド自体はかなり前から知っていてそれはこの本に載っていたから。

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この本、古本屋で買ったのですが、物凄く役に立ってます。
ヤングラスカルズは1964年にニューヨークで結成、メンバーはフィリックスキャバリエ(キーボード、ボーカル)エディブリガッティ(パーカッション、ボーカル)
ジーンコーニッシュ(ギター、ボーカル)ディノダネリ(ドラムス)のベースレスの変わった編成、4枚目からはヤングをとってただのラスカルズになります。

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僕が好きなのはヤングがついている頃のサードアルバムぐらいかなー。
ジャケ裏です。

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しかし、「白人のソウル」とは良く行ったもので、フィリックスとエディのボーカルは本当にソウルフル、特にエディは黒人じゃねーのか?と思えるほど。
曲順にリードシンガーが誰なのか書いてあります。非常に助かりました。

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このファーストアルバムは彼らのお気に入りのソウルのカバーが大半を占めていて、まさにソウルアルバムと言えるのです。※なぜか前年ヒットのディランのライクアローリングストーンもやってますが(笑)


曲順です
A面
-1 Slow Down
-2 Baby Lets Wait
-3 Just A Little
-4 I Believe
-5 Do You Feel It
B面
-1 Good Lovin
-2 Like A Rolling Stone
-3 Mustang Sally
-4 I Aint Gonna Eat Out My Heart Anymore
-5 In The Midnighe Hour

A面-1、ビートルズのカバーでも有名なこの曲。サビの部分の盛り上がりはB4にも競る勢いオルガンのソロもたまりません。-2、ここでのエディのボーカルのソウルフルな事、まさに熱唱です。-3、なぜかジーンの歌声にはあまりソウルフルな感じはないので、ここでは浮いて聞こえる。-4エディーの渾身のソウルバラード、まさに極上です。-5のみオリジナルですが、まだいまいちです。

A面はやはりエディーの-2,4が白眉ですね。

B面-1、大ヒットしたナンバー、そして-2は前年大ヒットしたディランのこの曲。
いくらヒットしたとはいえ、次の年にいきなりカバーするとは。例えば前年の日本レコード大賞の曲を次の年カバーするなんて、日本ではありえんでしょう(笑)
(例えが悪すぎますかね?)でも、サビの部分の迫力はすごい。
-3も有名なカバー。最後はウィルソンピケットのカバーです。

レーベルです。

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アトランティクのオリジナル グリーンですカタログ番号はSD8123ステレオ。

マトは両面とも3です。


この盤はヤフオクで落としたのですが、当初プチプチノイズが酷くて最悪でしたが、死ぬ程クリーニングして何度もかけていたらノイズがかなり減りました。
ノイズの原因は傷ではなくチリ、埃だったのでしょうか?


先ほどの本で筆者の小野さんは数あるUSAのアルバムカバーの特集から自分の思い入れの強いアーティストだけに寄与文を載せていて、それはバーズ、ザバンド、ザッパ、Jガイルスバンド、なのですがそのなかにヤングラスカルズも入っています。思い入れが強そうです。


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僕の場合、冒頭にも書きましたがラスカルズになってからはあまりなじめなくて(YouTubeで確認)どーしても初期の3作がお気に入りになってます。


大好きな60年代中期~後期のフォークロックも今後何を聞いていけばいいのかだいぶ的が絞れてきました。

初出シリーズはもう少し続きます。


購入レコ屋   ヤフオク    ベストサウンドレコード

購入金額    1200円

参考文献    1960~1970  ジャケで見るUSレコード








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# by naruru-kato | 2018-02-18 19:19 | Young Rascals | Comments(2)

Lovin' Spoonfulその1 Do You Believe in Magic

残念ながら、このバンドは今までずーとスルーしてきて全く興味ないものだったのです。このDo You Believe in Magic「魔法を信じるかい?」と題されたアルバムで思い出すのは同名のタイトルをパクって違う曲に仕立てている仲井戸(チャボ)麗市さんの歌くらいでして(汗)しかもその曲凄く好きで。僕にとって「魔法を信じるかい?」といえばチャボなんです。そんなお前の話はどーでもいいわ。という人がいると思いますので本題に。

ジョンセバスチャン、あのウッドストックフェスのアルバムでのオープニングで「I Have Dream」を歌っていた人、くらいにしか思ってもみなかったのですが、ママキャスを好きになり、ウッドストック系、特にマリアマルダーも好きになると、もうどーしてもこの人が出てきます。ママキャスが以前にマグワンプスというコーラスグループをやっていてそこでギターを弾いていたのがこのLovin' Spoonfulのギタリストになるザルヤノフスキー、ジョンはすぐにクビになったようですがマグワンプス解散後バンドを組みベースにステーブブーン、ドラムスにジョーバトラーを入れビートルズに影響された星の数ほど出てきたフォークロックグループの一つとしてデビュー、そしていきなりの大ヒットしたのです。


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シュリンクつきなんで上手く写りません。ジョンののほほんとした顔がいいね。

気づいてみれば僅か半年でラビンのスタジオは全部(サントラ除く)、ジョンのソロも8割がた、そしてマグワンプスとすべてオリジで揃えてしまった(笑)
裏ジャケです。


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デビューアルバムなのでメンバーの紹介文が載せられています。


西のバーズ、東のラビンスプーンフル。そんな感じで60年代中期のアメリカンロックをけん引していきます。ただしバーズがカントリー、サイケなどいろんな要素の音楽を実験的に取り入れていったのに対しラビンスプーンフルはアメリカントラディショナル、グットタイムな音とフォークロックを融合させていかにもアメリカ人が好きそうな音楽で正当に勝負したのが良かったのか、出るシングルはヒット連発。イギリスでも高い評価を得ます。まさに60年代中期を代表するアメリカンバンドになっていきます。


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オリジナルのインナーバック。


ところで、作家、村上春樹さんの本でジョギングしている時にラビンの音楽はまさにぴったりと書いてあったので、僕も走りながら頭の中でLP片面を流してみました(実際は走りながら音楽は聞かないので)。なんとなくですがイイ感じのイメージでした(笑) ただ大会に出たら音楽はラビンではダメです。やはりスプリングステーンのBorn to Runぐらいじゃないと記録は狙えません(笑)


曲順です
A面
-1 Do You Believe In Magic
-2 Blues In The Bottle
-3 Sportin' Life
-4 My Gal
-5 You Baby
-6 Fishin' Blues
B面
-1 Did You Ever Have To Make Up Your Mind
-2 Wild About My Lovin'
-3 Other Side Of This Life
-4 Younger Girl
-5 On The Road Again
-6 Night Owl Blues

A-1 ロックンロールの魔法を信じるかい?と高らかに歌い上げるタイトル曲、そして-2ザルのエッジが効いたギター、もうご機嫌です。-3ではジョン得意のブルースハープが炸裂。-6のグットタイム感もいかしてます。ここらがA面の白眉でしょうか

B-2~3これこそ、基本的にはブルースですが、ジョギングしてるときに都合がイイメロディ、最高です。-3はボーカルはザル? これも間奏のギターのコードリフが最高です。-4はサビのメロディが素晴らしく心に残ります。ギブソン系(であろう)のアコのバッキングも凄くイイ。最後はジョンのブルースハープをメインにしたインスト。ブルースハープではポールバタフィールドと双璧をなす、と思います。

レーベルはカーマストーラです。カタログNoはKLPS8050 マトはA-2、B-2です。

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さーと聞き流しますが、もう一度聞いてみよう、と思わせるアルバムです。

日曜の午前中にピッタリの曲が満載で、聞いていると本当にジョギングしたくなってきます、という事で今から10km程走ってきますねー(笑)


購入レコ屋   ナカシマレコード

購入金額    1800円













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# by naruru-kato | 2018-02-11 08:55 | Lovin' Spoonful | Comments(6)

Jeff Beck その1   Rough And Ready 

初出シリーズも佳境に入ってきました。今回は僕にとってのギターアイドル、でもあるUK最後の大物(笑)ジェフ先生。これから先、イギリスのアーティストで僕が新規に取り上げるのはこの人で最後かもしれません。(まぁ僕もジェフ先生と同じくらい気まぐれなんで、やっぱプログレ、パンクなんかも取り上げようと思うかもしれませんけどね・・・笑)

ちなみにこの先生の場合しょちゅうバンド解散させてますのでソロもグループも同じJeff Beck のカテゴリーにします。僕のブログの性格上ヤードバーズを取り上げることも無いと思いますし(笑)



ロッド&ロンとの第一期ジェフベックグループを解散しカーマインアピス、ティムボガードと組むつもりだったグループもとん挫し交通事故にも遭い、メンバー集めに苦労した挙句ようやく作った第二期のこのバンド。ドラムスはコージーパウエル、キーボードにマックスミドルトン、ボーカルは黒人のボブテンチ、100人のオーデションをして決めたベースも黒人のクラウブチャーマン。


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ジェフとコージーがあまりにも良く似てる、というお約束のコメントをしなければなりません(笑)



一般的に歌物のジェフのアルバムで最高傑作は自作の「Jeff Beck Group 通称オレンジ」になると思います、ある記事では圧倒的にオレンジでしょー。というのも目にしました。けど今回改めて両アルバムを聴いてみると、こっちの方が僕ははるかにイイと思いました。なんかオレンジって楽曲が散漫で(いろんなソウル系のカバーもあるし)、Rough And Readyの方が疾走感が素晴らしくバンドが一体となってる感じがします。


プロデュースもセルフプロデュースでオレンジはスティーブクロッパーなんでオレンジの方が優れている。という文もありましたが(それを証拠に二度とセルフプロデュースはやっていない)Rough And Ready の方がガツンときましたね。


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裏ジャケです、写真はなんら表と変わりません。この傾向はオレンジまで続きます。US盤ですが間違いなくアメリカで録音されていると思うのでオリジナルはアメリカなのでしょうか?ちなみにこの盤はセカンドプレスです。



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裏ジャケのクレジット。特にコメントすることは無いです。


ブルース色が強かった第一期に比べもう第二期は完全にファンキー系、モータウンを意識した黒っぽい楽曲です、ボーカル、ベースは黒人でなければなりません。そこにコージーの迫力なドラム(まだWバスドラやってません)そしてミドルトンのジャズフィーリングあふれるキーボード、縦横無尽に冴えわたる先生。


第一期はロッドとのバトルがイイのですがドラムがショボイし、この後のBBAではもはや「三大怪獣地上最大の激突」風はイイのですがボーカルが弱いし。そーおもうとやはり歌物時期の先生のベストはやはり第二期なんでしょうね。次作も同じメンバーで唯一つくったというのはジェフの歴史でもない事だし(笑)


今回はジャケ的にもうコメントしようがないので、短めにして楽曲です。

A面
-1 Got The Feeling
-2 Situation
-3 Short Business
-4 Max’ Tune
B面
-1 I've Been Used
-2 New Ways / Train Train
-3 Jody

A-1 コージーのカッコいいシンバルから始まりジェフのワウのカッティング、カッコいいー。セカンドバースでギターが両チャンネルを行ったりきたりワープする所なんて最高です、オープニングを飾るにふさわしい。後半はマックスのピアノソロ
今回はこーいうバンドでっせー ってな感じかな。やっぱドラムが決まると先生のギターも締まります。

-2 この曲もかなりの疾走感。一気にラストまで持って行ってしまいます。ここでもコージーが大活躍。途中で猛獣の鳴き声のようなギターソロが入りその後マックスのキーボードソロと1曲目と同じように続きます。ここまでは一気にきます。案外とアコのカッティングがこの曲のつぼです。

-3 この曲もファンキー、すこし楽曲の構成が甘く惜しいんだけど。

-4 マックスが持ち込んだインスト、ここら辺が自作のデフィニットリー・メイビーにつながってさらにインスト時代になっていくのでしょう。

B-1 A面ほどの一体感は感じられないオープニング、イントロのギターリフはどっかからパクってきたのでは?なんか聞いた事あるんだよなー、最後のギターソロはローポジを多用していてカッコいい

-2 二つの曲が繋がってます。このアルバムを代表する曲と言っていいんではないでしょうか? テンチの声の伸びも最高です。ただし映像見た事あるけど、歌う姿はただ単に歌っているだけ(笑) ロッドのようなカッコよさはありません。
しかし、いまいちこの二曲をつなげた意味が良く分かりません。

-3 最後は一瞬ビートルズのマーサマイディアか?と思わせるピアノから始まるこの曲はドラムとボーカルとキーボードで始まり途中から壮大な先生のギターが入ってきます。まさに宇宙的な広がりを見せるドラマチックな構成。最後を飾るにふさわしいです。

ちなみにベースの事は書きませんでしたが全曲にブンブン唸って独特のグルーブを出しています。このバンドにはふさわしいベーシストですね。


レーベルです

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オリジナルは黄色いレーベルです。これはセカンドプレスのオレンジレーベル
カタログNoはKE30973 マトは両面とも4です。


もともとジェフはモータウン系が好きな人ですが、この第二期以降はそのようなアルバムは無いと思います(っーかインストに行っちゃってるし)。たぶんファンキー系はこの2枚で満足してしまったのでしょうかねー



じつは、昨年末名古屋市中区に新しい中古レコ屋さんが出来て、初めて訪れてそこのお店から今回のレコは買ってきたのです。なんかイイ感じのお店で頑張って欲しいなー、と素直に感じました。


購入金額  500円

購入レコ屋  ラジオディズレコード



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# by naruru-kato | 2018-02-04 14:03 | Jeff Beck | Comments(4)

Facesその1    Ooh La La

FREEの切手張りジャケの次は、そのままの勢いでこれにしました。
ロックのアルバムでギミックジャケとしてはストーンズの「Sticky Fingers」ZEPの「Ⅲ」と並んで一度見たら忘れる事は無い!と断言できるフェイシスのウーララです。ちなみにFacesは日本語読みではフェイセズと書かれることが多いですが僕的にはフェイシスです。
スモールフェイシスからスティーブマリオットが脱退して空中分解する所をジェフベックグループからウッディー(ロンウッド)がギターで参加、そしてボーカリストにソロでもアルバムを作っているロッドを加入させ、ソロアルバムを同時に発売して人気になったロッドの相乗効果で一気にロックンロールバンドの王道に乗っかりますが、そのうちロッドのバックバンド的な扱いになり解散してしまいます。
このアルバムは最後のスタジオ録音盤で、このアルバムを最後にロニーレインが脱退してしまうのです。フリーと同じようにまたしても山内テツを入れバンドは続きますがライブアルバムを発表後ウッディーはストーンズへ、ロッドはソロでさらに大ブレイク、バンドは自然消滅的に解散します(超簡単なグループ史)。


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あまりにも有名過ぎるこのアルバムカバー。この人はWikiによりますと、イタリア人のコメディアンであるエットーレ・ペトロリニという人が演じたガストーネというキャラクターである。と書いてありました。

良く分かりませんけど。ちなみにエットーレ・ペトロリニという人はどーいう人か?と検索しましたが、ほとんどウーララのジャケの人。しかヒットしないので有名人ではなさそうです(笑)。



有名すぎますがひとまずこのアルバムのお約束。ジャケの上部を下に押すと


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このように、黒目が真中にきて口が開き、さらに押すとこのように成ります。



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アホらしすぎてコメントはないです、ちなみにすべてのジャケはアメリカの会社が作っているようです(日本盤は未確認)

このジャケの可動部分は誰もが遊ぶのでかなりダメージを受けている盤が多いのですが、このアルバムは奇跡的にほとんど遊ばれていませんでした(その代り自分で何度も動かして笑っていますけど)。


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なぜかウッディーを中心にメンバーの写真の裏ジャケ。ロッドが中心でもロニーでもひと悶着起きそうだし、ケニーとイアンでは荷が重すぎる(笑)ので妥当な配置です。


そして、問題のゲイトフォールドを広げるとこうなります。



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いくら合成写真でも、もう完全におバカ、下品、最低、ロッド「お前どこ見とるんや」ロニーの指先は「どこ、指差してんねん」(またも関西弁)となりますが、フェイシスのライブでは必ずオープニングにカンカン娘の踊りがついてくるので、「まっいいっか」という結論になってしまうのです。ちなみにUKオリジのA面レーベルはこの写真のレーベルマークになっています。

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ちなみにこの頃のロッドのソロもほとんどフェイシスのメンバーで録音されていたので変にロニーの声が出てくると「あーこれはフェイシスだったんだなー」なんて思ったりもしてしまいます(笑)

しかしこのクレジットをアップで見るとロッドは3曲で参加していません。


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ポスターが同居する超特大の歌詞カード。フェイシスのアルバムは毎回いろんな仕掛けがあって本当に面白いです。(なかなかオリジは買えませんけど)



肝心の音の方ですが、このアルバムはA面とB面では全く違う雰囲気になっています。A面はいままでどおりのドタバタR&Rバンド。B面はロニーの楽曲を中心としたカントリー風、スワンプ風、な楽曲が並びロッドも2曲だけしか参加していません。ほとんどロニーのソロのような雰囲気なのです、これはロッドがソロで売れていたので、このアルバム制作中にもスタジオにあまり来なくて、ロニー中心に録音が進められたのです。そして出来上がったアルバムをロッドが「最低のアルバム」と評した為グループの結束は完全に崩れロニーの脱退につながるのです。

ロニーが主体で作った結果、自分的にはミドルテンポの曲が多くなり非常に聞きやすくて(ロッドの歌の聞きやすいテンポというのが僕的にあるのです)僕は気に入っているアルバムです。



曲順です
A面
-1 Silicone Grown
-2 Cindy Incidentally
-3 Flags and Banners
-4 My Fault
-5 Borstal Boys
[B]
-1 Fly in the Ointment
-2 If I'm on the Late Side
-3 Glad and Sorry
-4 Just Another Honky
-5 Ooh La La

A-1 いかにもフェイシスっていう感じのドタバタ感がたまりません。途中でドラムが「おっととと」(笑)となる所など最高です

-2 全フェイシス楽曲の中でもかなり上位にランクされるであろう人気曲、僕も大好きです。ウッディーのゼマスティスと思われるギターの音もうるさいんだけどもそれもまた楽し。サビのボーカルとのユニゾンでのギターが最高です。

-3 ここでロニーが登場。この曲に限っていえばこれはロッドが歌った方のが良いのでは?ロニーではKeyが合わないな。

-4 これもフェイシスマナーに乗っ取ったいかにもな曲。ライブで受けがイイと思うのですが、ライブでやったかどうかは不明(笑)

-5 実はロッドはこーいうrock 'n' rollは合わないんじゃないか?僕的にはそう思っています。

B-1 なぜかインスト。何んか意味あんのかなー?

-2 いかにもロニーが作ったのではないか?と思われるナンバー、ロッドはこのテンポがイイですねー。後年ロッドがヒット飛ばす「セイリング」「胸に募る想い」なんてーの、の原型がここにはあります。

-3 こんどはまさにロニーという感じのロニー作の曲。この後のソロに続く牧歌的?な曲。この辺からB面はなんか違うぞ、感が増してきます。素敵な曲です、ロッドは不参加。

-4 これも完全にロニーの曲ですが、ここではロッドが歌います。たぶん自分では声が出ないと思ったのでしょうな(笑)  この2曲がB面の白眉でしょうか。

-5 表題曲、本来はロッドが歌う予定でしたが全くKeyが合わなくて仕方なくウッディーが歌っています。またそれがイイ感じ。後年ロッドもソロで取り上げていますけど(笑)。


レーベルです、US盤セカンドプレスかな? カタログNoではグリーンが初回だと思うんですがすぐにパームツリーに変わっているのでグリーンの出荷枚数は少ないのではないかと考えています。


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カタログNoはBS265  マトはA面1-A  B面 1-Bです。

ロニーがこれで脱退しテツを加入させて来日公演も行いますが、その後自然消滅。ドタバタパーティーバンドはこうして終焉してしまうのです。

ロニーも死んでしまいますが、何年か前にシンプリーレッドのミック・ ハックネルをボーカルにして再編成しますが、ロッドもロニーもいないじゃねー(汗)


ひとまず初出のバンド系をこのままもう少し突っ走るつもりです。渋めのSSWがお好きな方々(笑) もう少しお待ちください(爆)


購入レコ屋  ヤフオク(どこか忘れました)

購入金額   2000円


参考文献   レココレ フェイシス特集。


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# by naruru-kato | 2018-01-26 07:41 | Comments(4)

Free その1    Free Live!

ブリティシュハードロック(いゃーなんというカッコいいジャンルなんだ)のライブ盤としては5指に入ると思うフリーのライブです。初期盤は封筒に切手が貼ってあり、裏も封筒の中身を開けるとレコがでてくるというあまりにも有名なギミックジャケ。
日本再発盤のすべてが印刷してある情けない盤しかもっていなかったのですがようやくヤフオクでゲット(しかもメチャ安)したので紹介します。

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切手張りジャケです。メンバーの顔の左下にグループ名のアルファベットが一文字
ずつ記されています。(コソフ F ロジァース R・・・)

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セカンドプレスの再発からは切手部分が印刷になってしまい、その後日本盤CDではなんと白抜きで消されてしまう、という横暴がなされた切手部分


フリーと言えばブリティシュハードロックの王道ですが僕らの世代のロック好きにとってはほとんどの人がその存在を知るのは解散後だったと思います。僕が中2の頃バッドカンパニーがデビューしました。ZEPは難しくてパープルもクラッシック風で中学生の僕には無理だったのです(笑)。その時キャントゲットイナフの判りやすいメロディー、これまた非常に判りやすい簡単なギターリフ。もう夢中で聞いたものです。まさにバドカンが僕のハードロックの扉を開けたのです。そしてその流れで当然フリーに行きついたのです。


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その後、(たぶん)白人ロックボーカリストの頂点に立つ日本贔屓のポールロジャース(奥さんは女優、野添ひとみさんの姪御である清水マチさん)。こんなカッコいいベースは他に類を見ないのではないか?と思われるハネまくるアンディーフレーザー。もうほとんど感情だけのチョーキングビブラートでこれでもかこれでもかと、口をパクパクさせて弾き倒すポールコソフ、ほとんどモタッているかのか?とギリギリの線でドッタンバッタンさせるアフタービートのドラマー、サイモンカーク。この若き四人で結成されオールライトナウを含む「ファイアー&ウォーター」を大ヒットさせるも次作「ハイウェイ」(実は一番好きなアルバム)は全く売れず、解散発表、その後に出したこのライブです。まさに血が煮えたぎるような緊迫感(疾走感はない)3枚刃カミソリのような切れ味でこのアルバムは進んでいきます。

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このように上部からレコを取り出します。



当時のブリティシュハードロックの頂点と言えばやはりZEPとパープル、そしてブラックサバス。ビート系ではザ・フー、など。その中であくまでブルースベースですがこの若いメンバーのハードロックだけでは終わらない個性的な音楽性が良かったのかイギリスではかなり受け入れられたバンドになります(アメリカでは売れなかった)

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日本に来日し我が国初のハードロックコンサートと言ってもいいような伝説の神田講堂のライブを終え(この時点でメンバーの軋轢などですでに解散は決まっていた)その後このライブを発表し、僅か2年半くらいの活動歴でひとまず解散してしまいます。その後ポールコソフのドラック中毒を何とかしたいとの気持ちで再度4人でアルバムを発表するも1枚でフレイザーが抜け、コソフはギターも満足に弾けなくなり山内テツ、ラビットを入れ最終アルバムを発表、その後ロジャースとカークはバッドカンパニーを結成しアメリカで大ヒット、コソフはソロ、バンド等で再度ギターを弾きますがドラックによる心臓発作で死亡してしまうのです。

曲順です
A面
All Right Now
I'm a Mover
Be My Friend
Fire and Water
B面
Ride on a Pony
Mr. Big
The Hunter
Get Where I Belong

A-1 大ヒットしたこの曲。まさにロッククラッシック。サイモンのドタバタから、コソフのコードリフ、このリフはファイアー&ウォーターのバージョンとベスト盤のストーリーのバージョンでは弾き方が違っていて、このライブはストーリーのバージョンっぽいリフです、こちらの方がカッコいい。2回目のバースでコソフのコードリフがつっかえ(笑)ロジャースがすかさず「ヘイッ」と煽り、そこからようやくアンディーが「何やってんだ!」とベースを突っ込んでくる所が大好きです。ドラックのやり過ぎでボロボロなのかコソフはけっこうドジってます(涙)

-2 オープニングの興奮を冷ますような少しスローなブルース(実際の曲順は不明)。これもイントロのギターリフがずーと続いてカッコいい。レスポールとマーャルアンプの音。というのがはっきり判りますね。

-3 さらにスローなスローブルース。ロジャースのしっとりとしたソウルフルなボーカルが聞きもの。特に難しくもないギターソロが続きます。いやぁー しかし渋すぎる。

-4 そしてファイアー&ウォーターの印象的なイントロ、泣きのギターソロ爆発コソフはレスポールにライトゲージの弦を張っていてそれであのチョーキングを出しているのです。早弾きだけがギタリストの勲章ではない事を思い知らされるギタリストです。これだけ遅く弾いてこのグルーブ感、凄すぎ。

B-1今度はフライザーのとび跳ねるベースラインが気持ちいい、この人は上半身を大きく左右に振りながら独特のリズムを取ります。

-2 ある意味このアルバムのハイライト的なこの曲。もうこれはアンディーのベー  スソロの為の曲と言ってもいいのでは?これ以上遅く叩けるか?というサイモンのドラムから始まり「ポォーン、ポォーン」というベースリフ(言葉では表現不可能か)中間部のギターソロに続き変幻自在にフレットを行き来するベース。以前持っていたCDではベースの音が前に出てこないので凄さが判りませんでしたが、このオリジナルを聴くと、この曲でベースが前に出てこないリミックスはありえんだろう!ちなみにYoutubeで今聞きながら記事を書いてますがこれまたベースがよく聴き取れません)。

-3 そしてブルースの古典でもあるこの曲、いきなりコソフがミストーン。しかし関係なく曲は進みます。サイモンのアフタービートも最高!

-4 最後はなぜかスタジオ録音の新曲。どーしてこうなったのか判りません。しかしライブの余韻を冷ますような牧歌的なナンバーは好感が持てます。アーシーなこのナンバー。実はフリーのアコ系の曲では最も好きであったりもするのです。


レーベルです、パームツリーピンクリムのオリジナル。

カタログNOはILPS 9160 マトはA、B面とも - 1u STERLING LHです。


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激熱でしかも渋すぎるライブです。
あまりにも若過ぎてバンドをコントロールすることが出来なく(後日,本人達談)解散に追い込まれてしまうフリーです。コソフのギターもバックストリートクローラーではフリーでの演奏ほどのソロは弾きていません。アンディーもその後パッとしなくて埋もれてしまいます。ロジャースとサイモンだけがバッドカンパニーで大成功を収める訳ですがこのバンドにしてもファーストを超えるアルバムは作れていません。何年か前にフリーの記念DVDが出た時、ついでにコソフ以外の3人で再演を計画したらしいですがロジァースが首を縦に振らず流れてしまいました。
やはりフリーはコソフのギターが無ければできないと思っていたのでしょうな。

「もうこのバンドの事は歴史に埋もれさせておいてくれ」とロジャースは思っているのでしょうかね?


購入レコ屋    ヤフオク(レコ屋 忘れました)

購入金額     2000円


参考文献     DIG No28フリー特集
         レココレ フリー特集
 








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# by naruru-kato | 2018-01-20 19:22 | Free | Comments(6)

大好きな1965~76年くらいのアメリカンロック、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。レコードジャケットもいろいろと楽しいので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシングが大好きです。


by naruru
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